蜘蛛の巣 -18-
身体を最後の衝撃が襲い、暖かい何かが肌に触れた気がした。
多分、引き裂かれたところから流れ出た血液だろう。
不思議と痛みはない。
しかしそれは、残酷な救いによってもたらされる錯覚であることはわかっていた。
死に瀕した肉体の生理反応が持ち主を守るべく最後に発揮する力が、脳内麻薬であるオピオイドの分泌である。これが働くことによって精神活動や感情が鈍くなり、安らかな死に向けて旅立てるのだ。
死の瞬間に全てを失い、苦痛を感じずに済むのは、むしろ幸せなことなのかも知れない。
目の前は暗く、手足の感覚も既にない。先に感じた悪臭も、もうわからなくなってきた。
だが、消失する一方を辿る筈の感覚の一つである聴覚が、必死に呼びかけてくる誰かの声を拾い上げて彼女の意識に届けていた。
「……おい!ミキ、大丈夫か?しっかりしろ!」
肩を身体ごと強く揺さぶられ、心に誰かの想いが入り込む感触に、未来はいつの間にか閉じていた瞼を薄っすらと開いた。
ぼんやりと、しかし間近に見えたのは、鮮やかなスカイブルーと銀色に輝く金属のヘルメットに包まれた人の顔のようなものだった。浅黒い肌をした口許以外の表情は隠されているのに、声の主が酷く心配していることは痛いほどに伝わってくる。
この部分的にしか見えない黒人青年の顔には見覚えがある。
粗暴だが、どこか温かみがある英語にも聞き覚えがある。
今の未来は、それを思い出すのに数秒を要していた。
「……ジャク、ソン?」
最も頼れる同僚の名を掠れ声で口にした未来は、自分の命がこの世に繋ぎとめられていることをようやく把握した。
まだ靄が漂い、うまく考えられない頭を軽く振ると、脱力した手足が視界に入ってくる。
彼女は、オーディンに身を包んだジャクソンの両腕に横抱きの姿勢で抱えられていた。
2人のすぐ前で、激しい火の手が上がっている。オレンジ色に渦巻いている炎の中心に、ぴくりとも動かなくなった無人ロボットの黒い影が佇んでいるのが見えた。
「って……うぁっちぃ!」
床に膝をついているジャクソンに抱えられた未来が、びくんと全身を撥ねさせる。炎上するロボットの熱波が凍ったパーカーを溶かし、その下の肌をなぶったのだ。
「あ、悪い。もうちょい離れとくか」
耐熱服を兼ねたパワードスーツ、オーディンを纏ったジャクソンにはさほど熱が感じられないのだろう。彼は未来を腕に抱えたまま5ヤード(5メートル弱)程度後方へ跳躍し、鮮やかに着地を決めた。
現代科学の粋を集めた鎧に覆われた彼の腕に支えられた未来は、自分が無事でいることが未だに信じられなかった。
迫り来る死の感触を味わった手足はまだ小刻みに震えており、息も乱れたままだ。
一方で本能は生命の危機を脱したことを既に察しているらしく、筋肉にはもう余計な力が入っていない。ジャクソンの聞き慣れた声を耳にし、ハヤテ以上のパワーを誇るオーディンを纏った姿を見たことが、四肢に安心からくる脱力感を与えている気がした。
と同時に、今まで気にならなかった全身の打ち身や打撲が一斉に疼き出し、鈍痛の波で未来を押し流そうとする。が、逆に痛みのおかげで飛びかけた意識を失わずに済んでいるようでもあった。
「……ようやく、来てくれたんだね」
細く息を吐き出し、やっとの思いで微笑みを浮かべると、彼女は頼もしい同僚の顔を見上げた。
「間一髪だったな。ヒロインのピンチに駆けつけられて良かったぜ」
「良くないよ、待ちくたびれちゃったじゃない。来るのが遅過ぎだって」
早くも憎まれ口を叩き返す未来に、ジャクソンも負けてはいない。
「しかし、ひでえ顔じゃねえか。折角の女子中学生が台無しだ」
「うるさい。暑苦しい顔のあんたに言われたかないよ」
「いちいち文句の多い女だな。ちっとは感謝しろよ。今にも途切れそうな特殊通信の弱い電波を辿って、ようやくここを見つけたんだぜ?」
「さっさと米軍仕様のGPSを組み込んでくれないからでしょ!」
痣のついた顔を痛みにしかめをしながらも的確に突っ込みを返し続けてくる未来に、ジャクソンも普段とまるで変わらない調子で応えていた。
「やっぱヒーローは、一番いいとこに遅れて駆けつけるもんなんだよ」
一度やってみたかったのか、偉そうに胸を張ってから、彼はまだ抱き上げた格好になっている小柄な同僚女性に白い歯を見せてにやりと笑った。
「それより、お前はヒーローにお姫様抱っこで助けられた女なんだぞ?カートゥーン流に、キスの一つでも礼に返してくれよ」
「あのねえ、かっこつけないの!日本の女は、唇の安売りはしないんだよ」
この非常時に軽口を叩くジャクソンに呆れながら、未来もまた冗談じみた言葉をさらりと返す。
しかし、不謹慎とも言える会話のキャッチボールは全く不愉快なものではない。この軽さは、逆に極限状態でこちこちに固まっていた彼女の心をみるみるうちに解きほぐし、ほっと息をつく余裕さえ与えてくれている。
こんな時にどう振る舞えばいいかを、ジャクソンは自然に弁えているのだ。
未来の表情が普段のそれに戻りつつあることを確認した黒人サイボーグ捜査官は、かすかな安堵をお茶らけた声に織り交ぜて言った。
「まあ、そんだけの口をきけるなら大丈夫みたいだな。立てるか?」
未来が頷くと、ジャクソンは膝をついて細い身体を床に下ろし、片手を差し出した。ごついガントレットに包まれたジャクソンの手を借りて、2人一緒に立ち上がる。
彼らが立つのは、冷凍室の中央よりやや出入り口に近い中央通路の隅だった。
未来は自らが把握できなかった空白の時間に何が起きたのかと、今の状況を把握するために周囲を見回した。
自分たちの遙か後方に当たる厚い金属製の断熱扉は、真ん中の辺りがでこぼこになり、がっちりとロックをかけていた筈のスチール棒が飴細工のようにねじ曲がっている。ジャクソンが扉を殴打したのちに力づくで開け、ロックを破壊したのだ。
ハヤテを装着した未来でも、金属扉を短時間のうちにここまでめちゃくちゃに壊すことは難しい。オーディンに身を包んだジャクソンの誇る圧倒的なパワーには、唸らざるを得なかった。
扉とは逆方向に当たる彼らの前方10ヤード程度では、まだ無人ロボットが大量の黒煙を上げてくすぶっている。動力が電気のため、激しく燃えたのはほんの短い間だったのだろう。
煤で真っ黒になった本体を乗せたタイヤの足元には、大きな筒状の金属も転がっているのが見えた。
「まさか、あれでロボットを撃ったの?」
見咎めた未来が金属の筒を指す。
ジャクソンが使ったのは、AT4(対戦車擲弾発射器)だったのだ。普通は装甲車や戦車の堅固な外装を破壊するのに使用される重火器で、所謂ロケット砲の一種である。装填する弾頭によって貫通力や爆発の度合いに差は出るものの、間違っても屋内で撃つような武器ではない。
「ああ。てっきりロボットは1匹しかいねえもんだと思って、派手にぶちかましちまったんだが……まさか、もう1匹いたとはな。ちょっとした計算違いだ」
ジャクソンがそうこぼすと、未来が高い位置にある彼の顔を下から睨んだ。
「あんたね、私まで殺す気?」
「なあに、心配ねえよ。こいつは火力を調整したトリスの特別製で、対大型ロボット用の試作品なんだ。軍で使ってるのより全然、安全だからな」
悪びれる様子もなくしらっと言ってのけるジャクソンに、未来はやれやれと頭を振った。確かにロボットは拳銃では歯の立つ相手ではないし、本体に走り寄って攻撃を加えるのでは手遅れになる可能性が高かったのだ。彼の下した判断が最も適切だったと言えよう。
結果としてロボットはAT4の弾頭に動力部を撃ち抜かれ、機能を停止させると同時に捕らえていた未来を床に落としたのだ。その際に彼は2体のロボットの間を駆け抜け、彼女を救い出したのだろう。
未来が先に感じた温かさはロボットの爆発による熱で、衝撃は緩んだアームから床に落下したときのものだったのである。
「さあて、バーニィがAT4は一発しか許可しなかったんだがな。どうしてやろうか」
と、ジャクソンがオーディンの腰に取りつけられた樹脂製のホルスターからホーネットを抜いて呟いた。手持ちの武器が心許なくて困っている様子はなく、むしろ楽しそうな様子が口振りから伝わってくる。
間近に上がった火の手で多少は体温を上げられた未来だが、早くも鎮火した今は再び凍てつく寒さが押し寄せてきていた。身震いしながら、彼女はジャクソンに注意を促す。
「気をつけて。あれは自動運転だけど、もう片方にティアーズとブラックヘアの犯人が乗ってるんだよ」
「ちっ、道理でぶっ壊した方から誰も出てこねえ訳だ。そっちにいる奴を、無傷で押さえろってことか」
停止したまま立ち尽くすロボットの残骸からもうもうと上がり続ける煙を睨んで、ジャクソンは少しだけ立ち姿に緊張感を含ませていた。黒に近い灰色の煙は、きな臭い臭いとともに冷却ファンでかき回され、周囲を薄く曇らせている。
ジャクソンの眼は極端に高感度のセンサーやカメラを内蔵しているわけではないため、本体近くの濃い煙の中では、あまり正確に相手の位置を掴めないでいるのだろう。それはまだエネルギーを体温の維持に使っている未来も、ほぼ同じであった。
しかし、アンディがこの短時間で壁を破って逃走できる筈もなければ、ジャクソンや未来に気づかれずに外へ出たとも思えない。ジャクソンが気配を探るのとは別の方向に意識を向けながら、未来が呟いた。
「奴はどこに行ったんだろ。別の出入り口から外に行ったのかな」
「いや、冷凍室の出入り口は俺たちの後ろにあるドアだけだ。奴がどこかに隠れてることは間違いねえだろう」
全身を白銀と鮮やかな青の金属鎧に包まれたジャクソンが言葉を漏らし、装甲がない口許の周りだけ吐く息で白くなった。見た目が殆どロボットのように見えるだけに、彼の存在もここではまた異質だ。
未来が視界の端でを彼を捉えると、丁度眼の高さの辺りにホーネットが構えられているのがわかる。こちらは未来と同型だったが、オーディンと同じく派手な光沢を放っていた。ジャクソンの手に握られたそれは45口径であるにもかかわらず、おもちゃの銃のように見えてしまう。
形が違う銃であることを意識させたホーネットは、未来が忘れそうになっていたあることを思い出させた。
「そう言えば……ベレッタがあるのは確認したけど、ブラックヘアで使われてた22口径の銃はまだ見てないんだ。もしかしたら奴が持ってるのかも」
彼女が早口でジャクソンに伝えようとしたところだった。
くぐもった銃声で乾燥した冷凍室の空間が振動し、煙を突っ切って飛来した銃弾をジャクソンの胸甲が弾いた。
鉛の弾がけばけばしい鏡面加工の装甲に跳ね返され、甲高い音が発射音の残響を打ち消す。
「ふん、煙に隠れて撃ってきやがったか。なかなかの腕をしてるじゃねえか」
とっさに未来を庇って前面に立ち塞がったジャクソンは、不敵な微笑を浮かべてから胸部の装甲にちらりと視線を走らせた。命中したのはオーバーアーマーの胸当てで、多少の衝撃が走り表面に傷もついたようではあったが、着用者であるジャクソンには痛くも痒くもない。大型アサルトライフルの連射にも耐えうる設計で製作されたオーディンは、この程度の攻撃など無に等しかった。
一方、彼の後ろから煙の向こうへ眼を凝らす未来は、言った側からの銃撃に身構えている。
「あれには、主犯の男が乗ってるんだよ」
「なに?二人が一緒に乗ってるんじゃねえのか」
驚いたジャクソンが、思わず未来の方を振り返る。
「それに、ドクターはどこだ?どっかにいるんだろ?」
「ドクター・スギタなら、もう一人の犯人を……」
そこまで言い、口ごもった未来の顔色が変わった。
あの状況では杉田にソフィーの身柄を委ねてアンディを追う以外になかったが、長時間放置したままでいいわけがない。杉田に銃を託しはしたものの、彼は誰かを撃った経験がないのだ。まして、彼がとっさの場合に躊躇なくトリガーを引けるほど、暴力の行使に抵抗を持たない人物であるはずがない。
未来は腫れた顔に不安の影をよぎらせた。
更に、彼女の耳へ耳障りな金属音が飛び込んでくる。もう一発銃弾が撃ち込まれ、オーディンの肩が今一度弾き返したのだ。
「ボーっと突っ立ってる暇があったら、余計な機能は全部停止してさっさと体温を上げとけ。そのままじゃ、本当に顔が女子中学生のまま死んじまうぜ」
ジャクソンは軽い調子をあくまで崩さずに未来を気遣ってくれるが、言い方が気に入らない。彼女はむっと口を尖らせた。
「余計なお世話だよ!」
そこへ三度目の銃撃が襲ってきた。しつこく狙ってくる相手に苛立っているのか、今度は背中の厚い装甲で弾丸を弾かせたジャクソンが口許を歪める。
「おっと、とりあえずこのクソッタレ冷凍庫の外へ出るぜ。しっかりつかまってろ!」
言うなり、彼は断りもせず未来の身体を片手でひょいと脇に抱えて走り出した。
彼女が抗議の声を上げる暇もなく、ジャクソンは暗い照明に輝く白銀の疾風となる。
無惨な姿にされた断熱扉の前に2人が辿り着く時間すら、ほんの一瞬あれば足りた。
まるで荷物扱いされたことに改めて不満を述べようとした未来が口を開く前に、ジャクソンが神妙な調子で言った。
「ドクターのところへ行けよ。ここは俺に任せとけ」
鎧姿の同僚が前に進み出て提案したことは、相応な装備を有するのが彼しかいないことを考えれば、別段以外ではない。しかしいざ行けと言われると、彼一人に戦闘を押しつけているような気分に襲われる。
未来はつい先刻、ロボットに殺されかけた。
彼も同じ目に遭わされるのではないか、2人で協力してアンディを捕らえてから杉田の様子を見に行くのが妥当ではないのかと、どうしても考えてしまうのだ。
「でも……」
「心配すんな、こっちはフルアーマーなんだ。びびりの素人が乗ってるポンコツロボットなんざ、俺一人だけで十分だよ」
視線を逸らしてまだためらう素振りを見せている未来の手を、ジャクソンが強引に取った。
「こいつを持って行くといい。俺にはホーネットもあるし、素手で暴れる方が性に合ってるからな」
言いながら彼が小柄な女性捜査官の手のひらに押しつけたのは、脚部の装甲に予備として差し入れていたグロックだった。驚いた未来が顔を上げると、更に力強い頷きを返して見せてくる。
「俺一人抜け駆けはしたが、FBIと地元警察の応援もすぐそこまで来てるんだ。お前はドクターを守れ。もう一人の犯人の居場所も、わかってるんだろ?」
未来は答えないが、握らされたグロックを見つめる黒い瞳には徐々に冷静な光が戻りつつある。
ジャクソンは仲間である自分を信じ、任せようとしてくれているのだ。
その温かな思いに報いるには、この場を彼に預けて自分の役目を果たすことしかない。
「早く行ってやれ、相棒!」
だめ押しの一言に、未来はようやく無言で頷きを返した。これ以上心を残さぬよう勢いをつけて振り返り、冷凍室の外へと駆け出していく。小さな背中は今まで凍死しそうになっていたハンデを全く感じさせず、あっという間に遠ざかっていった。
未来ほど感度のいい聴覚を持たないジャクソンには、彼女の走り去る音は既に聞こえなくなっている。彼は通信を切り替えると、すぐ側まで来ているだろう戦略担当のバーニィに呼びかけた。
「バーニィ、聞こえるか?ミキは無事だ。たった今、パッケージの保護と共犯者の確保に向かった。俺はこのまま、ロボットとの戦闘を継続する」
『了解。私は倉庫敷地ゲートに到着した。ここを確保して、後発組と連携を取ることにする。お前たちの健闘を祈っている』
ジャクソンの耳元で響いたバーニィの声は、普段と変わらないままだ。彼も新入りの女性捜査官のことは心配しているが、決してそれを態度に出そうとはしないのだ。
ノリの悪い奴だ、と思いつつ小さな吐息を漏らしても、後味はさほど悪くない。
自分は早くこの冷凍庫に隠れている主犯をひっ捕まえて、未来と再び合流すべきだろう。それが単身の先行を黙って認めてくれたバーニィとの信頼の下、交わされた無言の約束を守ることに他ならない筈だった。
昨日の午後、未来から送信されてきた特殊通信からは断片的な内容しか伝わってこなかった。
にもかかわらず状況が危機的であることを判断し、戦闘チームのみが先行して現場に急行することを隊長に提言したのは、普段は滅多に発言しないバーニィだったのだ。
かくして緊急で武装を整えたジャクソンとバーニィは電波の解析をエマとトリスに依頼し、夕方にはトレーラーを出発させた。その途中、未来の通信を聞き続けていたジャクソンが先に走って現場へ行くことを主張したが、彼がトレーラーから飛び出す寸前にグロックを持たせたのもまた、バーニィであった。
バーニィは戦闘という命懸けの任務を負う2人を誰よりも気遣い、重んじてくれている。
無事に戻れたなら、そのことを未来にもよく言って聞かせねばなるまい。ジャクソンが未来に渡すことを見越した上で、バーニィはグロックを渡してくれたのだ。
殺傷能力を持つ唯一の武器であるグロックを未来に渡したのは、ジャクソンの全身が高速で稼働する鈍器そのものであるという理由もあった。一般的な銃が有効と言い難いロボットを相手にするには、この方が都合がいい。
彼は自分に可能な範囲で目と耳に意識を集中させた。
やはり未来のように隠れた相手を熱反応センサーで炙り出したり、呼吸音を捉えたりはできなかったが、それでもこの冷凍室から犯人が脱出していないのは確実だ。突入する前にこの倉庫の構造を予め分析し、逃走経路に使用できるのはここしかないことを断定した上で行動したのである。
犯人は、目の前のロボットをロケット砲という強烈な武器で唐突に破壊されたのだ。十中八九、こちらに驚きと恐怖、そして不安を感じていることは間違いない。
普通の銃でいくら攻撃されても通用しないこと、これ以上抵抗すれば身の安全は保障しないという警告の意味も含め、ジャクソンは通りのいい声を鋭く響かせた。
「さあ、来やがれ。予め言っとくが、俺は彼女みたいに優しかねえぜ!」




