再会
「ところで、ファフもパーティーメンバーなんだよな?」
「そうだが?」
「なんでできたの?」
「なんでと言われてもな。できたのだから良いだろう」
「と言われても気になるだろ?」
ファフニールは見ればわかる通り人間ではなく龍だ。ギルド登録なんてできないはずなんだけど…。いや、もしかしてできる?
「それよりクエストどうするよ?」
「依頼な。どうするも何もやるしかないだろ」
「でも、字読めないぞ?」
「何とかなるんじゃね?」
という事で依頼が張り出されているでかい掲示板に向かう。依頼書は不規則に掲示板に張られていた。
「雑だな」
「こういうもんじゃないか?」
「かもしれないけど、なんか気にならね?」
「工業高校生として気になるのか?」
「かもしれないけど、多分大元は俺の性格じゃないか?」
「なんで疑問形?」
「俺にもよくわからんからな」
と話しながらも依頼書を流し見る。
「うん。読めん」
「だな」
「上に同じく」
全員一致で可決した。
「どうするよ~。このままじゃ依頼こなせずに路頭に迷うぞ」
「ここはさっきの人に聞くしかないんじゃね?」
「それがいいだろうな。恥を偲んでいる場合ではないしな」
「邪龍ってプライド高いと思ってたんだけど…」
「200年前まではあったな。封印されてからあまり気にしなくなったがな。て、この話しなかったか?」
「したっけ?」
「知らん」
そんな感じで掲示板の前で話しをしていると後ろで大声がした。
「ああ!!!」
俺達はその声の方を向く。
そこには見覚えのある4人がいた。さっきの声を出したのは、えっと…ティアだっけ?
「「あ……」」
「ん?」
ファフニールは4人の事を知らないので首をかしげている。
「あなた達!どうしてここに!?」
と言われましてもねー。
「どうした?知り合いか?」
「知り合いっちゃ知り合いなんだけど、ちょっと厄介だなー」
「厄介以上だろこれ…」
俺達を指名手配にした本人たち。いや、実際に手配する判断を下したのは偉い人だろうけど、その原因を作ったのはこいつらだ。
「どういう繋がりなんだ?」
「……一言で言うと、指名手配した本人たち、かな」
「本人ではないだろうけどな」
「一緒だろ」
「いや、違うだろ」
「言い合いをする前に目の前の問題を片づけるぞ」
4人は警戒態勢に入っている。剣に手は触れていないがすぐに抜けるような態勢だ。
対してこっちは全く準備できていない。というか戦闘態勢というのが全くわからん。ファフニールなんて余裕こいて鼻歌歌ってるよ。この曲は…アニソンか。澤田の仕業だな。
「どうしてあなた達がいるのか教えてくれるかしら?」
「教えてくれと言われてもなー。直接、軍とかに聞く方が早いと思うぞ?」
「そのうちに逃げる気だろー!」
「は?いや、そんなつもり毛頭ないんだが…」
「そんな言葉を信じるとでも?」
駄目だ。こいつら、理由を教えろと言っといて聞く気ゼロってどういうことですかね?聞く気ないだろ?話し合いという言葉の意味を知っていますか?




