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異世界で波乱万丈  作者: かめロンと深山傍喰
ここはどこ、わたしはだれ?
7/100

スキル3

 俺達は息を整えて地面に寝そべる。

 地面は雑草が生い茂っているため寝そべってもいたくない。むしろ気持ちいいくらいだ。


「ヤベ、眠くなってきた」

「ここで寝たら死ぬぞ」

「なんで?」

「狼とかかが来たらやばくね?」


 ああ。そういう事か。


「死んだら死んだでそん時だろ?」

「俺はまだ死にたくないんだが…」


 俺はずっといつ死んでもいい的な感じで過ごしていたが、澤田はそうじゃなかったらしい。


「お前、やりたいこととかあるの?…結婚願望とか?」

「そんな感じ」

「俺は一生、彼女いない歴=年齢だわ」


 俺達は地面に寝そべりながら話続ける。


「それいいんか?」

「なにが?」

「ここやったら2次元の女の子みたいなことかいるかもしれんぞ!」

「それはこの絶望的な状況をどうにかしてから行ってくれ」

「せやかて工藤!www」

「wwwいきなりそれ言うのやめろやww」


 俺は起き上がってスキルを発動する。何か変化があるか調べたかったのだ。


「なんだこれ?」


 スクリーン右上に『COST(コスト)』と書かれていた。その文字の横に10/10となっていた。


「澤田―。お前、スキルどうなってる?」

「どうした急に?」


 澤田も起き上がってスキルを発動する。


「右上に『COST』って書かれてないか?」

「あるよ」

「どうなってる?」

「9/10ってなってる。なんやこれ」

「さあー…」


 さっき見た時にはなかった。少なくともさっきスキルを発動させたときには『COST』なんてなかった。

 考えられるのはスキルで出した物の限度だろう。しかし、どれがどのくらいのコストなのかがわからない。

 俺が出したのはスマートガンとサーバル。澤田は拳銃、双眼鏡、包帯、ナイフ。


「それぞれどれくらいなんだ?」

「えーと…あっ武器を詳しく見ようとしたら詳細が出てきたぞ」

「まじか!」


 俺はスクリーンのスマートガンの文字をを見ながら詳しく見ようとイメージする。

 すると、別のスクリーンが出た。スクリーンには武器の説明、出現に必要なコストが書かれていた。


「なるほどなー」


『スマートガン詳細:exsの主武装。本来はエネルギータンクを接続しなければならないが急ごしらえで小型のエネルギーユニットが装備してある。そのため、装弾数は少なく2発撃つとリロードを必要とする。そして、センサー類も外されているため高精度の射撃ができなっている。exsのアーマーを装備することで本来の性能を得ることができる。コストは7。


「コストたっか!」

「なんぼやったん?」

「スマートガンは7、サーベルは3」

「その分性能はいいとか?」

「exsの装備を付けないと性能は発揮できないってさ」

「ゴミやん」


 言うなよと内心で思いながらスクリーンを閉じる。ちなみに出したものを戻すことでコストは下がる。当然だな。


「澤田は?」

「俺は9ミリ拳銃が3、双眼鏡と包帯とナイフが2。性能は多分普通」

「澤田の方が使い勝手よさそう…」

「でも、つるっぴの方はコストが上がったら強そうやん。コストはスキルレベル上げたら増えるやろうし」

「だろうな。それに出せる物も増えると思う」


 じゃないとクソゲーだ。

 ていうかマジで眠い。


「ね~む~い~」

「寝たら死ぬぞ?」

「いいよそれで」

「なら今からあそこの森まで走れww」


 澤田はそう言って目の前にくらい森を指さす。


「それはひどくないですかねーw」

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