登録
「で、なんだかんだで着いたな」
ファフニールの文句を澤田と一緒に回避していたらギルドについてしまった。
「ここがギルドかー」
ギルドは周りの家同様に石造りで外見は古い映画館って感じかな?知らんけど。
「まあ、入りますか」
「そうだな」
俺は扉を開きながら澤田に言った。
「こういう知らない建物の扉を開ける時って妙に緊張するよな」
「あー、わかるわ。なんか今から面接するみたいな緊張感があるよな」
「…いや、さすがにそこまではないけど」
「え?無いの?」
「ねえよ」
扉を開けると、まあ、想像通りというかなんというか。アニメとかでよく見るような感じだな。説明下手ですまんな。
「で、何すればいいの?ファフさん」
「さあー」
「おい!そこ重要だろうが!」
「やっぱり駄フニールか…」
「やめて!そのあだ名やめて!」
「いやー。それはちょっと難しいですねー。俺たちの中でもう定着しちゃってるんで…すまんな、駄フニールww」
「諦めろ駄フニール」
「NO――――――!!」
ファフニールは頭を抱えてそう言った。
「さて、そんな駄!フニールさんは置いといてどうするよw」
「駄を強調するのはやめてあげろよ…。駄フのライフはもう0よ!w」
「お前も対外虐めるな…」
「うーん。まずは受付の人に聞いてみたらどうだ?」
「それが無難だな」
というわけでカウンターに言って受付のお姉さんに声をかける。
「すみませ――ん」
「はい。なんでしょうか?」
「ここで仕事を受けるにはどうしたらいいですか?」
「ギルド登録ですね。文字は書けますか?」
「はい、じゃなくていいえ」
「?」
あぶねえー。もうちょっとで日本語で書くところだったわー。ダメだな。ここは異世界。何事も慎重に行動しなければ。
「それでは質問しますのでそれに答えてください。私が書きますので」
「それはどうも」
そう言うシステムなのね。識字率っでどれくらいなのだろうか?少し気になるな。
「まず、お名前を―――」
と言った感じで質問は続いた。
聞かれた内容は名前と年齢、出身地、犯罪歴、戦闘経験の5つ。
出身地は適当にごまかした。「西にある小さな村の~…」的なことを言ったらなんか知らん村の名前を言われたからそれにしといた。戦闘経験もごまかし。なんかだるそうだったからな。
心配だったのが犯罪歴。なんか指名手配されていたみたいだからばれたらまた捕まるしな。でも、難なくクリア。どゆこと?
「以上で手続きを終わります。続いてパーティーについてですが、お2人で組まれますか?」
「まあ、そうですね」
「わかりました。ではそのように手続きしておきますね」
「我もいるぞ」
急にカウンターの上にファフニールが飛び乗った。
「え!?龍…?」
「我はファフニール。こ奴らのパーティーに加えてくれ」
「えっ、ファフニールってまさか…」
「ん?あー、邪龍と我は無関係だぞ。よく間違われるのだ」
「そ、そうですか。失礼しました。ではそのようにしておきますね」
成長したな駄フニール。
「どうだ!少しは見直してもいいんやで?」
「いや、まだ駄フニールは駄フニールだから」
「なんだと!?」
「ドンマイ…」
「同情するなら金、じゃなくて呼び方を変えてくれ」
「じゃあ、駄フ」
「違う!そうじゃない!というか変わってない!」
「変わってるじゃん。5文字から2文字に」
「ちがーーーう!!」
受付のお姉さんは俺達を驚きと不思議の眼差しで見ていた。そんなに変か?……変だな。




