説明
「それではギルドについての説明をさせてもらいますね」
一通りの手続きが終わり、受付のお姉さんが説明を始めた。
「ギルドに登録された方、一般に冒険者と言われる人たちにはランクがつけられます。このランクはE~Sまであります。ランク昇格にはそれぞれ決められた昇格ポイントがあり、それを超えると昇格となります。ただし、C以上になると昇格ポイント以外にも条件があります。それはランクによって様々ですがほとんどが討伐関係の条件だと思っていてください。ランクには個人ランクとパーティーランクというものがあります。個人ランクは先ほどお話しした条件で昇格できますが、パーティーランクはそうではありません。パーティーランクはそのパーティーでどれだけ功績を上げられたかによって決まります。ですから、個人が強かったとしてもチームワークがなっていない場合は個人ランクよりも低くなってしまうことがありますので注意してください。そして、依頼にもランク付けがされています。依頼ランクが個人、もしくはパーティーランク以下の依頼しか受けることができませんので注意してください。最後にくれぐれも無理はしないでください」
なるほど…。わからん。
長々と説明をされたが半分以上頭に入ってこなかった。
「澤田は理解できたか?」
「ああ。つまりクエストをたくさんこなせってことだろ?」
「…なんか違う気がするけどそういう事でいいや」
「我はよくわかったぞ」
「ほほう」
「要するに暴れまわったらいいのだろう?」
「…やっぱり駄目だわこいつら…」
澤田は相変わらずの頭だし、ファフニールは完全脳筋思考。ファフニールが邪龍という事を初めて理解したかもしれない。
「そういうつるっぴはどうなんだ?」
「俺か?そんなの決まってるじゃん。理解してないよ?」
「お主も人のことを言えないではないか!」
「お前らよりはましだろ!。理解する方向性が間違っている奴と脳筋と一緒にされたくはない!」
「なんだと!誰が脳筋だ!」
「駄フさんに決まっているだろ」
「澤田までも…!澤田は悔しくないのか?ここまで馬鹿にされて」
「いやー。いつもの事だしな」
「…」
澤田の言葉にファフニールは言葉を失った。今、ファフニールは何を考えているのだろうか?少し気になる。
「あのー。わからなかったのであればもう一度説明をしましょうか?」
「あーお願いします。できるだけ簡単に」
「わかりました。簡単に言いますと、まずは依頼をこなして実績を集めてください。そして、昇格を目指してください。そうすればもっとたくさんの依頼を受けることができますよ。そして、チームワークを大切に。くれぐれも無理はしないようにお願いします」
「ありがとうございます。では」
俺がそう言うとお姉さんは一礼をした。俺と澤田もそれに答えるように礼をする。ファフニールは俺達の行動を見て不思議そうに礼をしていた。
「なぜ頭を下げたんだ?」
「礼儀の問題だよ」
「礼儀…そうゆう物かー」
「そうゆうものだ」
どこか納得のいかないファフニールだった。この後、澤田があれこれ教えていたがファフニールは理解できなかったようだ。まあ、そうだろうな。




