第4話 世界を変えるほどの能力
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「調子のってるから殺っちまったw 自業自得だ!
ん? まてよ…」
「額から…血が…ア八ッ! やはり本当にいたんだ!! アハハッ!」
と不気味な笑い方で“ピュートーン”という謎のアウィキニングが言った…
「ピュートーン! ほんとにいたのか?」
とグランス・フミルという964842代目ラノス星の王が言った。
「おおグランス‼ ああ絶対だ! 俺の額を見ろ! 血だ、血だぞ!」
とこの世のものとは思えないようなしゃべり方でピュートーンは言った…
「お前以外に額から血を出している奴がいたらそいつが***の能力を持っているやつってわけだな… やはり本当にいたのか… あと俺と話すときは敬語だ! 何回言ったら分かるんだ!? 敬語だぞぉ!」
「だまれグランス!!! クソやろうめ」
「お前…死にたいのか!? 殺そうか?」
「殺せるのかな? 俺の能力もこの“世界を変えるほどの能力”って言ってたよな!?」
「まぁな… それよりお前…こいつを殺ったのか? 第8だぞ!? なに殺してんだ!」
「すまんなヘヘッ」
「まぁいい、それより新たな目的が増えた! ***の能力を持っている人を探す!
見つけ次第なんとしてでも捕まえる!」
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電車がガタンゴトンと言う音を立てながら走る
「なんか今日の電車めっちゃ揺れるんやけど」
と笑いながらしげちゃんが言った。
「しげちゃんが揺れてるからだろ!? そんぐらい気づけよ!」
とサコピーが正論を言った。
「サコピー‼ ボケってわかる!?」
と機嫌が悪そうに悠人が言った。
「ボケ? ボケなんかいらない、生活に必要か? まぁ楽しいならいいが。」
とサコピーが言った。
「おい、サコピーちょ、ちょっともう話しかけるな。 酔っちまったよ!」
「さっきから悠人の機嫌が悪かったのは酔ってたからだったのか!」
とセイシュウが納得そうに言った。
「なんかさっきから額が痛いんだよね!」
と僕が言い、みんなが僕の顔を見た瞬間、表情が変わった。
「ど、どうした? みんななんで変な顔でこっち見んだよ!?」
「き、キサラボ! 痛いはずだよ! めちゃくちゃ額から血…出てるぞ!」
とシゲが驚いた。
その言葉を聞いた僕は額を触った。
「うわぁ! なんでこんなに血出てんだよぉ!」
「ま、とりあえずもうすぐ俺ん家だから! 落ち着いて!」
とセイシュウが言った。
僕たちは駅につき電車から降りた。
「ま、まぁ、あんま痛くないし大丈夫だよ!」
「そうはいっても治療はしなくちゃ! 俺ん家についたらすぐ治療するぞ!」
と焦った口調でセイシュウが言った。
「さてと! これが俺の家だ! ってまぁみんな何回も来た事あるよな」
「何回見てもセイシュウの家すっげーでけぇ」
としげちゃんが口をポカーンと開けて言った。
セイシュウの家はこの世界を代表するほどの金持ち、アレス財閥である。
ギイィっと大きな扉が開いた…
「お邪魔しまーす」
「お帰りなさい!セイシュウ様、そしてそのお友達の皆様!」
とセイシュウの家の執事が言った。
「ありがとうございますぅ!」
と高い声で僕としげちゃんが言った。
「うっわ、やっぱセイシュウの家豪華すぎ!」
としげちゃんが独り言のように言った。
「なぁ、セイシュウ! 酔った時に効く薬とかある?」
と気持ち悪そうに悠人が言った。
「あるよ!」
「執事MY! この二人を治療室に連れて行ってくれ!
俺は残りの二人をグルメ室に案内するから!」
とセイシュウが執事に命令した。
「了解しました! セイシュウ様!」
◇◇◇
「あ、セイシュウ! 二人が返ってきたぞ!」
とサコピーが言った。
「キサラボの額、包帯グルグル巻きじゃん!」
と笑いながらしげちゃんが言う。
「悠人! 気分はどう!?」
と心配そうにセイシュウが言った。
「もう、めっちゃ元気! 早くご飯食べよーぜ!」
と悠人が元気に言った。
「おなかすいたなー!」
「キサラボちょっと待てよ! もうちょっとでご飯来るから!」
とセイシュウが言う。
「あ、来た! うまそうなご飯が来たぞぉ!!」
と待ち遠しかったようにシゲが言った。
「じゃあ食べるか!」
とセイシュウが言い、みなが手を合わせた。
「いただきますっ!!!」
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