爆発物処理班2
地図とにらめっこしても位置関係がようわからん。
「こういう時はこれしかないかー」
機械化を実行します。
機体名RT-046 EXS。
・・・・・・Construction・・・・・・Complete。
「あなた、本当にどうする気…?」
「どうするってちょっとこいつの演算能力を借りようかと」
「借りるって…」
『了解。これより地形データを解析します』
機械音声が聞こえると、視界いっぱいににスクリーンが出てくる。そのスクリーンには大量の文字と数字がすごいスピードで流れていた。
5分後。
『解析終了。データ、表示します』
視界を覆っていたスクリーンがすべて消え、マップが表示される。
そのマップには地下通路も含まれていた。
「よし、出た」
「ほんとに!?」
「嘘ついてどうするよ…。それでどの辺に穴をあけたらいい?」
「…え、えっと…そうね…。街からだいぶ離さないといけないから」
「それじゃ、とっとと行くぞー」
「まったく…ほんとにでたらめね」
「…話に聞いていた以上です」
「ええ。だから頼れるのだけれどね」
「あなたがそこまで信頼する理由って何なの?」
「私にもよくわからないわ。でも…何とかしてくれる。そんな気がするのよ」
「変わったわね」
「そうかしら?」
「私もそう思います」
「リリーナまで…」
「おーい。何してんだー。早くいくぞー。時間ねえんだから」
「わかったわよ」
街から適当に離れたところでカーナリアに穴を掘ってもらう。
「ほんとにここでいいの?」
「大丈夫だって。それより梯子は?」
「それは私の方で対策考えてるから」
「何?飛べるとか?」
「そんなことできないわよ。私の魔法で地面に風魔法のクッションを作るから」
「へー、んなことできるのか」
「私、これでも魔法の腕には自信があるのよ。ま、勇者様の魔法使いには負けると思うけど」
勇者の魔法使いって…高木だったっけ。あいつならなんか割とすごい事とかしそうだな。
「じゃあ、やるわよ」
カーナリアはそう言うと茶色の魔法陣を展開させた。魔法陣が少し光ると俺が指定した場所の土が周りにどけられる。
普通の穴掘りだな。でも、速度は手でやるよりも早いし、これなら10分でできるかな。
10分後。
「できたわよ」
「サンキュー。じゃ、早速降りますか」
「あなた、その姿のままだと入らないと思うのだけれど…」
「換装するから問題ない」
「換装?」
「そうそう」
換装を実行します。
機体名TP-01 NOA。
・・・・・・Construction・・・・・・Complete。
機体名RT-046 EXSはクールタイムに入ります。
「ふぅー。換装とか初めてしたけど特に問題はなさそうだな」
というかctとかあるのか。これが完了するまで再度使えないってことだな。時間は…10分。…長いな
「あなた…姿を変えられたの?」
「変えられないとか言ったか?それよりもとっとと行くぞ」
俺は躊躇いなく穴に飛び込んだ。




