それぞれの経緯
「それで、そっちはなんでこの学園にいるんだよ」
「それはですね…」
「て言っても大体予想付くけどね」
「でしょうね!!というか説明を遮らないでくださいよ」
「知らんなww」
「うわー…」
「引いてんじゃねえよ。……一応確認だけどお前らが呼ばれたのって100年1度復活するとか言う魔王討伐のためか?」
「そうですよ。よく知ってますね」
「こっちでも色々と聞いてな。ま、その話は後でするわ。それで、なんでこの学園にいるわけ?」
「魔王が復活するまでまだ時間があるんでその間ここで特訓って感じですね」
「そうだろうな」
「やっぱ気付いてたんですね」
「よくある話だからな」
こいつらの事だし俺達と同じようにこの世界を楽しんでるんだろうなー。
「それで先輩はなんでここにいるんですか?」
「ああ、それな。俺達がこの世界に来て色々あったわけだけどめんどくさいから割愛するわ」
「え……」
「良いだろ別に。それでなんだかんだあって今はギルドでクラン立てて旅してる」
「ギルドって冒険者組合みたいなところですよね?」
「そうそう。クランっていうのゲームのチームみたいなもんだな」
「なんで旅してるんですか?」
「やることないからとせっかく異世界来たから」
「えっそれだけ?」
「それで十分だろ」
「はぁ、そうですか」
「帰ろうとかは思わないんですか?」
「思うと思うか?」
「いえ、全く」
「なら聞くな」
「ファフニールさんとの出会いってどんな感じだったんですか?」
「ん?我とこ奴らとの出会いか?」
紅茶を飲んでいたファフ―ニールも会話に入ってきた。
「我はこ奴らに借りがあってな。今はそれを返すために一緒にいると言った感じだな。まあ、それだけの理由ではなくなっているわけだが」
「借りってどういう物なんですか?」
「こいつ、洞窟で封印されてたんだよ」
「え……」
「それを解いたと?」
「そうそう。なんか変な機械があったから興味全開で分解したら解けたんだよ」
「解けるもんだったんですか?」
「実際解けてるからな。それにそんな難しい物でもなかったし」
「俺からしたら十分難しかったと思うけどなー」
「澤田と俺じゃ頭が違うからな」
「さらっとめっちゃ失礼なこと言ってません?」
「いつもの事じゃん」
「ダメだこの人たち……」
「何をいまさら。そんな事、会って1か月以内に理解しているだろうに」
「そうでしたね!」
「それでなんでこの学園に?」
「あー。ここに騎士団長の妹いるじゃん」
「ええ、いますね」
「そいつの姉のアイナってやつに兄と妹に手紙渡してくれって頼まれてな」
「アイナって人とはどういう関係なんですか?」
「なんだかんだでクランの事務してもらってる関係」
「大雑把だなー」
「だって説明めんどいもん」
他にもいろいろと話した。魔法やスキルについて、魔物や魔王の事などなど色々と。
だが、俺と澤田は自分たちの固有スキルについては話さなかった。
なぜかって?単純に忘れてただけ。




