これから
ブックマークや評価が少しずつ増えているのでなんか笑えてきます。
以後もよろしくお願いします。
邪龍のファフニールが新しく仲間となっった。という事で、ここにもう用事はない。まあ、元からないんだけど…。
「それじゃ、行くか」
俺はそう言って立ち上がった。澤田も続くように立つ。
「しかし、どこに行くのだ?」
ファフニールが俺の頭に乗るように飛んできた。普通なら重いはずだが何故だか軽い。
「なんか思った以上に軽いんだけど」
「それも『縮小』のスキルの効果だな。このスキルは大きさだけでなく重さも小さくできるのだ」
「へー。でかい奴には便利なのなー」
「それよりもどこに行くのだ?」
言われてみれば何にも当てはない。第一、ここがどこで近くに何があるのかなんてさっぱりだ。
「澤田ー」
「うーん。とりあえず街じゃないか?」
「確かになー。ファフ、この辺に街とかない?」
「ファフとは何だ!ファフとは!」
「だってファフニールってなんか長いし」
「うーむ。それなら仕方ないか。この辺に街だろう?我は200年前に封印されたんだぞ。この辺の情勢など知るわけがないだろう」
「となるとー」
俺は顎に手を当てて考える。だが、何も良い案など出てこない。
「とりあえずこの森を出ないか?」
「そうだな」
澤田の提案通り、とりあえずはこの森を出ることになった。
「の前に腹減ったな」
「この世界に来てからろくなもの食べてないからな」
この世界に来て食ったものは干し肉程度。それもほとんど食べていない。中途半端に食うと余計に腹が減る。
「食い物か?」
ファフが何か思い当たる節があるかのように言った。
「あんの?」
「ここには無い。だが、森に行けばあるだろう」
「森かー」
「何かあるのか?」
「いや、なんというか…ろくなことないからさ」
狼に睨まれたり、狼と戦闘したり、あの4人に追いかけられたりと本当にろくなことが無い。全部俺たちが始めたことがきっかけだけど。
「でも、ここを出ないと何も始まらんぞ?」
澤田の言う通りだ。ここは躊躇しているところではない。
「わかった。行こう」
洞窟を出ると雨は止んでいた。雨独特の臭いが鼻を刺激する。このに良いは結構好きだ。蚊取り線香の次ぎぐらいに好きだ。
「さて、食べ物でも探すか」
「でも、どうやって探すんだ?サバイバルの知識なんてほとんどないぞ」
「あー。確かに」
元の世界でも食べられる物と食べられない物の区別なんてつかない。そんな俺たちが異世界で食べられる物を見分けることなどできるわけがない。
「ならば我が取ってこよう」
「いいのか?」
「ああ。そもそも我はお主等に恩返しをするためにここにいるのだ。それぐらいは容易い」
「なら頼むよ」
「よろしく」
俺達がそう言うとファフは飛んで森の中へと入っていった。
ファフが帰って来るまで暇だが、特にやることもない。プラモデルの続きを作ってもいいがこう湿気が多いとなんか嫌だ。
「なあ、ステータスってどうなってるんだろうな?」
澤田がまるで独り言のように言ってきた。
確かにどうなんだろうか?狼と遭遇してから一度も見ていなかった。戦闘して走って邪龍にあったのだ。何かステータスに変化があってもおかしくない。
「さてどうだろうか」
俺は鞄からステータスカードを取り出して、変化がないか確認する。
澤田も確認している。
「「あっ」」




