鬼滅の刃 ブームはマスコミが”全集中”して捏造する
初出:令和3年1月12日:
アニメ映画「鬼滅の刃」がブームです。
実は私はこの映画も観ていないし、原作漫画も読んでいません。「鬼滅の刃」に関する知識がゼロです。
そんな私が「鬼滅の刃」についてコメントするのは邪道でしょうが、今回はあえて邪道に挑戦したいと思います。
ここ最近、連日のように「鬼滅の刃」が大ヒットしているというニュースが何らかの形で入ってきます。
さて、ここで問題です。
Q:アニメ映画「鬼滅の刃」は面白いでしょうか。またマスコミが伝えるように本当にヒットしているのでしょうか。
A:面白いし、ヒットしている
B:つまらないし、ヒットしていない
数年前、「ラッキーでたらめ放送局」というユーチューブ番組を観ていました。陰謀論系ジャーナリズム番組で、その頃はまだユーチューバーという言葉さえ普及していなかったと思います。
この中でMCのラッキー氏は、ブームはすべてマスコミによって作られ、大衆側から自然発生したブームは存在しないと主張しています。
通常、ブームは一般大衆から発生し、ある程度以上、世に普及した段階でマスコミがはじめてニュースとして取り上げるもの、というのが一般的な認識です。
ところが放っておいてもブームなど起きません。ブームはマスコミ主導で捏造し、それにだまされた一般大衆が流行に後れまいとブームを追いかけているだけ。これがラッキー氏の考えです。
私は以前、霊感商法系のグッズを買ったことがあり、それ以降、その会社から頻繁に新商品のDMが届くようになりました。
持っているだけでたちまちお金持ちになれる魔法の財布や置物の類ですが、新発売の新商品にも関わらず、なぜかすでにこの商品を数年以上前から使ってお金持ちになったユーザーの声が、チラシに多数紹介されています。
このチラシのユーザーというのはこの会社の社員か、バイトではないかと疑っています。またお金持ちになったという記述も真偽は疑わしいと思います。
マスコミがブームを捏造するのも、これと似た仕組みだと思います。
1.捏造でも「鬼滅の刃」は面白いし、ヒットしている?
こう考えると、「鬼滅の刃」はB、つまり「つまらないし、ヒットしていない」が正しいように思われますが、私の「富士山回答」は少し違います。
おそらく大手広告代理店、電通などが音頭取りで大手マスコミが結束して「鬼滅の刃」ブームを企画したものと推定されますが、他の漫画やアニメを差し置いてなぜ「鬼滅の刃」が選ばれたのかを考えてみてください。
電通にはマーケティングのプロ中のプロがいるはずで、彼らが大ヒットアニメとして売り出しても遜色ない作品として――つまり抜群に面白い作品として――多くの作品の中から「鬼滅の刃」を選んだのでしょう。
もちろん「鬼滅の刃」より面白くても、反社会的メッセージが強いなどの理由で、大ヒットさせると物議を醸すため、選ばれなかった”傑作”もあったかもしれません。しかしそうした諸事情を勘案した上でマーケティングのプロが選んだのが「鬼滅の刃」。
こう考えると、「鬼滅の刃」はある程度以上の面白さはあるはずです。
またヒットしているのも事実でしょう。JAROのコードに引っかからない範囲内で広報活動するには、全くの嘘のニュースは流せません。ただしコードの範囲内で、よりヒットしているよう見せかける工夫はしているかもしれません。
2.スピン報道としてのブーム
ではなぜ連日、「鬼滅の刃」ヒットニュースがマスメディアを駆け巡るのでしょうか。それだけヒットしているからだ、というのが素直な回答ですが、私はスピン報道の一種だと思います。
たとえば今、世界金融がデフォルトの危機に瀕している。覇権国家米国が分裂の危機にある。こうした重要なニュースから国民の目を背けるために、「鬼滅の刃」ヒットニュースが利用されているのではないでしょうか。
どうもそんな気がしてなりません。
(つづく)