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200文字小説集

サイン帳(200文字小説)

作者: 日下部良介

卒業式が近づいて来た。

「一言お願い」

そう言ってサイン帳を渡された。

殆どの女の子たちがサイン帳を持ってクラスメイトの間を行き来している。

『卒業しても友達でいようね』

そんな言葉を何度も綴った。

上辺だけの言葉ばかり。


本当の気持ちを伝えたいのは一人だけ。

彼女のサイン帳に書いた僕の言葉。

『一日一善』

なんて間抜けなんだ。


「この言葉は私のためにだけ?」

彼女が聞いた。

僕は頷いた。

「だったら、毎日会わなくちゃだね」





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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは。 拝読して、ラストの切り返しに心射抜かれました。 いいなぁ、こういうの、とても好きです。天晴れですね。 素敵な作品をありがとうございました。
2013/02/22 09:56 退会済み
管理
[一言] なるほど。 この切り返しはいいですね。センスあるな。 さすがです。
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