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異世界で波乱万丈  作者: かめロンと深山傍喰
王都の勇者が知ってる奴だった
77/100

一触即発

 キラッキラッの装飾がされた部屋(多分客室)のいかにも高そうなソファーに座る。


「うわっ……やらか……」


 場違い感半端ねー…。

 思わず苦笑いがこぼれてしまう。

 それを見たレオナルドを少し笑って


「やはり、こういうのは苦手かな?」

「まあな。それもアイナに聞いたのか?」

「いや、聞くまでもない。君たちの反応を見れば一目瞭然だ」

「そうだろうな。で、妹はどこだ?」

「今呼んでいるからもう少し待ってくれ」

「はいはい」


 アイナの妹が来るまで俺達はレオナルドと話をした。話というか聞いていただけなんだけど。

 何を聞いたかって?そんなもの決まってるじゃないですか。…アイナについてだよ。

 この男、見た目によらずものすっごいシスコンなんだよなー。だからアイナの昔話を聞かされた。

 アイナ…今頃悪寒とか出てそう…。

 レオナルドがアイナの幼少時代を話し終わったらへんで部屋にノックの音が響いた。


「どうぞ」


 そう言うと扉を開けて中学生?ぐらいの少女が入ってきた。それも2人。

 1人は赤い髪、もう1人は金髪。

 レオナルドはすぐに立って一礼する。


「どした?」

「彼女…金色の髪の彼女はこの国の王女クリシア・カーバイン様だよ」

「王女ねー…。どう思う澤田?」

「どう思うって言われてもなー。つるっぴ的には?」

「うーん。まあ、アリだは思う。でも、なんか違うんだよなー」

「それは銀髪じゃないからとか?」

「いや…それもあるんだけどもっと根本的な部分が…」

「それは?」

「服が派手」

「あ、そっち……」

「なんだよ!大事だろうがよ!!」


 俺がそう言った瞬間、王女の後ろから人影が1つ出てきた。

 そして、鋭い金属音が鳴った。


「はっ?何?」


 一人の女が剣をこっちに向けて王女の前に立っていた。それとファフニールは自分の右腕だけを龍の姿に戻し俺達をかばうように前に出ていた。


「お主……一体どういうつもりだ?」


 聞いたことが無い声のトーンだ。


「それは私のセリフです。クリシア様への侮辱は許しません」


 そう言ったのはさっき出てきた人影。

 うわー。めっちゃ硬い女って感じの顔してるわー。いやだわーこういう人。

 服装は騎士というより執事っぽい感じかな?管理職とかやってそう。


「侮辱…確かに今のこ奴の発言は侮辱に近い。が、それだけで殺すのはちょっと理不尽じゃないか?」

「クリシア様を侮辱したのです。その行いは万死に値します」


 うわー…。ガチで殺意の目だー。こんな殺意今まで感じたことねえわ…。鳥肌やべえー。


「こ奴を殺されては困るな。何せまだまだ聞きたいこともある。こ奴を殺そうというのならこの国…滅ぼしてやろうか?」


 こっちもガチな奴だわー。もうやだ。原因俺だけど!

 今にも殺し合いそうな雰囲気が部屋中を覆う。

 ちょっと待って!レオナルド!なんでお前は止めに入らないの!?そんなお手上げみたいな顔すんなよ!


「そこまでですよ。カバンテ」


 低い声で王女が言った。それを聞いてすぐに剣を納める女。

 というか名前まで堅そうだな。


「私の従者が失礼しました。どうか許してはくださいませんか?」


 そう言いながら頭を下げる王女。それを見たファフニールは右腕を人の姿に戻した。


「いや…こちらこそ失礼した。すまない。他意はないんだ」


 あー、さっさと手紙渡して帰りたい…(´;ω;`)。

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