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異世界で波乱万丈  作者: かめロンと深山傍喰
旅に向けて…どうすればいいんでしょうね
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薬草採取4

 日が暮れ始めた頃。


「終わったー」


 俺はそう言って後ろに倒れ込む。


「澤田―。何本あった?」

「23本」

「俺が20本だから43本か。あれだけあったのに半分以下とわね」

「ラフラ草は大きいからな。見た目よりも少ない」

「シロモは?」

「60本だ」

「……これがラフラ草だったら」

「言うな澤田…。悲しくなる」


 シロモがラフラ草だったら104本で依頼達成。即帰還できるんだがねー。


「そろそろ野宿の準備をしないとな」

「そうだな。と言っても準備するものないけどな」

「え?たき火とかは?」

「木がないだろ。それにお主等は寝るときどうするんだ?」

「「あっ…」」

「やっぱり忘れていたか」

「澤田――――!!」


 また、澤田を前後に振る。


「なんで俺―――」

「お前が何も言わないからだろ――」

「それはつるっぴもだろう」

「お前が悪い―――」

「ものすごい責任転嫁だな…」


「それよりもたき火どうするよ」

「その必要はないんじゃないか?幸い今日は月明かりが出そうだ。たき火が無くても物は見えるだろう」

「それはそうかもしれないがなかったらモンスターに襲われないか?」

「いや、逆にたき火があったほうが襲われる。あ奴ら気性が荒いからな。同族以外の生物を見ると襲ってくる」

「こわっ…」

「その辺は心配しなくていいぞ。我がお主等を守ってやるからな」

「そういえばファフは寝なくてもいいんだっけ?」

「そうだ(`・∀・´)エッヘン!!」

「……可愛いな澤田」

「ああ。癒される」


 ラフラ草とシロモをまとめて俺達は食事に入る。


「はい、カロリー○イト」


 アイナからもらった携帯食料を澤田とファフニールに渡す。


「ミートカロリーじゃなかったか?」

「カロリー○イトでいいんじゃね?」

「そうだ。俺達にはそっちの方がいい慣れているからな」

「そうか…。解ってはいたがお主等は大雑把だな」

「一部、こだわるぞ?」

「一部だろ!」

「ダメなのか?」

「もっと範囲を広げろよ…」


 雑談しながら俺達は食事をした。これを食事と言っていいのかは別として。

 そして食事を終えた俺達はある問題を抱えた。


「で、寝袋どうするよ」

「それな」

「我はこのままでも平気だが?」

「俺たちが兵器じゃないんだよ!」

「ツルノは地面で寝ていただろ」

「あの時とは別なんだよ。それに、草の上ってなんか嫌だ」

「ふーむ。それなら我に任せろ」


 ファフニールがそう言うと龍の姿に戻ってどっかへ行ってしまった。


「何しに行ったのあいつ?」

「さあ…」


 しばらくしてファフニールが戻ってきた。


「待たせたな。ほれ」


 ファフニールの背中から2頭の黒い狼が降りてきた。大きさはシルバーウルフぐらいか。いや、少しこっちの方が大きいか。


「どうした?この狼は?」

「お?お持ち帰りか?お持ち帰りしちゃったのか?」

「近くの森でスカウトしてきた。我らには忠誠を誓うと言っているから安心すると良いぞ」

「いや、安心と言われてもなー」

「大丈夫だ。お主等を傷つけようとするなら我が許さんからな」

「そうかい」


 ファフニールは人の姿に戻って話を続けた。


「こ奴らを枕代わりにすればいい。そうすれば多少のは眠れるだろ?」

「まあ、確かに…」

「それが限界だろうし寝ようぜつるっぴ」

「そうだな」


 そうして俺達は眠りについた。

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