思いもよらぬ出来事
カタカタカタ方カタカタカタ
「うーん」
僕は前回の例のロケットランチャーの件の書類を作っていた
「こんなことやっとったら課題終わらんやん」
「加藤くんよ。俺の権限で学校の課題なしにしといたから好き勝手やってもらって構わないよ。」
「まじっすか?あざす」
「あー、そういえばその資料今度の会議で使うからちゃんとやっとけー」
「了解です」
「あー、終わった」
「加藤くん。」
「どうしました、武蔵さん?」
「ご飯食いに行こうぜ」
「いいですね、行こ行こ」
「知り合いが寿司屋をやってるんだ。今日はちょっと顔も見せに行くついでに行こうかなーと思って」
「いいですねー」
「うん、まあ多分知ってると思うけど」
「?」
「まぁ、行ってからのお楽しみで」
ガラガラガラガラ
「いらっしゃいませ」
と、女性の人が大きな声で言ったというか聞いたことのある声
「あっ」
「あっ」
「君のお母さんやね」
「えーーーーーーー」
「んまあ、とりあえず座ろ」
「何にしますか?」
「シェフのおまかせコースで」
「了解しました」
「まさか、いやー、やば」
「でも、ここの寿司はうまい」
「ほら、あれ」
「あれ、ミシュランの二つ星」
「お母さん相当すご」
「お待たせしましたー」
「いただきます」
「うまぁー!ーーーーー!」
「やろ?」
「所で母さん、僕がAHFの職員だってことを知ってる?」
「そりゃもちろん、武蔵さんに聞いたもの」
「まさかこんなに男らしくねえ」
「ここにお勘定を置いておくよ。」
「またのお越しをお待ちしております」
「美味しかった」
「さて、本部に戻るか」
「戻りましょうか」
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
「お、寿司屋行ってきたのか、」
「あー、美味しかったです」
「いやー、それはよかったよ」
「ちょっとこっち来てくれ、武蔵、お前も来てくれ」
「君のお父さんについて話したい。」
「ん?」
「まあ、あれだな、唐突に言うと、君のお父さんは職員だ。ヨーロッパ支部の、支部長をやっている。特殊戦闘部隊に配属されている」
「まって、状況が追いついていけません」
「っていうかなぁ、君のおばあちゃん、おじいちゃん、まぁ、ひいおばあちゃんとかだけどさ、AHFの創設メンバーなんだわ」
「えーーーーーーー!!」
「んだから、この組織との関わり合いがある、だから、君のお母さんが知っていたんだよ。」
「あー、言われてみれば」
「加藤正義入ってきてくれ」
「その名前って」
「君のお父さんだよ」
はい、結局この加藤家は相当凄い家庭でした