薬草採取6
作業を続け、日が昇り切った頃。
「そろそろ飯にするか」
俺は背伸びをしながら澤田に言った。
「そうだなー。うっうっおふっ…」
澤田も腰を抑えて仰け反りながら言った。
「おい。その声やめろww」
「おふっおう…くっ殺せ!ww」
「最後のいらんだろ!www」
「wwww」
そう笑いながらファフニールの所へと向かう。
「どないー?」
「そうだな。これで100ぐらいはあると思うぞ」
ファフニールはまだ鑑定していない草の山を見て言った。
「昨日に比べてラフラ草の割合が多くなっていた。何かあったのか?」
「あーそれね。ラフラ草とシロモの見分け方がわかったんだ。シロモよりもラフラ草の方が若干大きい」
「若干って…我には見分けがつかんが…」
「ずっと見ているとわかるぞ。まあ、ミリ単位で物を見てきたつるっぴだからできたことかもしれないけど」
「澤田もわかるだろそれくらい」
「いや無理だから。俺は全くわからんし」
「まあ、お主等は食事をとっていろ。お主等が食べている間に我が鑑定すれば昼過ぎにはここを離れられるだろ」
「そうだな。じゃあ、あと頼むわ」
俺と澤田はミートカロリーを食べて、黒狼はリンゴを食べている。
「そういえばこいつらの名前とか決めていなかったよな」
「そうだな。つけるのか?」
「ないと不便だろ」
「まあ、確かに。でも、俺らにネーミングセンスなんてないぞ?」
「何かからパクってくるとかは?」
「それはまあ…ありかもしれないけど後で後悔することになりそう…」
「…ありそう」
かと言ってなんてつければいい?ダサくなくて、何もかぶらない物。なおかつこの2匹が納得する名前か…。うん無理だな。
「なあ、ファフー」
「どうした?」
「こいつらに名前を付けようと思うんだが何がいいと思う?」
「それはそ奴らと契約するという事か?」
「は?」
契約?なんで?
「契約ってどういうことだ?名前を付けると契約になるのか?」
「ああ。名前とはその者の魂と同意義だ。名前を付けてもらうという事は自分の魂を決めてもらうという事にもなる」
「ああー。なんとなくだけどわかったわ」
「という事はうかつに名前を付けられないというkとか?」
「そうなるだろうな」
そう言うことだとは…。あれ?じゃあ、ファフニールとかのすでに名前を持っている奴との契約はどうなるんだ?
「それはまた別の方法になる。少しややこしいから口答では難しいな」
「さいですか」
「とりあえず、名前は後回しってことだな」
「来るかどうかわからんけどな」
「よし終わったぞ」
ファフニールの鑑定作業が終わった。
ラフラ草は124本。シロモは167本。
さて、これからから帰るわけだがその前に。
「これどうするよ…」
目の前のシロモを見ながら俺達は悩んでいた。
「我は『アイテムボックス』のようなスキルは持っていないからな」
「そんなチートスキル待ってたら逆に問題だよ」
「置いて行くしかないんじゃないか?」
「それが一番手っ取り早いな。でも何本かは持って帰ろう」
俺は鞄の中にラフラ草を入れる。シロモは澤田の鞄に。
そして、ファフニールの背中に乗って帰路についた。




