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テーマなし詩集

ほんのたまたま

作者: 歌川 詩季

 私のような凡人は、天才や秀才の何十倍も努力しなければならないのですが。

 駒を瓢箪(ひょうたん)に詰めて持ち歩く

 犬とは棒にあたるまで散歩する

 まぐれこそ実力の片鱗

 目のないダイスじゃ六は振れないよね


 足で稼げる天才のこと

 ぼんくらはいつも うらやめど あくびと昼寝


 ほんのたまたま だって

 汗で()け乳首のTシャツ だけどやつは言う

 ほんのたまたま なんて

 すぎた謙虚は 嫌味で鼻につく



 下手な鉄砲 両手マシンガン

 やたら無駄弾丸(だま)にコストがかかるけど

 一発必中ねらうスナイパー

 一刀両断するのは人斬り


 泥にまみれる秀才のこと

 うすのろはきっと ねぎらいのふりして嘲笑(わら)


 ほんのたまたま だって

 裂けて片乳首のTシャツ なのにやつは言う

 ほんのたまたま なんて

 べたな謙遜は つっこみ待ちなのかと

 やってられるか!

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― 新着の感想 ―
[一言] 自分にとっての当たり前が 他人にとっては羨むこと 賞をとったり、 商業作品になったり、 そういうことではなく ただ「出来る」ということだけでも 羨ましいと思ったりするものは多々あるのかなっ…
[一言]  努力の天才、なんて言葉もありますが。  なんの苦もなく、ホントに自然にできてしまう人だっているんですよね。  本人、普通だと思っているので『そんなことないよ』『自分なんて』とか言います…
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