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作者: 西山久美子

学校の一番端の階段の下、下駄箱のすぐそば。

そこがいつも、タナちゃんユキちゃんとわたしの3人の放課後の遊び場

明るいし端っこだから誰も何も言わないし、みんな長く居ないし

3人でいつもおしゃべりしてる


タナちゃんを待ちながらユキちゃんが「お化けにあう方法」を話し始めた

階段の一番下の段の5センチ上にのりでそっと糸をはって誰も通らないのに落ちたらお化けが通ったんだって!

明るいユキちゃんはやってみようというけど、私はこわいからやめようよと言ったのにユキちゃんはミシン糸とスティックのりを取り出した


あぶないようとわたしが言っても大丈夫、大丈夫。誰かが通ってもすぐ落ちるし、一番下だから、ね?と言って糸を出していく


ユキちゃんはちゃんと定規ではかってのりを塗ってその上になんども落としながら糸をはった


そしたら上級生が通って簡単に糸は落ちた

わたしがホッとしたのに、ユキちゃんはもう一度糸をはりつけた


落ちないね

落ちないよ

もう止めようと言った時、タナちゃんが来た

ふたりで目を見合わせ、タナちゃんに話そうとした

そしたら、タナちゃんの足は糸を素通りした

え?っとタナちゃんを見ると、しまったという顔をしていた

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― 新着の感想 ―
[一言] タナちゃん、幽霊だった! 今まで一緒に遊んでいた友達が幽霊だったなんて驚いたなんてもんじゃないね。 「しまった」どいうタナちゃんの顔、色んな意味に取れますね。 ただ、単にバツが悪かっただけ…
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