麻生氏「単一民族」発言はミゾユーのプロパガンダ工作か
初出:令和2年1月15日
麻生太郎副総理兼財務相は13日、福岡県直方市で開いた国政報告会で、「(日本は)2千年の長きにわたって、一つの民族、一つの王朝が続いている国はここしかない」と述べました。同日、同県飯塚市の国政報告会でも同じことを発言。
一方、マスコミは「アイヌ民族支援法」で明記したアイヌを先住民族と矛盾するとし、この発言を批判しました。
これを受けて14日、麻生氏は閣議後記者会見で「誤解が生じているなら、おわびの上、訂正する」としました。
ここでクイズです。
Q:麻生氏の発言「2千年の長きにわたって、一つの民族、一つの王朝が続いている国はここしかない」をどう思いますか?
A:まちがっている。日本は単一民族でない。
B:正しい。日本は単一民族で、日本の天皇は世界最長の王朝だ。
いかがでしょう。
私の推測ですが、もしかしたらこの発言と謝罪発言の二つをニュースにすること自体、巧妙に仕組まれた情報操作なのではないかと思われます。AとBの二択以外選択肢はない。そう思わせる情報がマスコミから発せられたら、どこかに”罠”が仕掛けられたと疑うべきでしょう。
クイズの回答を少し変えてみましょう。
A:まちがっている。日本は単一民族でない。→ したがって日本は国外から大量の移民を受け入れ、多民族国家にすべき
B:正しい。日本は単一民族で、日本の天皇は世界最長の王朝だ。→ したがって、天皇を神として崇め、日本は戦前のような天皇万歳の軍国主義国家に戻すべき
いかがでしょう。どちらも望ましくない回答です。AかBしか選択肢がないように思わせ、いずれかの方向に世論を誘導しようというプロパガンダかもしれません。
私の「富士山回答」は以下の通り。
C:日本はこれ以上移民を受け入れるべきでなく、かつ戦前の軍国主義国家に戻すべきでない。
問題発言をした麻生氏が”善玉”か”悪玉”かといった、くだらない議論には関心がありません。悪しきプロパガンダのプロジェクトに参画したという意味では”悪玉”ですが。
(続く)