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REGINA BELLE『AFTER THE LOVE HAS LOST ITS SHINE』(1987)


 今回はディズニー映画、『アラジン』のサントラなどでも有名な女性シンガー、レジーナ・ベル。

 彼女のデビュー・アルバム『ALL BY MYSELF』(1987) から、『AFTER THE LOVE HAS LOST ITS SHINE』を取り上げたいと思います!



 前回のジェラルド・アルストンに続き、ソウル〜R & B系シンガーの登場ですが、これには理由があります。

 

 まだソロ・デビュー前のレジーナの才能を見出し、マンハッタンズのアルバムでデュエット・パートナーに大抜擢したのが、他ならぬジェラルド・アルストン。

 レジーナにとってジェラルドは恩師であり、本エッセイでもジェラルドに次いで紹介すべきアーティストだったと言えるのですね。



 レジーナ・ベルは1963年生まれ。

 スタイリッシュなクール・ビューティーといった印象のルックス通り、どんなに熱く歌っても汗臭さを感じさせず、内に秘めた更なる情熱が滲み出る様な歌唱が魅力のシンガーと言えるでしょう。


 『AFTER THE LOVE HAS LOST ITS SHINE』の歌詞はもう、それはそれは真摯なラブ・ソング。

 「愛がその輝きを失っても、真実の愛は決して死なない。だからどんなに辛くても、絶え間なく愛と努力を注ぎ続ける」という内容で、デビュー・アルバムならではの丁寧でひたむきな歌唱も、この曲にはピッタリですね!


 まさに映画のサントラの様な、壮大な盛り上がりを見せるアレンジとともに、レジーナの情熱と覚悟の入り混じる歌唱力にねじ伏せられる1曲で、感涙を禁じえません。

 事実この曲は、結婚式で決意のテーマソングとして使われるだけではなく、号泣したい時の失恋ソングとしても絶大な支持を受けているのですから。



 ディズニー映画のサントラ曲が大ヒットし、セレブの仲間入りも出来たレジーナでしたが、本人は至ってマイペースにやりたい音楽に忠実です。

 

 目まぐるしく変わるアメリカの音楽シーンに於いて、小銭稼ぎのためにレコード会社の言いなりにスタイルを変えるのはつまらない。

 オーソドックスなソウル〜R & Bスタイルが歌えるジャズ系アーティストの作品や、ブラック・ミュージックの歴史と女性にリスペクトを払ってくれる、一部のヒップホップ系アーティストの作品に客演する以外は、自主制作アルバムとツアー活動に精を出していますね。


 レジーナ・ベルの作品は、大手サブスクにもしっかり揃っており、私が持っている彼女のデビュー・アルバムとセカンド・アルバムをセットにした輸入盤CDも購入可能。

 まずは一刻も早く、『AFTER THE LOVE HAS LOST ITS SHINE』を聴いて欲しいと思います!

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