第3話 パーフェクトマン
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「てかマジで次訓練!? あーもう最悪だぁぁぁぁぁぁ!!!」
「安心しろキサラボ! 訓練は昼飯の後だ☆」
と悠人が煽るように言った。
◇◇◇
「ああやっぱ食堂のメシはうめーな!」
とにかく食べるのが好きなしげちゃんが言う。
「てかさー昼飯の時間が終わったらもう訓練始まるじゃん!? 安心できねーよ!」
と僕が焦る口調で言った。
「キサラボが悠人みたいw」
そう言ったのは同じクラスの兄貴的存在“セイシュウ”
「あ、セイシュウじゃん! キサラボが俺みたいってどういうことだよっ!」
「まあまあ落ち着けって! いい意味だって」
「そ、そうか俺みたいっていい意味なのか! よっしゃ!」
「ああいい意味だ!w てかキサラボ訓練いやなのか?w」
「あたりめぇーだろ! あんなキツイことしたくねーって!」
「でもよ、消滅隊としてこの世界を守っていくにはキツイこともしなくちゃいけねーんだ!」
「確かに世界を救うためだ! 頑張るしかねーか!」
「おう、みんなで頑張ろうぜ! そして消滅隊になってみんなで世界を救おう!!!」
「おおおおおお!!!」
そして昼飯の時間が終わり、地獄の訓練が始まった…
「今から午後からの授業、訓練を始めるっ!」
「よろしくお願いします」
今挨拶をしたのは3-C訓練担任、“宇ノ良”先生
「今日の訓練のスケジュールを説明していくぞっ」
「1 2時から4時まで持久走
2 4時から6時まで各団、訓練
ではさっそく持久走、先生の笛が鳴ったらスタートしてください!
位置について…
よーい…」
ピッ!!!
ダッタタタダダダダッタダダダダダダ
「しげちゃん落ち着け! この持久走は二時間もあるんだぞっ! 最初からそんなに走ったら体力がなくなるじゃないか! 歩くぐらいのスピードでいいから!」
とセイシュウが指摘をする。
「ああ、分かった! 歩くぐらいだな? だ、だよな?」
さすが、セイシュウ
体力の温存の仕方、走り方、呼吸の仕方、すべてが完璧すぎる
そのうえ仲間に指摘までするとは…
「何か前のほうからから視線を感じるな…」
僕がよーく前を見ると宇ノ良先生が真剣な目でみんなを見ていた。
しげは運動神経はいいが、つい焦ってしまうことがあるな
そして理解能力が低い…
これは覚えておこう
お、かずさも完璧に近いな
後ろの方でゆっくりゆっくり走っているのは誰だ?
如月か…
如月は運動が苦手ではないが、周りに比べれば苦手なほうと言ったところだろうか…
「なーんかさっきからジロジロ見られるんだけど…
走り方でもおかしいのか!?」
2時間後...
ハアハア、ゼエゼエ、ふーふー…
「あっうっ...マジ、疲れた… 死ぬっ...」
「しげちゃん顔真っ赤じゃん! めっちゃ...疲れてるんじゃない?w」
悠人がバカにするような口調で言う。
「疲れてるにきまってだろ!? ぎゃ、逆に悠人は疲れてねーのか!?」
「つ、疲れて...ね、ねーし...」
「嘘つかなくていいんだぞw、悠人!」
とセイシュウが言った。
「う、嘘じゃねーって」
「だって息がまんしてんじゃん!」
「い、いや違うってこれは体力をつける訓練の一つだよ! グークルにそう書いてたんだよっ!
し、信じるよな? しげちゃん!?」
「そんなの信じるわけねーだろ!w やっぱ嘘だったんじゃん!w」
と嬉しそうにしげちゃんが言った。
「そろそろ休憩の時間は終わりだ!
次は各団で訓練を行っていくぞ!
戦闘団は私、宇ノ良が付きます、
救助団には区瀬ル(くせる)先生、
指令団にはマス先生が付いてくださります。」
「念のために三つの団の説明をもう一度しておく!
一つ目、戦闘団はとにかくアウィキニングと戦う団だ!
二つ目、救助団は主に救助をする団だが、アウィキニングと戦うこともある団だ!
三つ目、指令団は戦闘団や救助団に指令を送る団だ!場合によっては戦うこともあるぞ!
では団に分かれて集まってー‼」
ここに集まっているのは戦闘団希望の人たちで合ってるか?」
「はいっ!!!」
イツメンの戦闘団希望の人は、僕、しげちゃん、悠人、セイシュウ、かずさである。
まあイツメンの中でサコピー以外が戦闘団希望の人といった方が分かりやすい。
ちなみにサコピーは指令団希望である。
「まずは剣の持ち方、扱い方についてだ!」
_____________________________________________
~救助団~
「救助団は人を運ぶ練習をしていきます!」
_____________________________________________
~指令団~
「えー指令団は何を指令するかの説明、活舌をよくする練習をしていきます!」
◇◇◇
「あー、訓練のあとの風呂はサイコーだなぁ」
と力が抜けるような感じでしげちゃんが言った。
「てかキサラボ! 今日の訓練はどうだった?」
「セイシュウが世界を守るためならキツイこともしなくちゃいけないって
言ってくれたら頑張れたよぉー!」
と嫌がってたとは思えないほどニコニコした顔で僕は言った。
以外と訓練も頑張ってみたら達成感があっていいかも!
明日の訓練も楽しみだぁー
「いいよなぁーセイシュウは… 優しいし、運動神経抜群だしモッテモテだしよぉ!」
と悔しそうに悠人が言った。
「俺モテモテなのか? そんなふうには思えんが…」
と自信なさげに言う。
「まあモテモテとかいいからそろそろ上がろーぜ!」
「確かにちょっと熱くなってきた!」
「おい、俺を置いてくな! まだ俺は体洗ってるんだけど…」
と寂しそうにブツブツサコピーが言った。
「てかさー今日夕ご飯食べて帰る?」
とよだれを垂らしながら食べるのがとにかく好きなしげちゃんが言った。
「今日おれんちに泊まる? そこでみんなで夕食食べようよ!」
とセイシュウが意見を出した。
「それがいいや! 人の家で食べるんだったら食費浮くしさーw」
と急いで風呂から上がってきたサコピーが言った。
「よーしそれにけってーい! そうと決まれば早く行くぞ!」
と服に着替え終わったしげちゃんが言った
。
「し、しげ着替えるの早くね!?」
と変人を見るような目で僕はしげちゃんを見ながら言った。
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場所不明…
「本当にいるのか?」
「おい! ちゃんとやれば伝説の***能力を持ったやつがいるとわかるはずだ!」
「…死ねぇぇぇぇぇ!!」
バキィェという音が不気味なほど静かな部屋に響いた…
「調子のってるから殺っちまったw 自業自得だ!
ん? まてよ…」
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