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苦手な方はご注意ください。

異世界ざまぁ配信局

作者:椿乃朱華
 神様チートを貰って転生したものの、強大な力を振いすぎて迫害された転生者、ユウヤ。
 パンのひとつも売ってもらえなくなった彼は、誰にも遭遇しない超高難易度ダンジョン『深淵の穴ぐら』の奥深くに潜むことになる。

 何もない場所での唯一の趣味は、石像作り。石化能力を持つ魔物を利用しながら、石像を制作して日々を過ごしていた。
 それから長い年月が過ぎ、そろそろ地上に戻りたいという欲が湧いてきた頃、ものすごく久しぶりに人間の声を聞く。
 ユウヤが潜んでいるのは超高難易度ダンジョンの奥深く。
 生半可な実力では辿り着けない。
 そこに辿り着ける者が現れたということは、自分の力も迫害されない状況になっているかもしれない。
 そう考えてその人間たちに近づこうとするが、ユウヤの目に映ったのは、彼が簡単にあしらえる石化能力持ちの魔物に追いかけられている五人組の姿だった。
 アテが外れて落胆するも、そのうちの一人がこけて、石になってしまう。
 引き返そうとする者はいたものの、結局残りのメンバーは逃げてしまい、石になった冒険者が取り残される。
 その様子を見ていたユウヤは、地上の様子を知るために、助けることを決意。

 が、あまりにも美しい石像に、ユウヤの悪い部分が刺激される。
 結局、欲に負けてその人間の石像を複製したユウヤ。
 あまりにそっくりでどちらか分からなくなりそうになった彼は、勢いで石化を解呪した。

 石にされていたのは、クレア・ウィンストンという名の女シーフ。
 彼女曰く、ユウヤが迫害されていた頃から百年ほどが経っていて、ユウヤは『冤罪の大賢者』として祀られているとのことだった。
 ユウヤが迫害される前の酒の席で話した、転生前の現代アイテムが実用化されたことに起因するようなのだが、もはやユウヤの手を離れ、現代そっくりのネットや配信が出来ているほどに。
 
 地上のことを教えてくれたお礼をしたかったユウヤは、クレアがこけたのは人為的なものだと口を滑らせてしまう。
 その流れのまま、復讐を提案するユウヤ。

 その復讐とは、クレアそっくりの石像を使ったドッキリ配信企画だったーー。


 某人気番組の要素を異世界に取り入れた、新感覚ファンタジー。
 準備回、ざまぁ配信回、掲示板回を一セットにした、オムニバス形式のざまぁ連作集。

 カクヨム、ハーメルンにも掲載しています。
 
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