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米国バー 銃乱射事件について

 ロサンゼルス近郊サウザンドオークスのバーで、7日夜(日本時間8日夕方)、銃の乱射事件がありました。

 死亡者12名、負傷者22名。容疑者はPTSD(心的外傷的ストレス障害)を患う元海兵隊員で、現場で自殺したとのこと。

 ここでクイズ問題です。


Q :今回の銃乱射事件を踏まえ、日本における民間人の銃の所持は規制を強化すべきでしょうか。


A:規制を強化すべき

B:規制を強化すべきでない


 さて、いかがでしょう。

 このエッセーをお読みでない人に同じ質問をしたら90%以上の人がAを即答すると思います。

 日本は米国にくらべ、民間人の銃の所持率が著しく低いと思われ、これが治安の維持に役立っているのかもしれません。米国も日本のように、民間人の銃の所持率を減らせば、こうした事件がなくなるのでは。米国の銃による事件のニュースを聞くたびに私はそう思うことがあります。


 しかしながら、今回の私の”富士山”回答は、むしろBに近いものです。

 厳密には、熊の被害が懸念される地域限定で民間人の銃所持を普及させ、都市部では現状のまま。一方、国内における外国スパイ関連組織や暴力団の銃所持は一層、厳しく取り締まるべき。これが私の”富士山”回答です。



1.熊出没地域にライフル銃所持を


 数年前、北海道に暮らす農家の老人たちの”熊”対策をテレビで特集していました。

 北海道の田舎は土地が広く、自然環境が豊かで、優れた景観からこの世の楽園に見える場所もありますが、こうした大自然には熊がよく出没します。

 ある老婆はラジオを大音響でかけ、花火を持って農作業をしていました。熊がラジオの音に怯えて近づかない。もし近寄ったら花火に火をつけて投げれば、驚いて熊は逃げていく、とのことでした。

 別の老人は道で熊に遭遇したとき、熊を長い間、睨みつけていました。熊が目をそらす前に自分が目をそらすと熊が襲いかかってくるとのこと。熊の方が先に目をそらせば、そのまま熊が逃げていきます。


 私はこの番組を見たとき、彼らにライフル銃を持たせるべきだと思いました。花火だけでは老婆は熊に食い殺されてしまう危険性があります。睨みつける作戦も同じです。

 老人なら銃を持たせてもどのみち危険。若い人でなくては銃を持たせても安全とは言えない。そういうツッコミが入りそうですが、ではなぜこうした農地に若い人が少ないのでしょうか。

 銃がなくては若い人でも熊が出没する地域は危険です。だから若い人はみな、もっと都心に移り住んでしまうのでしょう。

 銃があれば、”この世の楽園”に現実的に多くの人が移住できるのです。


 最近、小屋暮らしの若者が増えていることをネットで知りました。

 山間部には熊が出る地域ありますが、より田舎の方が低予算で広い土地を所有できます。

 小屋暮らしの若者たちが、ライフル銃で熊の被害を避けることができれば、より広い土地でより豊かなワイルドライフを満喫できます。

 都市部の過密と地方の過疎は、どちらの住民にとっても幸せとは言えません。小屋暮らしが若い人の一つのライフスタイルとして普及すれば、人口が都市から地方へ流れ、とちらにとっても住みよい環境になるのではないでしょうか。



2.銃規制はディープ・ステートの刀狩

 

 かつて豊臣秀吉は刀狩を行いました。農民が一揆を起こさないよう彼らから刀を取り上げたのです。

 今日の銃刀法もその目的は同じだと思います。表向きは例のバー乱射事件のような、無差別テロで一般市民が殺されたり、怪我を負わされたりするのを防ぐための法律でしょうが、実質は、在野組織による政府に対するテロ行為や革命を防止するのが真の目的でしょう。


 数年前、3Dプリンタによる銃の製造に対する規制が話題になりました。プラスチックの銃ならば、普通の人が自由に銃を作れてしまうからです。

 このニュースあたりから、米国で銃による乱射事報道が増えているように私には思えます。

 もしかしたらこれはディープ・ステートが市民のよる革命を防止するための先読みかもしれません。

 つまり銃を意図的に民間人から取り上げる目的で、乱射事報道が増えているのです。


 オキュパイ・ウォール・ストリート(OWS)を覚えているでしょうか。

 これは非暴力による一般市民のデモ活動でしたが、米国では白人低所得者層による政府への不信感が根強いことを表しており、政府としては当時、緊急で銃規制の強化を急いだのかもしれません。

 もっとも現行のトランプ大統領は、こうしたOWS支持者の票を集めて当選したわけで、今、銃規制を強化する意味は微妙ではありますが......。



3.まとめとして


 今回の銃乱射事件を陰謀論と結びつけるのは牽強付会かもしれません。

 しかし、日本では”熊”対策として、地域住民が銃を所持することは有効でしょう。そしてもしこれが小屋暮らしのライフスタイルを普及させ、過密から過疎へ人口を移動させる一助となるなら、是非とも今回の事件に左右されることなく、熊対策の目的にかぎり、銃の民間人の普及を促進してもらいたいと思います。




 

   

 

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