未来へ
「何かあったのか?」
澤田が心配そうな顔をして聞いてきた。
「いや、何でもない。とっととここを離れるぞ」
「なんでまた…」
「さっき、この襲撃の首謀者と戦ったんだが、その時に俺を鋼鉄の悪魔と言ってな」
「身元がばれてると?」
「そこまでは言わん。ただ、このままここにいてもこの街に迷惑がかかるだろ?」
「まあ、確かに…。でも、次はどこに行くんだ?」
「そうだな…。獣人の国があるって少し前に聞いたな」
「つるっぴ、ケモ耳おなの子好きだもんな」
「うっせえ」
「後輩にはあいさつしなくていいのか?」
澤田がそう言ったが、俺は後ろを向いて言った。
「大丈夫だろ。また、どっかで会う」
「まあ、そうだな」
「あれだけの実力があれば死ぬ事はないだろう」
「そうなのか?」
「ああ、なかなか見込みがあったぞ」
「駄フが言っても説得力がないな」
「あ!また、駄フと言ったな!」
「…もう、甘んじて受け入れろ…」
その後もファフニールは俺達に抗議してきたが俺は取り合わなかった。
澤田は得意の屁理屈でファフニールを翻弄していた。
あいつの屁理屈ってマジですごいんだよな。
正に、ああ言えばこう言うって感じだ。
「そう言えば、つるっぴはなんかあったのか?」
「ん?何が?」
「さっきから顔が変だからさ」
「ああ、それなー…」
そう言いながら俺はステータスカードを見せた。
「どうなってんだ?」
俺のステータスカードの一部が灰色に変色していた。
「わからん。ただ、さっき変な表示が出てきた」
それは俺が澤田を待っている時に起きた。
突然、スクリーンが現れたのだ。
そこには『機械化 進行度20%』と書かれていた。
「進行度?」
「…おそらくそれは機械化というスキルに浸食されている割合だろう」
「だろうな」
この前、ファフニールが言っていた「このスキルを使い続ければ俺がいつか機械になる」と。
「何か変化とかあったのか?」
「右目が見えなくなった」
「…は?」
「いやだから、右目が見えなくなった」
「でも、普通の目だぞ?」
「そうなのか?」
「ああ」
「でも、俺は見えてないからなー」
「どうなってるんだ?」
「おそらくそれが浸食されていると言う事なのだろう」
ファフニール曰く、俺の右目の視力がスキルによって奪われた、と。
「そんなことになるのか?」
「さあな。お主等のスキルは特別だ。おそらく自分の願望を叶えるのだろう。お主は機械になりたいと前言っていたな」
「そうだっけ?」
「言っていた。だから、スキルがその願いを叶えようとしているのだろう」
「ふーん」
まあ、機械になったらそれはそれでいい。
でもまあ、機械になる前にもっかいするめは食っておきたいな…。
そう思いながら、次の街を目指した。
続きが迷走してきてしまったので、申し訳ありませんがここで打ち切りにさせてもらいます。
今まで、読んでくださりありがとうございました。
(なんかきりがよく100話で終わった…)




