思わぬ再開
タイトル 思わぬ再会「さて、やっとこさ解放されたわけだけどこれからどうする?」
廊下を歩きながらこれからの予定を相談する。
「とりあえず、この街を散策するっていうのはどうだ?」
「そうだなー。それがいいかなー。ファフもそれでいいか?」
「それでいいぞ」
「てことは別行動した方がいい感じか?」
「そうしたいところだけど、集合どうするよ」
「どっかで待ち合わせとかでいいんじゃね?」
「この街の地理とか全く知らないのにか?」
「あ―――…どうしよう……」
俺と澤田にに伝達手段などはない。スマホ?あんなものただのガラクタですよ。この世界じゃただの薄くて硬い板だな。
「ファフとかそういう系のスキルとか魔法とか持ってないの?」
「ないな。あったら言っている」
「ですよねー」
「ファフさんに探してもらうっていうのはどうだ?」
「俺達を?」
「そうそう。俺かつるっぴのどちらかを見つけたらどこかに待機させてもう1人を連れてくるっていうのは?」
「それ、我の労力が多くないか?」
「飛べるしいけるんじゃね?」
「街中で飛んだら目立つぞ?」
「却下だな。という事は一緒に行動という事になるな。別に一緒だからって何か問題があるわけじゃないし大丈夫だろ」
「そうだな。何かあった時にすぐに対応できそうだしそれで問題なさそうだな」
「結局いつもと一緒という形になるんだな」
「普通が一番ってことで」
今後の方針が決まったところで根本的な問題に気づいた。
「あ……」
「どうした?」
「まず、この学園から出られないじゃんという問題がに気付いてしまった」
「「あ……」」
2人とも気付いていなかったようです…。
「どうする?」
「いや、どうするって……彷徨うしかねえだろ」
「誰かに聞くという選択肢は…」
「「ない!!」」
「いや、そんなはっきり言わんでも…」
「ファフよ…。よく考えてみろ」
「何が」
「俺達にそんな高等テクができると思うか?」
「それくらいできるんじゃ…」
「断言しよう!できない!!!」
「いや、だからそんなキメ顔で言うなよ…」
その後、適当に話しながら彷徨っていると懐かしい声が聞こえた。
「あれ…?先輩じゃないですか」
「あ?」
こえの方を向くと見知った顔がいた。
部活の後輩達だった。
2年の松岡、1年の森田、船野、高木、前田の5人。
「なんで居んの?」
「それはこっちのセリフですよww」
「知り合いか?」
「ああ、ファフ。こいつらは元の世界での部活の後輩なんだけど…」
「先輩、その女の子はどうしたんですか?」
「まさか…誘拐!?ww」
「おいこら松岡w」
「先輩…ロリコンだからってそれはいけませんよww」
「先輩もついに犯罪に手を染めてしまったか…ww」
「つるっぴ…それはあかんぞ…ww」
「澤田―――!!てめえは俺のフォローをしろよ――!!」
「え、ちゃんとしてるやろ?犯罪しましたよっていうフォロー」
「お前いっぺん殺したろか…」
こういうやり取りは懐かしい。
部活をやっていた頃は毎日のようにこんなやり取りをしていたものだ。
なんか日常って感じがするな。




