第1話:光
キーンコーンカンコーン
「今日の授業はここまで。」
「「「ありがとうございました」」」
退屈な授業が終わりクラスのみんなは部活に行ったり帰ったり
「未来ー帰ろうぜ」
「おう」
オレの名前は白崎未来。高校2年生。ごくふつうの17歳だ。
「あいつの授業マジ退屈だよな。眠くなるっつーの」
「楽でいいじゃん」
「たしかに」
このお調子者の奴は幼なじみの空谷幸輔。お調子者だけど時には真剣な一面を持っている。
「今日どっか遊びに行かねー?」
「悪い。今日はパス」
「え〜なんでだよ?」
「家の掃除があんだよ」
「あーそういえはお前んち神社だったな」
「じいちゃんにたのまれてんだよ」
話しながら帰路を歩いて角を曲がる。幸輔とはここで別れる。
「しゃあな未来。掃除頑張れよ」
「おう。サンキュー」
少し歩き家に着いた。
「ただいま〜」
「おう。帰ったか未来」
「さっさと掃除終わらそうぜ」
「そうじゃな」
二人で掃除をやる。一時間くらいたつと日は暮れ始めいる。
「こんなもんでいいだろ助かったぞ未来」
「そりゃ良かった」
「ほれ小遣いじゃ」
「マジ!サンキュー♪じゃあコンビニ行ってくるわ」
じいちゃんから5千円貰いコンビニに行った。
ジュースと雑誌を買って
「家でゆっくり読もっと♪」
ウキウキ気分で歩いていると公園からボールを追いかけている男の子がいきなり出てきた。
「…なッ/あぶねー」
気がついたら体は勝手に動いていた。男の子を反対側に突き飛ばした。オレの目の前にはもう車が近いていた。
(あ〜あもう死ぬのかオレ。短い人生だな。もっと生きたい。オレにはやりたい事いっぱいあるのに…。もっと幸せになりたかったな。…幸せ!?)
[いいか?未来。この首飾りはお前を幸せにしてくれるぞ]
オレは首飾りを握った。
「オレまだ死にたくない。もっと生きて幸せになりたいんだ!」
首飾りの白い石が突然白い光を放った。激しい光がオレ包み込んだ。
「な…なんだよ!?この光」 激しい光が消えるとその場にオレはいなかった。