特異点
「恥ずかしいなぁ、それ」
「そんなこと言わないでください。仕方がないんですよ」
「やっぱりその子だったか、なんかどっかで見たことのある反応だったんだよなぁ」
「えーと、なんで加賀の情報を知ってるの?」
「あの時、加藤くん助けたよな。あの時、衛星から情報が回ってきたんだ。まぁ、加藤くんも、たかがそんだけだから連絡はよこしてくれなかったけど。。まぁ、別にそれぐらいだからいいけど。」
「というか、最初僕が選ばれた時に反応はなかったんですか?」
「1ミリもなかったよ。ましてや君の学校には能力者は君しかいなかった。ただ、珍しいんだよなぁ。急に能力に覚醒する人はいるが、必ず何か起こるはずなんだ。誰かに能力を擦り付けられたか?……」
「僕、そこまで詳しい話わかんないです。」
「まぁ、とりあえず医務室まで運ぼうか。」
「ワープ」
ワープって最強だと思った
「あっ、武蔵さん。」
「おっ、加藤くんじゃん。どうしたの?」
「んまあ、いろんなことがありまして。」
「あー、なるほど、大体わかったわ。」
「医務室の人はもうそろそろ来るから待ってて。」
「すいません、遅れました。」
そこにはめちゃくちゃかっこいい男性が!
「おっ、噂の加藤くんか!えーとね、まずねー!」
「おい、ちょっと。その話はまた後にしてくれ、」
「はいはいわかってます」
「俺の能力は、相手の状態を見ることができる。」
「えーと、ちょっと待ってよー。なるほどなるほど。」
「おっさんちょっと来てくれ。」
「ああ…」
「やっぱりこの子、加藤くんと同じですね。能力の構造は似ている。というか、もう全くとして同じだ。」
「わかった、このことは加藤くんには言わないでくれ。時が進んだらまた言う。」
「了解、」
「どうかしましたか?」
「いやまぁ別に何でもない。」
「ところで、僕と能力の構造が同じとはどういうことですかね?」
「はぁ」
「やっぱり能力使ってたか。」
「分かった。教えてあげよう。」
「じゃあ、俺が説明してあげよう。医務室担当の、志だ。よろしく。」
「よろしくです」
「まずは能力の構造というのは。基本的にはまずは違うんだ。まず、君の能力は想像したものを具現化できる能力。まぁ、特に加藤くんは義経さんに力をもらったという過程だよな。まだそこはいいんだ。でも、君の想像したものを具現化できる能力、そこに当ててくれ。能力は基本的に何かが違うんだ。例えば、おっさんなら相手が考えてることが分かるという能力だろ。例えば、はこの感じだと1部の構造が違う。必ず全く違う能力だとしても、必ず一個だけ揃うことはある。でも、君とこの子の能力の構造が完全に一致した。つまり。この子の能力は。君とほぼ同じということ。でも、君は見ただろ。指から弾が発射された。でも、もちろん君の能力は義経さんからもらったものだ完全に一致とはいったものもんまあ、多少は違うがな。」
「何らかしらの特異点がある。この子が回復するまでこっちで預かろう。この子の親には言っておく。まぁ、とりあえずお疲れ。」
「あー、加藤くんちょっといい?」
急に武蔵さんが話しかけてきた
「一緒にご飯でも行かないか?」
「あーでもお母さんもご飯作っちゃってますし。」
「じゃあ、先に帰ってて、自分の家に。俺も行くよ。」
「はぁ…」
今までサブタイトルの意味がよく分かっていませんでしたが、はいちょっとちゃんとヘルプとか読んでなかったです。ガチで大事なことしか読んでませんでした。今回も読んでくださり、ありがとうございました。