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人民情報発信メディアを確保せよ トランプツイート禁止に寄せて

初出:令和3年1月12日


 1月6日(日本時間1月7日)、ワシントンDCでバイデン氏が次期米国大統領として正式に認定されました。

 するとこれを不服とするトランプ支持者の市民団体が連邦議会議事堂に乱入。警官隊と衝突し、女性を含む4人の死亡が確認されました。

 世界中のメディアは市民団体の暴挙を非難しました。

 またトランプ氏はツイッターとフェースブックのアカウントを削除され、外部にリアルタイムで自分の意見を一般市民に伝える手段を失いました。パーラーという米国限定のSNSは、その後しばらく機能していたようですが、こちらも使えないようです。


 さて、問題です。

Q1:トランプ大統領をどう思いますか?

A:マスコミが報道する通り悪玉。一方、バイデン側は善玉

B:マスコミの報道とは逆に善玉。一方、バイデン側は悪玉


Q2:トランプ支持者によるSNSやブログなどネットの書き込みは大手マスコミの発表と大きく異なりますが、どちらが正しいでしょうか。

A:トランプ支持者の書き込みが正しく、大手マスコミの発表はフェイクニュース

B:大手マスコミの発表が正しく、トランプ支持者の書き込みはフェイクニュース


 いかがでしょうか。

 私の「富士山回答」はこうです。


Q1のC:バイデン側はほぼ悪玉と考えていいが、トランプを完璧な善玉と見なすのは危険。トランプもまた悪玉ないし部分的悪玉の可能性ありと考え、両者を警戒することが賢明な判断。


Q2のC:どちらの情報にも真実とガセネタの両方が混在している可能性あり。トランプ支持者の書き込みは支持者各人で情報のばらつきがあることにも注意。


 トランプ大統領は選挙選にツイッターと陰謀論を利用した最初の大統領だと思います。

 四年前の選挙では現状に不満を持つ低所得者層やOWS運動参加者、そして陰謀論マニアに向け、「911の真相を暴露する」など彼らが好みそうなツイートを繰り返しては人気を集め、票を稼ぎました。ところが当選して四年たってもトランプは、911の真相を暴露しません。

 トランプは飛行機で来日するとき、他の大統領とは違い、羽田空港でなく、横田基地を利用しますが、これなどは日本を植民地扱いしていることを公言しているようなものです。

 娘のイバンカに安倍首相は76億円?を国民の血税から貢ぎました。これまで宗主国米国の窓口は一本化していましたが、トランプ大統領就任後は、従来通りディープステート傘下のジャパンハンドラーズたちに貢ぐ一方、トランプからもミカジメ料をむしり取られ、ただでさえ生活苦の日本人低所得者層は、あまりいい思いはしていません。

 こうしたことからトランプを素直に善玉だとは信じられないのです。

 もちろんディープステートべったりのバイデンも決して善玉ではありません。


 今回、右翼系ユーチューバーが軒並みトランプを応援しました。バイデンが不正選挙を働いたとのことでトランプ側を支持しましたが、彼らの主張をよく聞いていると、バイデンの黒幕、中国が諸悪の根源であるという主旨がみえてきます。

 ネットジャーナリスト、リチャード・コシミズ氏は、中国への嫌悪感を煽って、米中戦争または日中戦争へと世論操作するのが、右翼系ユューチューバーの最終目的では、と分析しています。しかしながら、コシミズ氏自身はトランプを全面支持しているようです。


 米国で今起きていること――何が真実で何が偽情報なのかわからない、というのが現時点の私の感想です。それだけネットでは様々な情報が錯綜しています。ただ世界が歴史の大きな転換点に来ているという感触だけは確かなものがあります。


(つづく)


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