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異世界で波乱万丈  作者: かめロンと深山傍喰
旅に向けて…どうすればいいんでしょうね
60/100

EXSの力

 ファフニールから飛び降りてすぐに「機械化」のスキルを発動する。


 機械化を実行します。

 機体名RT-046 EXS。

 ・・・・・・Construction・・・・・・Complete。


 身体の周りにexsを模るように線が引かれていく。

 やがてそれは物質化した。

 俺の体はものすごいスピードで降下していく。


『姿勢制御……スラスター全開。』


 頭の中に機械音声が流れる。

 これがICSシステムか…。

 そう思いながら降下していく。

 ICSシステムによってスラスターが勝手に吹かされ、徐々に減速していく。

 しかし、速度を多少落としただけでスピードはまだまだ速い。

 そして、もの凄い轟音と共に地面に着地した。


『機体損傷率……0.00%』


 案外大丈夫だった。

 着地すると両目が緑色に光る。

 そして俺はゆっくりと立ち上がる。


「高所恐怖症じゃなくてもこれは怖いな…」


 煙がはれていき、周りの状況がはっきりと見える。

 足元につぶれた狼の死体が転がっている。

 うわー。グロ……。て、やったのは100パー俺か。

 周りを確認すると、


「あれ?…レナ?と…アイナ…。なんで?」

「あ…あなたは…?」

「あれ?わからない?あー、そりゃそうか。まあ、そんなことはどうでもいいや」


 さっさと着陸地点を確保しなければ、上にいる澤田たちが暇してるだろう。

 さて、行きますか。

 そう思った時、警告音と共に視界中央に黄色い文字が出てきた。


 ATTACK ALERT


 それを確認するとゲームの影響か、反射的にマップを確認しようとする。

 すると、右上にあったレーダー表示が中央に来た。

 中心に向かって急速に近づいてくる赤色の点が3つ。

 まあ、考えなくてもわかるな。敵だ。

 このレーダーがどのぐらいの尺度なのかは知らないが、感覚で敵がどの位置にいるのかがわかる。これもICSシステムおかげだろう。

 俺は左腕からサーベルを出し、振り返ると同時に敵を横に薙ぎ払うように切る。

 死体を確認するとシルバーウルフと緑色の肌をした小さい人型生物が2体。


「ゴブリンか?それ以外にこの外見で見合う奴はいないか」


 やっぱいるのなー。

 などと思いながら前を見る。

 魔物はこちらを警戒するように睨んでいる。この辺一帯を掃討しなければファフニールは降りられない。

 いや、正確には澤田が安全にファフニールから降りられない、というのが正しいだろうな。


「やるか」


 そう言ってACFデバイスとCFRデバイスを展開する。操作はすべてICSに任せる。

 俺にできるわけがない。

 俺はただ、スマートガンで敵を撃ち抜く簡単な作業。

 スマートガンがスマートガンするようになったおかげで照準はものすごく簡単になった。まるで、ゲームをしているかのように。

 ACFデバイスとCFRデバイスをICSが行っているおかげで敵はどんどん倒れていく。

 ものの3分でこの辺一帯を掃討することができた。

 地面にはものすごい数の魔物の死体が散乱していた。

 そして上からファフニールが降りてくる。

 合図は出していないがずっと地上の様子を見ていたのだろう。


「派手にやったな」

「うるせえよ。7割は俺じゃねえ」

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