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13話

 翌日の昼、丘の頂上で馬車を止めて昼食を取ることになった。遠くの方に青い海が広がり、街道の先にモントールの街並みが小さく見える。古代ギリシャ時代の特番に出てきそうな絶景が広がっている。

「なんだか楽しそうね。良かったわ」

 隣で一緒に昼食のサンドイッチを食べていたマリアが嬉しそうな顔で話しかけてきた。

 素晴らしい景色を堪能しながら美味しいサンドイッチを食べていたので、自然と顔がほころびていたのだろう。俺は美味しい物を食べることが好きで、美味しい食べ物を食べると嬉しそうな顔をするらしい。

「ここから見える景色は絶景ですよ。おまけに食べ物も美味しい。言うことなしです」

「褒めて貰えて嬉しいわ。ありがとう。どう? この世界もなかなかのものでしょう?」

「えぇ、そうですね」

 俺はマリアに返事をしてからドキッとしたが、すぐに、マリアが俺が別世界の人間であることを知っていることを思い出した。

 俺の様子を見ていたマリアがクスクスと笑った。まるで心の中を読まれているような気がした。


 少し離れたところにマルコムとアンネが並んで座っているのが見えた。マルコムがぼうとした感じでモントールの街を眺めているようだ。

「マルコム。赤目の魔女はあなたのお姉さんでしょう。仲が良かったの?」

 2人に注意を向けたら、アンネがマルコムに話しかけた声が聞こえた。俺は2人の会話に耳を傾けた。

「昨日会ったのが初めてだ」

「そうなの、でも、あなたの名前を知ってたわ」

「ジュディのことも、教授のことも知ってたからね。特に意味は無いよ」

「ひょっとしてリオンを恨んでる?」

「いや、その逆だね。レッドロック家としては感謝しているよ。リオンくんが倒さなかったらレッドロック家が討伐することになるだろう。爺さんからリオンくんに謝礼が送られるかもしれないね」

「そうなんだ。赤目の魔女ってどんな人なんだろうね。見た目は美人だったし、竜殺しとはまるで夫婦みたいだった」

「その通りだよ。あの2人は相思相愛のカップルだよ。2人の仲を裂こうとしたのがレッドロック家と教会。それが原因で2人は盗賊になったような物だ」

「どう言うことなの?」

「ごめん。レッドロック家の恥だからね。これ以上のことは言えないよ」

「あぁ、私の方こそ、ごめんなさい。つい好奇心で変なことを聞いちゃったわ。許してね」

「あぁ、大丈夫だよ。気にしてないよ」

「そう。良かった」

 2人は話すのを止めると揃ってモントールの街の方に視線を向けた。


 2人の会話に注意を向けている俺を観察していたマリアがくすりと笑った。

「盗み聞きだなんて、悪趣味ね。まぁ、私も人のことを言えないけどね」

 マリアが片目を閉じてウィンクした。どうやらマリアも2人の会話を聞いていたようだ。




 モントールの郊外にある馬車屋で盗賊団の馬を売り払ってからモントールに入った。教授が指定した宿屋に馬車を乗り入れ、部屋を確保してから俺とジュディアスは冒険者ギルドに向かった。

 マリアが同行すると申し出たが、ジュディアスが必要ないと言って断った。

 モントールの冒険者ギルドは3階建ての建物で、迷宮都市のギルドと比べれば規模が小さいが、学院都市の冒険者ギルドよりは遥かに規模が大きい。

 俺はジュディアスに先導されて2階に行き、依頼達成受付の窓口に向かった。窓口の係員は30歳ぐらいの人間の男性だった。

「依頼達成票とカードを出してください」

 俺達が窓口に並ぶと、係員が事務的な口調で言った。

「盗賊団と賞金首の討伐の報告に来た。討伐したのはこちらのリオン、私は証言と立会いだ」

「盗賊団と賞金首の名前は?」

「赤衣の盗賊団だ。賞金首は赤目の魔女と竜殺し」

 ジュディアスが言い切ると、係員が驚いた顔をした。

「討伐したのはあなたではなくて、こちらの少年ですか?」

「そうだ」

「証拠はお持ちですか?」

「勿論だ。2人の首と認識票、それと盗賊団の87人分の認識票だ」

「では、確認しますので渡してください」

 ジュディアスが俺に頷いたので、俺はリュックから2人の首を入れた袋を2つと87人分の認識票を入れた袋を窓口のカウンターに置いた。

 係員は袋の口を開けて覗き込むと顔をしかめた。

「別室で確認してきますので、ここでお待ちください」

 係員は言うと席を離れて奥へ行った。


 暫く待たされてから係員が慌しい様子で戻ってきた。

「ギルドマスターが話しを聞くそうです。こちらに来てください」

 係員に誘導されてギルドマスターの執務室に入ると、奥の執務机に40代ぐらいの男性が座っていた。

 入り口には応接用のテーブルとソファーが置かれていて、ギルドマスタは立ち上がると、執務机の奥から出てきた。

 身長は180cmぐらいで逞しい体。元は戦士だっとことが誰もわかる物腰で、髪は短めの茶色、ちょっと白髪が入っており、目は灰色だ。


「わざわざ来てもらってすまない。そちらに座ってくれ」

 俺達は並んで入り口側のソファーに座った。ギルドマスターは俺達が座るの待ってから向かい側のソファーに座った。

「正式な認定は時間が掛かるが、赤目の魔女と竜殺しの首と87人分の認識票は赤衣の盗賊団の物の可能性は高いと思う。どうやって倒したのか教えてくれ」

 俺がジュディアスを見ると、ジュディアスは俺に頷いた。仕方が無いので昨日相談した内容をギルドマスターに説明した。

「赤目の魔女を弓矢で仕留めて、竜殺しは麻痺の魔法で動きを止めて弱体化の魔法で武器が効くようにしてから倒したと言うことか?」

「はい。そうです」

「90人近くも居た盗賊は防衛バリアで防衛しながら魔法と弓矢で片付けたと言うことだな」

「えぇ、その通りです」

「信じない訳ではないが、しかし、たった8人で90人の盗賊団を殲滅したと言うのはなかなか信じられることではないよ。しかもあの2人だ。

 例え、魔術師が5人に治癒魔法が使える神官が1名もいたとしてもだ。

 盗賊団を殲滅するのは可能だろう。だが、あの2人を倒せるとは思えないよ」

「特級魔術師が1名に上級魔術師が2名だ。魔術師の実力が違う。特級魔術師と言えば、白髭の賢者、宮廷魔術師と同じだ」

 ジュディアスがギルドマスターに答えた。

「成る程、確かに白髭の賢者なら2人を討伐することは可能なのかもしれない。それに、動かぬ証拠がある以上、信じない訳にはいかないか……。

 分かった。ただし、こちらで確認してからだ。現場が1日の距離なら何人か出して確認する。盗賊団の死体はそのまま放置したのだろう?」

「あぁ、剥ぎ取った後に放置した」

「それなら、賞金が正式に出るのは早くても1週間後だ。受取は誰にする?」

「ここにいるリオン・ウォートにしてくれ」

「分かった。それじゃ、冒険者カードを渡してくれ」

 俺はウェストバックから冒険者カードを出してギルドマスターに渡した。ギルドマスターは「ちょっと待ってくれ」と言うと執務机に行き、執務机を置いてあった端末を操作してから戻ってきた。

 ソファーに座ると俺に冒険者カードを返した。

「リオン・ウォート、ランクC……。1週間後に大騒ぎになるな」

 ランクSの賞金首2名を倒したのだから、言われなくとも大騒ぎになるのは明らかだ。

「まぁ、私達はスターレン渓谷の遺跡に居るから関係ないだろう」

 ジュディアスは他人事のように言ったが、無関係で居られるはずがないと思う。

「2人の止めを刺したのは僕ですが、教授達が居なければ倒せなかったのも事実です。僕の名前を伏せることはできませんか?」

 出来れば騒がれたくないので、だめだろうなと思いながらも俺はギルドマスターに提案した。

「無理だな、各ギルドに正式に情報を通知しなきゃぁならん。名前を伏せることは出来ない。なぁに、最初は大変かもしれんが、半年もすれば落ち着く」

 俺は肩を落として溜息をついた。ギルドマスターは他人事だと思っていい加減なんことを言っているのは明らかだ。誰かに聞かれたら人違いだと言って逃げるしかないだろう。

「正式に認められたら賞金を口座に振り込む。暫くはスターレン渓谷だな?」

「あぁ、そうだ。呼び出されても依頼中だからギルドに顔を出せないぞ」

「そうだな。依頼中なら仕方がないか。分かった」

「それでは、宿屋に戻りたいが、まだ、何か話しがあるか?」

「正式に認定されてからだが、ランクアップの申請を出してくれれば、ランクAまでなら認められるだろう」

「私はランクBより上げるつもりはないよ。リオンはどうする?」

「僕も今のままでお願いします」

「そうか、ランクアップは強制できんからな、好きにすれば良いだろう。私からの話は以上だ」

「分かった。それでは、リオン。宿屋に戻ろう」

 ジュディアスは言うと立ち上がったので、俺も立ち上がり、ジュディアスと一緒に冒険者ギルドを出て、宿屋に帰った。



 教授が指定した宿屋は日本なら1泊数十万ぐらいの超高級ホテルに相当する高級宿屋だった。

 ペントハウスのような最上階を教授が独占し、教授、マーガレット、教授の使用人が最上階。5LDKぐらいの部屋に俺、マルコム、ハヤテの3人で入り、同じく5LDKの部屋にマリア、ジュディアス、アンネの3人が入った。

 格式の高い宿屋で、成金の商人では幾ら金を積んでも教授が入った部屋には泊まれないらしい。


 教授から指示は無かったが自然と最上階の談話室の大部屋に全員が集合した。隣でお茶を飲んでくつろいでいたマルコムに「教授って、何者?」と聞いたら、テーブルの対面に座っていたマーガレットが「エルフ族の第三王子よ」と教えてくれた、俺は呆気に取られてマーガレットを見つめてしまった。

「やだぁ、リオンくんったら、そんなに見つめられたら、おねぇさん、困っちゃう」と言われてしまった。

 数回のノックの音がすると、扉が開いて宿屋の給仕が入ってきた。そして、頭を深々と下げてお辞儀をした。

「お待たせしました。お食事の用意が整いましたので、食堂の方に移動をお願いします」


 給仕に案内されて入った食堂のテーブルは夕食の準備が整えられており、俺達の倍ぐらいの給仕が控えていた。

 上座に教授が座り、マーガレット、マリア、俺の順番に座り、反対側にはマルコム、ジュディアス、アンネ、ハヤテの順に座った。

 控えていた給仕が全員に食前のワインを注いだ。

「さて、諸君。これからの予定を簡単に説明するから、傾聴して頂きたい」

 教授がグラスをスプーンで鳴らしてから話し出した。テーブルに座った全員が教授に注目した。

「マーガレットくんは明日の朝、宿屋の者に手配して食料品を仕入れてくれ。遺跡を監視している騎士団に対する命令書を貰う必要があるので、私とマリアで領主の伯爵の所に挨拶に行ってくる。

 調査期間中の食料の補給は砦の騎士団に支援して貰うつもりだ。

 ジュリアスくん達は盗賊団の戦利品を売り払ってくれ、本当は3日ぐらいのんびりしたい所だが、明後日の朝に出発する予定だ。何か質問はあるかね」

 教授は暫く質問を待ったが、誰も発言しなかった。

「それでは、調査の成功を祈って乾杯しよう。宿の主人が最高級のワインだと自慢していたぐらいだから、期待しても良いだろう」

 教授はワインを持ち上げて匂いを確かめた。

「うむ。少なくとも悪くは無さそうだ、では、諸君、ワインを持ちたまえ」

 全員、教授に言われてワインと持ち上げた。

「調査の成功を祈って、そして、世紀の大発見があらんことを祈って、乾杯!」

 教授の掛け声で、一斉にワインを飲んだ。俺も皆の動きに合わせてワインを口に含んだ。アルコールに下戸な俺でも豊穣で奥深い味わいの旨いワインであることは分かるのだが、どれぐらい高級なのかさっぱり分からない。

 対面に座ったマルコムとジュディアスがしきりと感心した様子でワインを味わっているところを見ると、かなり上物なんだろうなとは思うが。ハヤテはアンネは俺と同じらしく普通に飲んでいた。

 暫くの間、ワインを堪能した教授が給仕に合図すると前菜と思われるサラダが運ばれてきた。続いてスープ、メインデッシュとフレンチのフルコースのような豪華な夕食だった。

 夕食を終えると割り当てられた部屋に入って早めに寝た。



 翌日の朝、ハヤテとマルコムの3人に割り当てられた部屋のダイニングキッチンで朝食を食べ終えるとマルコムに港を見学に行かないかと誘われた。

「モントールの港には大型の船が集まるんだよ。一度に船を着けられないから、沖の方に巨大な船が見渡す限り並んで、それは素晴らしい眺めだよ」

 技術レベルが中世なら、スクーナーかキャラック。あるいは、ガレオン船を生で見れるかもしれない。昔から帆船が好きで、木製の帆船模型に手を出したこともある。生でガレオン船が見れるかもしれない。

「いいですね。是非、連れて行ってください」

「ハヤテはどうする?」

「ジュディアスと盗賊団の戦利品を売りに行く予定だ」

「そうでしたね。忘れてました。残念だけど港は諦めましょう。僕も手伝いますよ」

「いや、俺とジュディアスの2人だけで十分。人数が多いと逆にやり難いからな。その代わり、アンネを誘ってやれ」

「分かりました。では、リオンくん。行きましょうか?」

 マルコムが立ち上がったので、俺も立ち上がってマルコムと一緒に部屋を出て、アンネを誘いに向った。



 俺とマルコムが並んで歩き、アンネはその後ろを歩いた。道は広いので3人並んで歩いても問題ないのだが、アンネは遠慮してマルコムと並んで歩こうとしなかった。

 港に近づいている証拠に徐々に潮の匂いがきつくなってきた。臭覚が敏感になった所為が鼻につんとくるに匂いがきつい。

 倉庫が立ち並ぶ道を進んでいくと、目の前に港が見えた。沖の方に見渡す限り、船が停泊している。帆が畳まれてマストしか見えない船が多いが、数艘は帆を張って動いていた。三角帆のスクーナーもあれば、四角い帆と三角帆の両方を張ったキャラックかガレオン船もあった。

 現在の巨大な船を見慣れているためか、意外に船が小さいなぁと思った。大きな船でも長さが30mぐらいしかなさそうだ。

 俺達は船が良く見える位置で立ち止まって、並んで船を眺めた。


 この世界には浮揚や飛行の魔法が存在している。魔法の力を利用すれば推進力を得ることも空を飛ぶことさえも地球よりは簡単に実現できるはずだ。

「船の推進力は風力かぁ」

「なんだって?」

 俺の呟きが聞こえたらしく、マルコムが聞き返してきた。

「つまり、船は帆で風を受けて進むんだろう?」

「当たり前だろう。教会には魔力で動く船があると教授に聞いたことがあるけど、専用の魔術師が必要になるからね。まだ、実用的じゃないそうだ」

 成程、確かに魔石から魔力を取り出して活用するには高度な技術力が必要だ。この世界の魔法理論はかなり遅れているのだろう。

「船は風上に向かって進むことができるの?」

「なんだ、リオンは何も知らないんだな。風を帆で受け止めてその力で船は進むんだ。風が吹いてくる方向に向かって進めるはずがないだろう。なんでも三角形の帆なら横向きかちょっと風上に向かって進むらしいけど、僕は船乗りじゃないからね。良く知らないよ」

「翼の原理じゃないの? 風向きに対して45度の角度で進めるんだろう?」

「翼の原理のことは知らないけど、確かに45度がどうとか教授に聞いたことがあるよ。教授に聞いたときは、船乗りが経験上知っていることでどうして風上に向かって進むことができるのか分からないと言ってたよ」

「そうか」

 どうやら風上に向かって進む原理も解明されていないらしい。

「翼って、鳥の翼のことかい? 船とどんな関係があるんだい?」

「えっと、何かと勘違いしてたみたいだ。忘れてくれ」

「そうなのか、でも、教会では船を空に浮かべて飛ばせる研究がされているそうだよ。教授が空を飛ぶ船のことを男のロマンだと言って騒いでたよ。まぁ、船に鳥の翼を着ける訳じゃないだろうけどね。なんでも浮揚の魔術を応用した技術で空に浮かべることが可能らしい。

 前文明の遺跡から空を飛ぶ船が幾つか見つかっているそうだけど、教会に独占されたと言って教授が残念がっていたよ。

 アンネは何か知らないかい?」

「残念だけど、私は何も知らないわ。噂ではアラーモ王国に秘密の研究所があるそうだけど、神官長や司祭に聞いても、そんな場所はないって否定されるだけらしいわ」

「やはりね。教授も教会内でも極秘にされていると言ってたから、アンネが知らないのも当然なんだろうね」

「何も知らなくて、ごめんなさい」

「いや、アンネは悪くないよ。知らないのが普通だからね。教授やマリアさんの方が異常なんだよ。何百年も教会の内情を監視しているらしい」

 俺達は暫くの間、黙って船を眺めていたが、やがて「そろそろ帰ろうか」とマルコムの意見で、宿屋に帰ることにした。



「キャー!」

 倉庫が立ち並ぶ通りをマルコムと並んで歩いていると、微かに女性の悲鳴が聞こえた。隣のマルコムを見ると、どうやら気付いていないらしい。アリスが方角は右側3時の方向、距離は約50mと伝えてきた。確かに、普通なら例え注意していたとしても、聞き取るのは難しいだろう。

 関わりたくないので俺は無視することにした。

「これからどうするんだ? 宿屋に戻るの?」

「そうだね。どこかで昼食を食べて、買い物に行きたいね。酒とつまみを仕入れておきたい」

「いいですね。アンネさんはどうですか?」

「えぇ、勿論、私は構いませんわ」

 後ろを向いてアンネに聞くと、アンネも同意してくれた。

 俺達は昼食を食べ、午後に買い物をしてから宿屋に戻った。


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