株価史上最高値 NISA vs ニートの経済ハルマゲドン
初出:令和6年2月23日
日米欧とも世界同時株高となっているようです。
22日、日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を上回り、3万9000円を突破しました。
ニューヨーク株式相場は、ダウ工業株30種平均は前日終値比456.87ドル高の3万9069.11と、史上最高値を更新。ナスダック総合指数は460.75ポイント高の1万6041.62で終了しました。
欧州市場でも代表的な株価指数のストックス600が2年ぶりに最高値を達成しました。
Q1:株価は史上最高値ですが実体経済はどうだと思いますか?
A:実体経済も好景気だ
B:実体経済は好景気ではない
Q2:株はこのまま上がり続けますか?
A:上がり続ける
B:まもなく大暴落して世界恐慌になる
Q3:今、株は買った方が得でしょうか? あるいはNISAで積み立てるべきでしょうか?
A:株は今が買い時。ただし株がよくわからない人はとりあえずNISAで積み立てるべき。
B:株は買ってはだめ。NISAも積み立てない方がいい。
さて、いかがでしょうか。
NISAについて解説しますと、自分で株を買わなくともNISAで積み立てた預金を金融機関が株式投資に運用しますので、NISAをやると間接的に株式投資をしたことになります。
1.植草氏の無料ブログ
植草一秀氏のブログでは①円安で海外投資家が日本企業の株に投資しやすくなったこと、②インフレにより労働者の実質賃金が下がり、これが企業収益の上昇につながったこと、③国債など他の有価証券にくらべ、株の利回りが高いことが、日本企業株が上昇した理由として上げています。
また植草氏は実質経済は上昇していないので、庶民の生活は苦しいが、株上昇はバブルではないとしています。バブルではなく、庶民の富を大企業が吸い取る経済構造が、株価は上がれども庶民の経済事情は貧しくなるという”いびつ”な連鎖を生み出しているとしています。
しかしながら無料で読める植草氏の解説はここまで。詳しくは植草氏の書籍を購読せよとのこと。
株価上昇はバブルでないということは、この状態はしばらく続くということでしょうか。
どなたか植草氏の書籍を読んだ方、感想などで続きを詳しく教えていただけるとありがたいのですが。
競馬で万馬券を当てる人がいるように、こういうときに株式投資でうまく儲ける人もいるかもしれません。ただしあなたが株式投資のプロか、もしくは何らかのインサイダーでないかぎり、株やNISAに手を出すのは危険ではないでしょうか。
2.観光立国よりひどい資産運用立国
かつて日本は電子立国と呼ばれていました。
半導体の世界シェアは50%。日本の電気製品は安くて高品質でした。
森政権時代にはIT立国という言葉があったように思います。ソフトウェアの分野で日本経済を牽引しようという考えでしょうか。
それが後進国のように観光立国を目指そうと政府が言い出しました。
さらに最近では政府は日本を資産運用立国にしようとしています。
NISAがその第一弾といったところでしょうか。
日本の家計に2000兆円あるのでこれを根こそぎ奪って株に投資させようということなのでしょうか。
3.NISAを打倒するのはニート
ニートという言葉が日本に普及したころ、「働いたら負けだと思う」の動画が有名になりました。
労働者から見れば、自分が汗水たらして働いてるのに働かないニートは怠け者でけしからんと思うでしょうが、別の見方もできます。
「支配者層が考案した人民のライフスタイル通りに人生を生きたら負けだと思う」
反ワク派の私に言わせれば、年金受給者の老人たちをワクチンで大量殺りくした政府が、今度は人民の富を”資産運用立国”の美名で搾取する腹積もりに思えます。
NISAとニート。
語呂合わせではありますが、ニートが知恵をしぼって新しい人民のライフスタイルを模索すること。そこに日本経済復興のヒントがあるように思えるのです。
(つづく)




