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短編集

惰性でレベリングしてたら一万になったけど、やっぱつまんねぇから初期化するわ

掲載日:2026/01/08

俺はカズキ、最大レベルが知りたくてレベリングをしていた。

五千あたりまでは楽しかった。

楽しくなくなったのは敵が弱すぎたのと次のレベルまでの経験値が一気に増えたことでもう面倒になったからだ。


『ここまで上げたのに途中で辞めたらせっかく費やした時間が無駄になる。それだけは嫌だ』

この気持ちだけが強すぎて辞めどきを見失った。

その結果


「なっ、なんだよこの化け物は!!」

世界最強と呼ばれる魔王にすら化け物と罵られ逃げ出されるしまつである。


「何のために千年費やしてレベル上げたんだよ!! 相手に逃げられるわ、敵が弱すぎるわでつまんねぇんだよ!!」

よし、初期化しよう。


初期化ボタンはどこだっけ


ガチャ

「見つからない。久しぶりすぎて覚えてねぇや、説明書どこだっけ?」


****


あ〜この音は覚えてる。


****


「おい、返事しろカズキ!!」

「はいはーい、聞こえな〜い」


「そろそろ仕事に戻れ。お前が魔王を生み出さないから世界の均衡が崩れてるんだよ」

「せめてあと千年は休ませてくれよ。自動転生システムがあるだろ」

「お前なぁ、神としての自覚を持ってくれよ。そのシステムのせいで勇者の転生者まみれなんだよ」

「分かってる。けどあの世界は……」

「すまない、俺の配慮が足りなかった」

俺はカズキ、職業・神だ。

担当世界に家族を奪われた。

チェイル(嫁)以外が死ぬことは別に構わない、なぜなら記憶を持った蘇ることが分かっているから。

チェイルは俺の担当世界の住人だ。

復讐しようともしたし神顕現で蘇らせようともした……チェイルが喜ばないことは目に見えているからしなかった。


「なあカズキ提案なんだが、正式に休暇申請しないか?」

「あれ、俺申請してるはずだが?」

「有給に変えられていたから言っている」

「何百年分が使われているんだ?」

「九百年分だ」

「それなら残りの百年分も使ってくれれば良いじゃないかよ」

「うちの会社(天界)は昔からそうだろ。それとカズキが嫌じゃなければだが、休暇中さっきのゲームの世界に身体ごと送れるけどどうする?」

「俺が自分で行けるの知ってるだろうが、お願いする」

「一言多いな……まあいい、ちょっと待ってろ」ウェルティスが天界に戻り話をしに行った。


実際のところ俺が行かないといけないんだけどな。

十年後

「ようやく申請が通ったぞカズキ!! 二千年の休暇だ」

「申請に行かず悪かったな、本当は俺が行かないといけなかったってのに」

「気にするな、俺とカズキの仲だろ。準備は出来ているか?」

「出来るぞ」

「それじゃゲーム世界に送るぞ。ピュルルルン」

こいつのこの掛け声はどうにかならないものかと考えながら俺はゲームの世界に送られた。


この物語は神である俺、カズキが神の力を封印しゲーム世界での休暇を楽しむ話である。


おしまい

見つけて読んでいただきありがとうございます!!

思いついたものをメモのようなやつです

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