食事
遅れてすみません。
今日は何回か出すつもりです。
コンコン。
ノックの音が部屋に鳴った。そのとたん俺たちは静まり返る。
「お食事の用意が出来ました。よろしければどうぞ」
「あ、はい」
軽く返事をして澤田たちの方へ向き直る。
「だとさ。行くか?」
「行くしかないだろ」
「それもそうだな。腹減ったし。というかファフは食べられるのか?」
「ん?我のような古龍は睡眠や食事などは必要ないが食べられないわけではないぞ」
「ふーん」
「ちなみに古龍以外の龍は睡眠や食事を抜くと普通に死ぬ」
「ほー」
だろうね。としか感想が出なかったが何も言わない。
「という事は一緒に行くのか?」
「そうだな。そうしよう」
扉に向かい、開けようとしたときに思い出した。
「というか、食堂ってどこよ?」
そう言いながら扉を開けると
「それではご案内します」
「あ、はい」
扉の前にいたメイドさんに何事もなかったかのように対応された。
さすがだなー。というかさっきの声もこの人か?
メイドさんに続いて廊下を歩く。
「にしても本当に長いなこの廊下」
「だなー。学校くらいしかこういうの見たことないぞ」
「学校よりでかくね?」
長い廊下を歩いて一つの部屋に通された。
「…予想通りだな」
「おう」
部屋の中央にとびきりでかい長机が置かれており、白いシーツのようなものが上に敷かれている。
まあ、よくある高級な食堂と言ったところの部屋だ。
「どうぞお座りください」
そう言われて椅子に座る。俺が真ん中で澤田が左、ファフニールが右だ。
ファフニールは椅子ではなく机の上に立っている。小さいからね。仕方ないね。
「少しはゆっくりできたか?」
俺の目の前に座るアイナがワイングラス片手にそう言ってきた。
「えー、まあ」
「なんだ。随分と他人行儀だな」
「慣れてないんですよ」
「ん?そうか?廊下の話を聞くに出はいいように思えたが」
「聞こえてたのかよ…」
「つるっぴの声はでかいからなー」
「そうだな。扉越しでも聞こえるでかさだ」
「自覚してるから言わなくていいよ」
「なら直せよw」
「知らんなw」
「おしゃべりはこのくらいにしてそろそろ始めようか」
アイナがそう言うとメイドさんや執事の人たちが次々に皿を運んできた。
「豪華だな」
澤田が独り言のように言った。俺も心の中で同意する。
ファフニールの皿も俺達と同じだ。その体に入るのか?
「それでは…」
「「いただきます」」
俺達はそろって手を合わせて言った。その様子を少し驚いたように見ているアイナ。
ん?何かおかしかったか?ファフニールは普通にしてるから特には…と言うかこいつ龍だから基準にならんわ。気にせず食うか。
大体、半分ほど食べた後でアイナが話を切り出した。
「一つ聞きたい」
「なんですか?」
「あなた達は異世界の人たち…かしら?」
その瞬間俺と澤田の手が止まった。ファフニールは言わずもがな食ってるよ。だからなんでその体に入りきるんですかねー。
というより、気付くのか―。いや、予想はしてたよ。色々と…。
澤田を見ると……こいつ、食べ始めやがった!また丸投げかー。
とりあえず。




