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第1話 アイネスの行方

小説を投稿するのは初めてです。意見をもらえると、とても嬉しいです!誤字脱字があったり、文が成り立ってなかったりするところがあれば教えてくれると幸いです。是非読んでください!

「こんなに強いモンスターがいるなんて!た、助けt...」

言葉を遮るようにグシャッと鈍い音が森の中に響いた。

1匹殺されたのだ。

殺したモンスターは何もなかったような目で、自分が殺した1匹を丸呑みにした。


モンスターは3mくらいで丸く、口が大きく、黄緑色の毛をまとっている。

『あんまり美味しくないな』と言い、音速のスピードでその場を去っていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「そろそろ到着だね!」

と、ぜるちが明るい声で呼びかける。きちまれが

「楽しみ〜...ピクニックッっ!」

と、答える。

それを横目で見ていたアイネスもうなずく。


雲は全くなく、綺麗な青空だ。青空の下には、広い草原に3匹が楽しそうに歩いている。

ぜるち達は約70cmの大きさで、力が弱く、知能が低い生物だ。

「てっぺんにとうちゃーくっ...!!」

「やった〜」きちまれとぜるちが喜ぶ。

アイネスも嬉しそうに微笑んでいる。


「よし!レジャーシート引こ〜」

「うんッ...!」

ぜるちときちまれで2匹よりも大きいレジャーシートを引いた。レジャーシートを引く時の風で草が揺れる。


「アイネスーそんなことろでなにしてるのっ...?」

きちまれが聞く。

アイネスが指で三角の形をつくり、地面を指差す。

きちまれがもう一度聞く。

「サンドイッチの湧き場があるってことっ...!?」

アイネスが頷く。実際に行くと、サンドイッチが10秒おき位に飛び出てくる。それを見たきちまれが残念がる。

「えーーーっッ!せっかくサンドイッチの湧き場を探してお弁当箱につめて来たのにーっ!ガーンッ」

落ち込むきちまれにアイネスが肩をポンッポンッと優しく叩く。

「ありがとっ」きちまれが言うとアイネスは微笑む。

ちょうどその時にぜるちがお弁当の準備をしてみんなを呼ぶ。


「よしッ食べようっ...!いただきまーすっ」

「いただきま〜す」きちまれとぜるちが言う。アイネスも手を合わせている。

サンドイッチを手に取って3匹同時に食べ始めた。

パクッパク

「これって...アレじゃん!なんちゃらエッグが入ってる...じゃん!」きちまれが言うと、ぜるちが

「スクランブルエッグ?入ってないけど、ハムが入ってる!」とドヤ顔で話す。するときちまれが驚いて

「ってことは...ランダムで出てきてるってことっ!?」と言う。

アイネスが首を傾げる。


シーンとしたが、誰も気まずいと言う感情は持っていない。きちまれが話しかける。


「最近さぁ討伐してるっ...?」


この世界でのお金の稼ぎ方は大きく3つある。

1つ目が討伐。モンスターを殺し、その殺したモンスターの大きさ、強さでもらえるお金が変わるお金の稼ぎ方だ。


2つ目が整地。凸凹している所を平らにするお金の稼ぎ方だ。


3つ目が採取。食べれる実や、光る光源、湧き場の調査などをするお金の稼ぎ方だ。


「ううん、討伐は最近してないよ〜モンスター怖いからね」ぜるちが答える。

アイネスはきちまれの質問に大きく頷き、自分の剣を取り出してモンスターを殺すマネをする。

すごく速い動きで2匹が拍手する。

「すごいねっ...アイネスもいるし、今度おっきな討伐みんなで行こうよッ!」アイネスがまた大きく頷く。

ぜるちは涙目になりながら小さな声で「うん」と言う。

「なら次は自分の武器のためにお金貯めるかぁ...!!!頑張るぞッ!」きちまれがつぶやく。2匹は頑張って!という目できちまれを見つめた。


みるみるうちにサンドイッチは無くなった。

「よしっ!帰ろっかっ...!」きちまれの質問に2匹は頷いた。

3匹がお弁当、レジャーシートを片付けて帰る準備を終わらせた。だんだん空がオレンジ色になってきた。

「帰るまでが遠足とかなんとか言うよねっ...!しっかり帰ろうネッ!」きちまれが言う。

3匹は帰り始めた。影が前に見える。長く伸びている。


帰り始めて少ししてぜるちが何かに気づいて、きちまれに話しかける。

「アイネスは?どこに行った?さっきまでいたのに...」

きちまれが辺りを見回してから、少ししてから青ざめて言った。「どこにもいない...」

作品を読んでいただきありがとうございました。もしよければ感想、ブックマーク、高評価よろしくお願いします!次の話も是非、読んでください!

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