連絡
後輩たちと色々と話していると白い鎧を着た男が話しかけてきた。
「お話し中、失礼します。トラベラーは同行願えますか?」
「用件は?」
「呼んでくるようにとだけ騎士団長より言われております」
堅物だなー。と思いながら同行に応じる。というかそれしか選択肢がない。
「すまん。行くわ」
「はい、大丈夫ですよ」
「お前らも頑張れよー。じゃ」
軽く手を上げてその場を去った。
着いたのは騎士団長、レオナルドの部屋だった。
「失礼します」
鎧の男は軽くノックをしてから部屋に入る。
「トラベラーの方々をお連れしました」
「うん、ありがとう。君は下がっていいよ」
「はっ、失礼します」
男が部屋を出て行くのを横目で確認しながら部屋に入る。
「で、用件は?」
「直球だね」
「俺がネタを振るのはある程度信頼できる奴とテンションが高い時だけだ」
「そうかい。それで、用件だけどアイナから連絡がきてね」
「へー。ていうかどうやって?」
「あれ?聞いていなかったのかい?」
「ああ、聞き忘れてた」
「お主ってそういうところあるよな」
「俺は完璧超人ではない。常人と俺とでは天と地ほどの差があるからな」
「……差、大きすぎやしないか?」
「まあ、それはさておいて、どうやって連絡とってるんだ?」
「ある魔法道具を使うんだ。その道具は結構大きくてね、持ち運びは無理。第一量産できるような物でもないしね。だから、重要施設にのみ置かれているんだ」
「それで通信してると」
「そうそう。……仕組みとか聞かないの?」
「想像できるから聞かなくても十分だし」
要はあれだろ?固定電話みたいなもんだろ?それにそこまで通信機器には興味がない。
因みに俺達とアイナは伝書鳩っぽいことをしている。俺と澤田は、文字とか一切駄目だがファフニールが読めるようになったので問題ない。ファフニールは出発前に書斎で本を読みまくって覚えたそうな。
あいつ、もう邪龍じゃなくて知龍になれよ。割とガチで。
「で、とっとと用件話せ」
「それはアイナ自身に聞いて欲しい」
「あー、そういう事」
その後、移動して魔法道具がある部屋へ移動した。
「ここまででかいとは思わなかったわー」
目の前にあるのは工場ににしかないようなでっかい機械。
携帯ってすごいんだなって初めて実感した。
レオナルドから受話器を受け取り、アイナと話をする。
「久しぶり」
「ええ。そっちは元気でやっているのかしら?」
「定期的に連絡とってるしそれくらいわかるだろ」
「そうね。愚問だったわ」
「それで用件は?」
「手紙をちゃんと渡せたかの確認」
「信用なさすぎやしないか。というかそれぐらいレオナルドに聞けばすぐだろうが」
「そうだけど、直接聞いた方が安心するものよ」
「そんなもんかねー。というか用件それだけ?」
「いえ、もう一つあるわ。こっちは連絡というか警告」
「警告?」
「ええ。私の方でもこの前の襲撃について調べてみたの。そしたらどうも魔王が関わっているらしいわ」
魔王って…面倒事はやめてくれ。というかさりげなくフラグ立ててるんじゃねえよ。
時々というか結構頻繁に誤字脱字があったりするので報告いただけると幸いです。




