なんでなん!!
こういうの初めてで、なに書けば良いか…(笑)。温かい目で読んでいただけると幸いです、
これは、車に憧れを持つ私と、擬人化した車の、育成物語である。
今思い返せば、これは夢なのかもしれない。でも、私はこの夢を見ることが出来て、よかったと思う。もし願いが叶うなら、もう一度…。
【〈ジェットエンジン!!〉】
〈一話.なんでなん?〉
「げっ!今日雨じゃん!!」そう叫ぶのは、私、晴山輝樹である。私は現在中学二年生で、成績はそこそこな女の子である。私の住んでいるところは北海道の胆振にある苫小牧市で、あまり有名な所ではない。しかし、ここの魅力といえば、ホッキ貝、よいとまけ、海である。しかし、苫小牧には駅があるものの、札幌や東京みたいな感じではないため、車が必須品である。私はまだ13歳なので、車の運転は出来ないが、車には強い憧れを持っていた。そのせいか、最近は擬人化した車の夢を見てしまう。車の擬人化ってどうなのだろうか。そう考えてみると、少し気持ち悪いかもしれない。
家を出ると、何か変なものを見た気がする。
車があるはずのところに、美少女が寝転んでいるのだ。…いや、こんなのおかしい。「いや!!最近は疲れが溜まってよく頭痛起こすし、仕方ないよね!!!」そう自分に言い聞かせて、中学校へ向かった。一人で。いやね???仕方ないんだよ??友達が体調不良なだけで…ね???
しかし、学校へ向かう際も変なものを見た。
美少女が人を担いで「わっしょい!」とか言いながら走っているのである。私は訳がわからなかった。「なんでなん…?」本当に何故だろう…。
学校に着いた。
学校の駐車場でも美少女が寝てる…
「ね、ねぇ、りんりん(山内凛)?駐車場の車って…」と私が友達の山内凛に聞くと、「?車がどうしたの?」と、言う。「あのさ、車があるはずの場所に女の子が…」と恐る恐る述べると、「え?それっていつも通りじゃないかな?」と言われた。…うん、これ絶対に夢だ。おかしいもん。りんりん(山内凛)はめっちゃ優秀で生活態度もよくて…兎に角、優秀の子がそう言うのはかなり…。
授業中は、そのことしか頭になくて、連立方程式の問題が解けなかった(自己責任)。
「や、やっと帰れる…」私は疲れすぎて、頭がくらくらしていた。「大丈夫?輝樹、」と親友の春海さん(春海美波)に聞かれた。「あ、うん、大丈夫!…多分!」と言うと、「そっか、」と不思議そうに言われた。
家に帰ると私は、真っ先にソファに座り、「あはは…疲れたな…」と、くたーっとして言ったとさ。