再度の危機
遅くなり申し訳ありません。
できる限り毎日投稿をしていこうと思いますができない日もあったりするのでその時はごめんなさい。
「アイナ様!大丈夫ですか!」
草むらから叫びながら出てきたのは5人。
杖を持った女が1人。神官っぽい女が1人。白い鎧を着た男が2人。男2人と同じ鎧を着たおっさんが1人。
「うわー。絶対めんどいだろーこれ…」
「もうやだ…」
「ヤるか?」
一匹だけ思考回路が違う奴がいるんですが…。
「なんでそう戦闘狂思考なんですかね…ファフさんは」
「200年も封印されていたからな。体を動かしたいんだ」
「ファフさんの運動の基準はきっと街が一つ破壊されるレベル…」
「いや、もしかしたら国が…。やめよう。これ以上想像してはだめだ」
相手を見ながら俺たちはくだらない話をしていた。
こうでもしないと気力が持たない。ただでさえさっきの戦いで体力どころか気力も限界なのに前の6人相手とかマジ無理。
「アイナ様!無事ですか!」
ザ・忠犬みたいな男がアイナと呼ばれる女に詰め寄っている。女はすごくうっとおしそうにしているけど。
うん。やられたことないけど俺もその状況だったらそんな顔するわ。
「こら。お嬢が迷惑だろうが」
「うっ。すみません」
もう1人の男に注意されてすぐに離れる忠犬。案外聞き分けがいいのか?さすが忠犬。
「さて、お嬢様。これはどういう状況で?」
「ガイル。こいつらは街で指名手配されている奴らだ」
「ほう。しかし何か増えていますな。あれは…龍、の子供ですかな?」
「おい、ファフ。お前子供呼ばわりされてるぞw」
「確かに見た目子供だしなーw」
「む!我はすでに500は超えておるぞ!」
「へー。俺らの何倍だ?」
「えーと。約28倍だな」
「どうだ!もっと敬ってもええんやで?」
「威張るような体格じゃないな…」
「おい!貴様ら!アイナ様の前で何を話している!」
うるさい忠犬だ。小声で話していたのがそんなに気に食わないのか?
なら
「これからどうするよ~」
「そうだな~。俺は今すぐ逃げたいかな~」
「我はどっちでもいいぞ~」
相手に確実に聞こえる声でいう。
「お前たち!!ふざけているのか!」
「「「もちろんです」」」
「……」
即答した俺達に相手は思考が停止している模様。
今のうちに…
「どうしよう…」
「逃げた方がいいんじゃね?」
「でも指名手配と化されてるぞ・どこに逃げるんだよ」
「ほら、別の国とか」
「無理だろ。第一俺たちは全く地理とかわからないんだぞ?一番知っているのはファフだが…」
「我の知る知識は200年前のものだぞ?」
「この通りまっっっったく使い物にならん」
「えっひどくない?」
「確かに…」
「ひどくない!!」
というわけで逃亡は望ましくない。というか逃げるのはもう勘弁だな。早く落ち着いた生活がしたいなー。
ファフニールは「ツルノだけならともかくサワダにまで言われるとか…。うっ。泣くぞ。泣いちゃうぞ…」などとぶつぶつ言っているし。
この際無視だな。
とそんな馬鹿な話をしていてもまだ相手方は戻ってきていない模様。話しできるかな?
「すみませーん。生きてますかー」
「はっ!」
「なっなんだ!?」
やっと戻ってきたか。それでは…。
「指名手配と言われても俺たちはあの4人を助けたつもりなんですが…。その辺ってどうなっていますか?」
「助けた?そんなウソを!」
忠犬は黙っておいてほしい。あんたは話ができないタイプだろうからな。
「リモートは黙っておれ。ここは私が話をしましょう。よろしいですかな?お嬢様」
「わかった。ガイル、お前に任せる」
「では。我々が掴んでいる情報はある4人組のパーティーがギルドに持ち込んだものです。その時にあなた方に襲われたという証言をしています」
「は?いやいや、俺たちは―――」
「つるっぴ。多分無駄だ」
「なんで?WHY?」
「ここに本人がいない以上覆すのは難しい。だからここはいかにすり抜けるかという事を考えた方がいい」
なるほど。最後の方はよくわからんがどうにかして見逃してもらうと…。…それって無理じゃね?
「まあ、とりあえず、だ。もし俺たちが同行を飲んだ場合はどういう待遇を受けるので?」
「それは簡単だ!」
また忠犬が出てきやがった。
「まず、お前たちを拘束する」
「はい」
「そして牢に入れる」
「はいはい」
「そして事情聴取」
「はいはいはい」
「それから拷問だ」
「はい。アウトー。逃げるの確定だな」
最後がアウトだ。確実にアウトだ。拷問されるくらいなら永遠に逃げてやる。幸いこっちにはファフニールとか言う最強の乗り物がいるからな。
さて逃げる準備をするか。




