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彼の将校が生まれしは

私が生まれたのは、暦で2560のころであっただろうか。その頃は我らが冠たる帝国も新興の中小国家でしかなく、現在のように細分化された兵科があったわけでもなかった。だが、その分各個兵科同士の連帯は今よりも間違いなく強かったといって差し支えないだろう。


『軍歌を歌えば喇叭がなって、旗持ち進みて竹筒を振る』。そんな時代に過ごしたのが私の幼少期であったと思う。


私という将校が生まれたのは、完全に時勢のものでしかなかっただろうね。旧い規則じゃよくて音楽隊、悪けりゃ従軍しても斥候兵どまりだったろうさ。政治将校なんてものも生まれて、もう驚いたこと驚いたこと。北も南も東も西も、どこぞへ向かえば敵がいる。我が国は恐ろしい、魔境の渦に立つ柱を足場とした老人であったとさえ思っていた。


それが、こうして話すなど...不思議なこともあったものさ。

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