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GERALD ALSTON『THE BEST IS YET TO COME (邦題:ふたりの始まり) 』(1994)


 「秋の夜長に浴びたい! 激推し洋楽バラード!」


 その記念すべき第1回は、私の大好きなアメリカのソウル〜R & B系大御所シンガー、ジェラルド・アルストン。

 彼の知る人ぞ知る名曲『THE BEST IS YET TO COME (邦題:ふたりの始まり ) 』を取り上げたいと思います!


 

 ジェラルド・アルストンは1951年生まれ。

 父親が牧師さんであったため、幼い頃から教会とゴスペル音楽に親しみ、1970年、弱冠19歳で中堅人気ボーカル・グループ、『マンハッタンズ』のリードシンガーにスカウトされました。


 ソウル界のレジェンド、サム・クックに強い影響を受けたジェラルドの高めのハスキー・ボイスはグループの新たな看板となり、マンハッタンズは70年代から80年代前半まで多数のヒット曲を生み出したのです。


 しかしながら、80年代も後半になるとビジュアルやダンスを重要視したR & Bアーティストが増え、シンセサイザーを多用した打ち込みビートの台頭もあり、伝統的なボーカル・グループの限界を感じたジェラルドはソロアーティストに転向。

 88年から95年の間に、日本でも4枚のアルバムがリリースされました。


 当然だが、シサマは全てCDで持っている(笑)。



 『THE BEST IS YET TO COME (ふたりの始まり) 』は、残念ながら最後の日本盤発売アルバムとなった『FIRST CLASS ONLY』からの1曲。

 イントロは90年代前半のヒップホップで流行りまくった、細い高音でうねるシンセメロディーがまず耳を捉え、続いて70年代ソウルを思わせるスローな語りと、トレンドと伝統の両方に配慮した作りです。


 歌詞の内容は、「自分を選んでくれた恋人を喜ばせるために、いつも少しだけ最高の愛は後に残してある、最高な事はこれから来るんだよ」というもの。

 

 当時42歳だったジェラルドは色々と脂の乗った男盛りだったと思われますが、声は高めの美声で、ファッションもお洒落かつ体型もスリム。

 実に女たらしな極上バラードですね!


 歌声は高めのハスキー・ボイスですが、甲高かったり耳障りだったりする事は一切なく、リスナーの感情の(ひだ)を撫で上げる様な、凄まじい歌唱力と表現力に圧倒されます。

 計3回聴けるサビのメロディーは、同じ歌詞であっても3回全て違う表現と意味を持たせてあり、1度ジェラルドの歌にハマってしまうと、恐らく30年は抜けらないでしょう。←ソースは俺



 現在、この曲が収録されているアルバム『FIRST CLASS ONLY』のCDは廃盤で、サブスクの配信サービスでも見当たりません。

 しかしながら、Youtubeにちょくちょくジャケ写とともに動画が上がっており、『MELODIC MIRAGE』というチャンネルでは、この曲をはじめとするレアなソウル〜R & Bの名曲が沢山あるみたいです。


 私の人生の一曲が、いきなり聴くにはハードルの高い存在になっていたのですね……。

 やはりこれは、「なろう」で1話あたり平均15000文字の作品書く男の愛する曲ですよ!←誇らしい


 第1回はやはり、一番好きなバラードを選びたい。

 マイナーな曲は聴くまでに多少手間がかかってしまうかも知れませんが、これから冬が来るまでの間、バラードの名曲をガンガン紹介していきたいと思います!



 ……ちなみにその後のジェラルドは、敬愛するサム・クックのカバー・アルバム、マンハッタンズ時代の仲間とのデュエット・アルバム、ルーツ回帰のゴスペル・アルバムを発表。

 72歳になった現在も、新メンバーで再結成したマンハッタンズなどでマイペースなツアー活動をしていますよ。


 また、ジェラルドのソロ・デビューから3枚目のアルバムまでは大手サブスクでも聴けるので、『MIDNIGHT ANGEL』や『I APPRECIATE YOUR LOVE』といった他の名バラードにも耳を通して欲しいですね!

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