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「C:富士山」を探せ! 時事問題のプロパガンダ分析  作者: カキヒト・シラズ


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ドイツの大麻解禁について

初出:令和6年4月29日



 ドイツでは4月1日から大麻の所持や使用が合法化されました。

 大麻の所持や使用が許可されるのは18歳以上で、所持量や使用場所に規制があります。

 カナダではすでに大麻は解禁されており、大麻販売店には大麻のソムリエもいるそうです。


Q:ドイツの大麻解禁をどう思いますか?

A:賛成

B:反対


 世界的に大麻は解禁の方向にあるようです。国内にも大麻解禁論者はいます。

 麻薬などの脱法ドラッグと比較し、大麻独自の安全性や有効性から、麻薬全般の解禁には反対だが、大麻だけ解禁すべきという意見があります。

 しかしながら今回は麻薬全般について考察したいと思います。



1.  アル・カポネと禁酒法


 かつて米国には1920年から1933年まで禁酒法がありました。ちょうどこの時期にシカゴにマフィアのボス、アル・カポネが暗躍しました。

 アル・カポネはカナダからウイスキーを密輸し、大儲けしました。そして禁酒法がなくなるとアル・カポネは没落しました。

 アルコール飲料の製造や輸入を法で禁じれば、普通の企業は酒類業から撤退します。

 ところがマフィアは別です。警察の追手を逃れながら、違法ビジネスを営むのはお手の物。普通の企業が参入できない分、酒類業の独占企業になり、高額でウイスキーを販売できます。

 一方、禁酒法がなくなり、普通の企業が参入できるようになると、ウイスキーの価格が下がり、マフィア企業の利益は下落します。

 そして最終的に禁酒法がなくなったおかげでアル・カポネとその一味は失脚したのです。

 映画「ワンスアポンアタイム・イン・アメリカ」では、禁酒法が撤廃されたとき、マフィアたちが「これからは警官に追われずに酒が飲める」と言って乾杯するシーンがありますが、それ以降、マフィア組織は解体します。


 麻薬も同様です。

 かつて南米で南米の麻薬生産業者が人体に害の少ない一部の麻薬を合法化するよう運動したところ、麻薬を扱うマフィアのボスたちが猛反対。

 もし通常の製薬会社が麻薬を生産し、薬局で麻薬が安価に販売され始めたら、これまで市場を独占していたマフィアたちの利益は激減します。だからマフィアのボスたちが反対したのです。

 もちろん、麻薬が合法化されれば彼らが警察に捕まるリスクはなくなりますが、それを割り引いても自分たちは損をするとボスたちは考えたのでしょう。

 そもそも警察につかまるリスクが高いのはマフィアの手下たちなので、ボスはあまり捕まりません。

 

 そもそもドイツで大麻を合法化した意図の一つには大麻を扱うマフィア関連組織を弱体化されることがあったようです。

 国際麻薬シンジケートを壊滅するには、麻薬の解禁、合法化が有効な手段でしょう。



2. 麻薬解禁の弊害は何か


 ところで麻薬を解禁したら、どのような社会的弊害が考えられるでしょうか。

 酔っ払い運転のように麻薬を吸った後に運転すると交通事故が多発するのでは。こうした懸念が考えられます。

 しかしながらもし麻薬が解禁になった場合、あなたは麻薬を吸った直後に運転しますか。

 私ならこわくてそんなことはしません。

 飲酒運転と麻薬運転のどちらが交通事故の被害が大きいか。統計情報がない以上、確実なことは言えません。


 また麻薬解禁で国民の健康が害されるという懸念もあります。

 しかし私なら麻薬の吸い過ぎは健康に悪いとわかっているので、麻薬に手は出しません。

 かつて満州国では「健康のためにアヘンを吸いましょう」というアヘン業者のポスターがありました。

 アヘンが健康? 現代人なら首をかしげそうですが、確実に言えることはアヘンの摂取し過ぎは健康を害するということです。大量摂取が毒なのはアルコールや煙草も同じです。

 しかし少量ならどうでしょう。

 煙草も少量なら健康にいいのでは、といった医学的研究もあることはあるようです。

 カフェインは致死量以上摂取すると死にますが、コーヒーはまったく飲まないより、1~4杯飲む人の方が糖尿病や心臓病のリスクが下がるという研究もあります。

 酒は百薬の長。アルコールの健康効果はみなさんご存じでしょう。


 ここで私が主張したいのは少量の麻薬や大麻の健康効果ではありません。

 第一にできるだけ行政は必要以上に規制をしないこと。

 第二にわれわれは行政の規制に過剰に頼らず、自己責任で情報収集し、食べ物、飲み物、嗜好品との付き合い方を考えることが重要でしょう。


(つづく)

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