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【4】エッセイ・創作論

外から見た「小説家になろう」という世界に ~8頭のゴリラが教えてくれた、企画と交流の話~

作者: キュウリしか持ってないカッパくん。
掲載日:2026/09/26

私の創作活動の軸足は、カクヨムにあります。


なろうにも作品は投稿していますが、

こちらで交流している方は、それほど多くありません。


だから私は、なろうを少し外側から見ている人間なのだと思います。


そんな私にも、なろうでいつも気にかけてくださる知り合いさんがいます。


今回、その方から、ある個人企画を紹介してもらいました。


企画名は、


『ゴリラパーティー』


作品の中にゴリラが登場すれば参加できる、ゴリラのお祭りです。


せっかく紹介してもらったのだから、少しでも企画を盛り上げたい。


そう思った私は、カクヨムの近況ノートで作品を募集しました。


ちょうどカクヨムでは、年に一度の大きなお祭り「カクヨムコン」を控えた時期です。


皆さん、自分の作品を書くのに忙しいはずでした。


それにもかかわらず、何人もの方がゴリラを書いてくれました。


そこへ私が書いた一作品も加えて、集まったのは全8作品。


私は昨日、その8頭をまとめて、なろうへ放流しました~♪


――◇――


9月25日。


カクヨム方面から連れてきた「勝手にゴリラ応援隊」全8作品を、

私のなろうアカウントから公開しました。


昨日の時点でも、いくつかの作品が日間ランキングへ入っていました。


ありがたいなあ。


思っていた以上に読んでもらえているなあ。


そんなことを思っていたところ、本日のランキング報告が届きました。


そこに――。


いました。


全員いました。


まさかの8頭すべてが、

それぞれのジャンルの日間ランキング100位以内へ入っていました。


*


9月26日、11~12時更新時点では――。


①『ゴリラみたいだと思っている』


日間ホラー〔文芸〕・すべて 5位

日間ホラー〔文芸〕・短編 2位


②『推しがゴリラでも、恋は出来ますか?』


日間現実世界〔恋愛〕・すべて 29位

日間現実世界〔恋愛〕・短編 15位


③『美咲ちゃんとわたし』


日間コメディー〔文芸〕・すべて 21位

日間コメディー〔文芸〕・短編 19位


④『ゴリラ一家とワカチコ・レイジ』


日間ハイファンタジー〔ファンタジー〕・完結済 79位


⑤『この子がいいの』


日間ヒューマンドラマ〔文芸〕・短編 87位


⑥『ゴリラの日常』


日間コメディー〔文芸〕・すべて 18位

日間コメディー〔文芸〕・短編 16位


⑦『ゴリラかもしんない!!』


日間コメディー〔文芸〕・すべて 10位

日間コメディー〔文芸〕・短編 10位


⑧『ゴリラ兄弟 ~宇宙の果てで「ド」の看板にけっつまずく~』


日間宇宙〔SF〕・すべて 8位

日間宇宙〔SF〕・短編 1位


全8作品。


全頭、100位以内です。


ウホオオオオオオオオオッ!


――◇――


これは、かなりの快挙だと思っています。


Web小説は、投稿すれば必ず誰かに読んでもらえる世界ではありません。


特に、読者への導線を持たない作者が作品を投稿した場合、

誰にも気づかれないまま流れていくことも珍しくありません。


私は普段、カクヨムを軸に活動しています。


私のなろうアカウントには、読者との接点がほとんどありません。


そのアカウントから公開した8作品が、

すべて日間ランキング100位以内へ入りました。


もちろん、今回の結果には理由があります。


企画主様は、なろうでは私から見れば大御所と呼べる方です。

今回の企画を紹介してくださった知り合いさんも、多くの読者やフォロワーをお持ちです。


お二人が作品を紹介し、実際に読んでくださったことは、

今回の結果に大きく影響していると思います。


間違いなく、入口を作ってくださったのは、お二人だと思います。


そこから作品を読み、評価してくださったのは、

企画へ参加している方や、それまで交流のなかった読者の皆様でした。


ホラー。

恋愛。

コメディー。

異世界ファンタジー。

ヒューマンドラマ。

宇宙SF。


まったく異なるジャンルへ放たれた8頭が、

全頭そろってランキングへ入りました。


書いてくださった方々の作品が面白かったこと。

それを、なろうの皆様が見つけてくださったこと。


その両方があって起きた奇跡なのだと思います。


――◇――


そして今回、私が驚いたのはランキングだけではありませんでした。


「割烹」です。


なろうで活動している皆様にとっては、当たり前のことなのかもしれません。

けれど、外から来た私には、個人企画の雰囲気がとても新鮮でした。


私が見てきたカクヨムの自主企画は、作品を並べる場所としての意味合いが強いように思います。

企画へ参加しても、自分から他の作品を読みに行かなければ、誰にも読まれないことがあります。


一度参加して、それきりになる企画も少なくありません。


一方、今回参加させてもらったなろうの個人企画には、

活動報告――通称「割烹」を中心とした交流がありました。


誰かがテーマを考えて企画を開く。

そこへ仲間たちが作品を持ち寄る。


お互いの作品を読み、感想を書き、みんなで一緒にお祭りを楽しむ。

そして、また別の誰かが次のお祭りを開く。


一度だけ作品を置く場所というよりも、

みんなで持ち回りながら、お祭りそのものを大切にしているように見えました。


もちろん、すべての企画がそうだという話ではありません。

どちらの方が良いという話でもありません。

あくまで、外から参加した私が、今回そう感じたというだけです。


ただ、もし私のように、

なろうにほとんど導線を持たない作者が作品を投稿するなら、

こうした企画へ混ぜてもらうことは、

最初の読者と出会う一つのきっかけになるのかもしれません。


企画を「利用する」というよりも、お祭りへ混ぜてもらう。

今回の私には、そちらの言い方の方が近い気がします。


私がゴリラを連れてお祭りへ参加し、

そこにいた皆様が、そのゴリラたちを読んでくれた。


今回は、それだけのことです。


でも、その「それだけ」が、私にはとてもうれしい出来事でした。


――◇――


昨日まで、誰にも見つけてもらえない可能性もあると思っていました。

誰にも見つからず、8頭のゴリラが静かに森へ帰っていく。


それも普通にあり得ると思っていました。


ところが、本日。

肩を落として森へ帰るどころか、8頭そろってランキングへ登っていました。


企画主様へ感謝の気持ちをお伝えしたところ、次のようなお返事をいただきました。


*


こちらこそ、ご参加ありがとうございます。

個性溢れるたくさんのゴリラ、確かに拝見いたしました。

大変な部分もありましたが、嬉しさと感謝の気持ちが大きいです。

カクヨムの皆さまにも宜しくお伝えください。


*


とのことです。


この言葉は、作品を書いてくださったカクヨムの皆様へ、

そのままお伝えしました。


カクヨムとなろう――


活動の軸とするプラットフォームは違います。

それでも今回、作品を通して、その垣根を越えた交流が生まれました。


なろうの皆様にとっては、いつものお祭りの一つだったのかもしれません。

けれど、外からゴリラを連れてやって来た私には、

その光景が、なんだかとても新鮮で、素敵に見えました。


作品を書いてくださったカクヨムの皆様。

企画へ迎え入れてくださったなろうの皆様。


そして、8頭のゴリラを読んでくださった皆様。


ぜんぶひっくるめて、本当にありがとうございました!


ウホウホ、オー! ٩(`・ω・´)و

<参考画像>

挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
企画から参りました。 カクヨムにもアカウントは持っているのですが、今だに馴染めません。 なろうの個人企画って、面白いですよね。お祭りだから参加した者勝ちって言うか、これまで交流の無かった方の企画にも、…
 おおっ⁈ 全員が日間でランクイン⁈  凄い!  まあ、どれも面白い作品でしたしね。ですのでこれは当然の結果。だっていかにお祭りでもつまらない作品には高い評価はつかないでしょうから。  お祭り企画とい…
 キュウリしか持ってないカッパくん。さん、こんにちは。 「外から見た「小説家になろう」という世界に ~8頭のゴリラが教えてくれた、企画と交流の話~」拝読致しました。  カクヨムからご来訪。  個人…
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