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儚きレクイエム  作者: オルガナ
序章
8/22

力の音

名前なんですが綺羅できら、秋彦であきひこって読むんです


「お、凛も素振りするっすか?」

「おうよ、本探しても見つからないし、自己流でやることにした」

(おーい、バレット)

(わかってるよ)


俺は四角い物体に力を流し込み鎌に変形させる


「そういえば、この四角いのはなんて言うんだ?」

「それはスクウェアっす」

「スクウェア?」

「そうっす、それは詳しい仕組みが分かっておらず、ただ四角いということしかわからないんっす、だから四角の英語読みのスクウェアって言うんっす」

「ふーん」


俺は素振りを開始した、素振りと言っても、相手がどう動くかを予想して、鎌を振るう、いわばシャドウボクシングと同じことをしている


「おお、なんかそれっぽいっすね」

「そうか?」


訓練場といってもそこまで広くない空間がいくつか柵で仕切られている、実践訓練用の大きめのスペースも完備されている


「あ、綺羅、本は読み終わったっすか?」

「うん、新しい魔法覚えた」


俺の隣の訓練場に綺羅がやってくる、人形は外に置いているようだ


「そういえば、二人はどんな能力を使えるんだ?」

「僕は衝撃を操ることができるっす」

「私は黒魔術」


二人とも何気にすごい能力持ってるな、そういえば俺の力って使ったことないな….


(おい、バレット)

(なんだ?我が主)

(お前の力って具体的になんなんだ?)

(ためしてみるか?)


その声が途切れた後、手に持っていた鎌が嘘の様に軽くなった、しかも心なしか体がかなり軽く感じられる


(これって…)

(主の「筋力」をあげたのだ、他にも様々な力を得ることができるぞ)

(まじかよ)

(ただし、元から存在しない力を与えるのは無理だ、俺ができるのはすでに物体にかかっている力を操るだけ)

(わかった、もういいぞ)


能力の効果が切れ、鎌が重くのしかかる、しかし重くないと訓練にならないような気がする、そんなこと言ってしまったら、俺の能力って訓練無しでもそこそこ戦えるんじゃ…


「ま、いいか、訓練しといて損はないだろ」

「……凛?」


俺はバレットとの会話で気付かなかったが、いつからかは知らないが綺羅が俺を呼んでいた


「なんだ?綺羅」

「私と実戦訓練しよ?」


最初は少し戸惑った、いきなり実戦訓練って言われても俺普通の訓練もあんましてないのに、ていうか相手がこんなちっちゃい子が相手だとやりにくいし、だがそれ以上に今の自分がどれだけ戦えるのかを知っておきたいという気持ちが勝った


「いいぜ、やろう」

「じゃ、いこう」


俺は柵の扉を開けて、実戦訓練を行える場所に移動した

部活がきつかったです、本当半端ないです

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