王都到着
なんだかんだで時は過ぎ、無事に王都に着くことができた。
「ここが王都かー。マールよりでかくね?」
「王都だしこんなもんじゃね?」
「いやだけどよー」
目の前にそびえたつ大きな外壁。
その外壁が何とも言えない圧迫感を感じさせていた。
「なんかさー……進撃の○人思い出すよな」
「そうだな。これ何メートルあるんだろ…」
「50メートルじゃね?」
「ほれ、さっさと行くぞー」
人型になったファフニールに促されて門へと向かう。因みに黒狼たちは外壁近くの小さな林で待機中。
「ほれ、カードを見せろ」
衛兵に言われるがままにステータスカードを差し出す。それを見た衛兵は俺とカードを交互に見ると
「少し待っててくれ」
そういうと奥の方へ入っていった。
しばらくすると戻ってきて
「すまない、待たせた。それじゃあ奥に入ってきてくれ」
衛兵について行くとある部屋に通された。
中に入ると白銀の鎧を着た美男子が座っていた。
「うわー……」
「すっげーキラキラ……」
「……だっさ…」
「聞こえているよ、君たち」
「あー、えっと……」
気まずい。どうしよう…。
「…ふふふっ。アイナに聞いていた通り面白い人たちだ」
「それはどうも」
「私はレオナルド。アイナの兄で騎士団長を拝命している者だ」
「自分たちは…ってこっちの事は知ってるのか」
「ああ。アイナに聞いている」
「そんじゃ早速」
俺は鞄から手紙を1通レオナルドに渡した。
「確かに受け取った。どうだ?せっかくだしこの街を案内しようか?」
「……あんたそんなに暇なの?」
「暇ではないが妹が随分と世話になったからね」
「今は俺達が世話になっているんだがな」
「それでも兄として何かさせてほしいんだよ」
「別にいいんじゃね?困ることもないだろ」
「まあ、そうだな」
「それじゃあ頼むよ。の前にだ」
「何かな?」
「アイナの妹の所に案内してくれ。そっちにも手紙を渡さなきゃならないんだ」
「それぐらい私が預かっておこう」
「いや、これは俺達の仕事だ。人任せにして物がどっかいったら洒落にならん」
「私を信用できないと?」
「当たり前だろ。あって数分のあんたをどうやって信用しろと?」
「ごもっともだ」
まあ、それだけじゃないんだがね。
自分たちが受けた依頼は自分たちで片づける。これは仕事をする者の責任と言う奴ではないだろうか。
レオナルドに案内されて俺達は王立キラウド学院にやってきた。
ここは国で一番の学園らしい。
貴族がわんさか。=人間関係ドロドロ。と想像するのは俺だけではないはず。
学園に入るや否や周りの視線が痛い。
「なあ……なんでその格好のままなんだよ。鎧外せよ」
「どうしてだい?」
「周りの視線が痛いんだよ」
「はははっ!そんな細かいことを気にしてはまだまだだぞ!」
「気にするだろうが普通!!」
とまあ、こんな感じで学園内を歩き一つの部屋に通されたわけだけれども。
「ザ、お嬢様学校って感じだな」
中は派手中の派手と言っていいほどの装飾。
アイナの部屋とは比べ物にならない。
この中で待つのか……。
外に出たい…(´;ω;`)。




