第1次、第2次能力世界大戦
「よう妖夢元気かー?」
「父さん…?」
「黙っていてすまない。まぁ、昔行ったんだけどなぁ、色々と怒られちゃったんで、記憶消したんだわ」
「まぁ、結局こうなることは予想通りだったんだろ、おっさん」
「ああ」
「すまないなぁ、いつもいつも家にいなくて。俺もなるべく会いたいが、会えないからなぁ。」
「えーとな、じゃあ、おっさんの代わりに俺が色々と話すよ」
「まずうちは代々能力使いというものが生まれたんだ」
「元は江戸時代の、我々のご先祖様だ。物を宙に浮かせられるというよくわからない出来事が起こってしまった。最初はそんなのデマだと思われていた。だが、何もないところでご先祖様が石を中に浮かせたところ、それが本当だと信じられた。そうすると、次々に能力使いが現れるようになった。だから最初は日本で能力使いが現れたんだ」
「そして、戦争が始まった。第1次世界大戦。そして、第2次世界大戦。この二つの戦争に我々が関わっている。元々は、
19世紀になると、ヨーロッパ諸国では産業が発達したことで生産過剰状態が続き、世界同時不況という状況に陥ります。生産品が自国の中では売り切れなくなる。
そこで、各国はこの不況から脱却すべく、そして市場を増やすべく、植民地支配に力を入れ出します。多くの国がヨーロッパの列強国の植民地などにされ、特にアフリカや東南アジアはメインターゲットでした。当時のアフリカは、エチオピアとリベリア以外の全土が植民地とされてしまう。
この植民地確保は多くの紛争を生み、さまざまな対立が生まれた。フランスを牽制するためにドイツは三国同盟としてオーストリアとイタリアと結び、対してイギリスはフランスとロシアと協商を結ぶ。イギリスはこの協商によって、ドイツを包囲することができた。
こうなると、各国が意識し合ったバチバチの状態です。例えば、ドイツは、ロシアの動き次第でフランスとの挟み撃ちにされる可能性がある、まずは中立国であるベルギーを攻め、次にフランス、そしてロシアを攻めるというシュリ―フェン・プランを打ち出しました。また、イタリアはドイツがベルギーに侵攻したタイミングで動くと宣言した。
第一時世界大戦の直接的な原因となったサラエボ事件がおこった。オーストリアのハンガリー帝国の皇太子夫妻が反オーストリア運動結社「黒い手」の1人であったセルビア人によって暗殺されるという事件だ、。
ものすごーく簡単に説明した。どうせお前じゃわかんないんだろうし。まぁちゃんと調べとけ」
「その時に裏では我々が動いていた、武器の調達、いわゆる裏で相当あんまりよろしくない方法で渡していたんだ、っていうか、元々この戦争ってこれが本当の理由ではないんだ。元々は能力使いの争いだった、自分の国に能力使いを手に入れ戦争を起こし、自分達の領土にする。」
「それが本来の目的だったが、もちろんそんなことはやってはいけない。だから、今の裏法律もできた。でも、裏法律は数年後、数10年後にできてしまう。で第1次世界大戦終了後の数年後、裏世界が発覚された、そこはパラレルワールドみたいな感じだった。そして、第2次世界大戦が起きてしまった。もちろんまだ裏法律はない。しかも以前よりも能力使いが増えて、より自分達の領土にしたいという意欲がどんどん湧いてきた。相当な死人が出た。知ってるだろう、核爆弾。あれは本来、例の国が出されたと言っているが、あれは能力使いが出した核爆弾だと言われている本来のところはわからん。まぁ、例の国が出したとか言っとけば、俺達は色々と嬉しいがな。第2次世界大戦の時、黒の組織というものがでた。知ってるだろ、お前も1回殺されてるはずだ。昔はリーダーが違ったらしいがな。全員能力、集団だまあ、うちの組織も全員能力使いだが。」
「んまあ、そんな感じでなんやかんやあったんだ」
「まぁ、詳しいことは今度また話そうか。じゃあ、俺帰ろっかなー。んじゃま、」
「緊急警報発令、緊急警報発令」
「裏世界にて、黒の組織の出現予想を確認。直ちに裏世界に急行してください。
場所はヨーロッパです。急いでください」
「なんかさ、どっかのアニメであったよね、襲われて戦っての繰り返しのやつ。なんかこれ似てね?まあいいや、行くぞ、お遊びの時間だ」