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女子のおしっこおもらし

幼女ルナのおもらしプレイ

 ルナ=シーシャ、七歳。魔法と拳法が得意で文学の才は無い女の子だ。緑を基調とした丈の短い着物を身に纏い、腰まで届く水色の髪の毛を伸ばしている。腕と足の肌は露出していて着物の丈は股下数センチメートルしかない際どいもの。彼女はとてもませた子供だった。幼いくせに、男が見とれてしまうような美しさをもっていて、オシャレと服装に気をかけていた。彼女の着物の丈が異様に短く、太腿の殆どが露出するようなデザインなのもそれが理由だ。黒のニーハイソックスを身に着けているが片方だけ大きめな為に乱れているのも、着物のスカートのような部分を乱して巻きスカートのように切れ込みを見出しているのも、髪の毛を手でかき上げる動作も、全ては男の子に注目されようとしているから。

 彼女は年によらずませた子供だった。


「ボクは文武両道のルナちゃんさ。誰がなんと言おうと文武両道なのさ。ルナちゃんカワイイーっ!! カッコいいー!! サイコーっ!!」


 そんなルナも完璧では無い。朝寝坊して魔法学校への登校に遅刻しそうになってしまう。時計を見て時間を確認するや否や大慌てでパジャマから着替えると、朝食の食パンを食べてから出発する。

 家を出る直前、父親がルナを止めた。


「水筒、忘れてるぞ」


 この水筒にはとある虫が入っている。ある粉末を食料に水を生み出す不思議な虫だ。この虫を入れておけば水筒には延々と水が増えていく。だから時折飲んでおかないと溢れてしまうのだ。ルナはこの水筒が好きだった。虫が作った水は川から汲んだ水や魔法の水に比べて少し甘い味がするのだ。ちょうどスポーツドリンクのような味に近いかもしれない。体への吸収効果もあって水分補給と喉を潤すのに、普通の水より効果がある……かもしれない。

 父親は水筒にある粉末を入れてルナに渡した。しかしその粉はいつもと違う粉末であった。


「ありがとうパパ。行ってくるね!」


 ルナは大急ぎで家の門を開けて出ていった。

 学校までの道のりを猛スピードで走り抜けるルナ。通常であれば馬車に乗って二時間かかる距離なのだが事ここに至っては自分の足で走った方が速い。一時間、いや、三十分で辿り着いてみせるとルナは息巻いていた。ちなみに走っている間にも水筒には水が補給される。時折喉が渇くと水筒で水分補給をしながら走り続けた。

 ルナの家は学校から離れている。道のりだと紆余曲折している。道のりに従って進むと時間がかかるので飛行魔法と織り交ぜて移動するのが適切だろう。飛行魔法はルナの年齢では本来は習わない魔法なのだがルナは自称天才的体力によって身に着けた。実際は父親に叩き込まれたのだが。ルナにとって飛行魔法は嬉しい魔法だ。走るよりは遅いが、走るよりも長時間、体力を消耗せずに移動できる。何よりカッコいい。そして、地上を歩く男の子達がルナのパンツを見ようと注目してくる。それが無性に興奮する。ルナにとっては至れり尽くせりな魔法だった。しかし今は急いでいるのでそんな悠長な事は言っていられない。出来る限り自分の足で全速力で走り、道のりを飛び越す為に空を飛ぶのである。そして空を飛ぶ間に水をがぶ飲みする。そうして三十分もあればなんとか学校につくはずだ。ちなみに飛行魔法は走るよりは疲れないが歩くよりは疲労が貯まるし、息が切れる。今回のように急いでいて走りと飛行魔法を交互に繰り返せばよりさらに疲れてしまう。まぁ、ずっと走り続けるよりはマシだろうが。ルナはひたすら走り続け、飛び続けた。喉が渇く度に水を喉にかきこみながら。

 そして結局一時間後にルナは学校に到着した。もう一時間目の授業が始まっている。歴史の授業だった。歴史の授業は退屈だけど、遅刻してしまっては先生から大目玉を食らってしまう。ルナは忍び足で教室の前に来ると、ゆっくりとドアを開けた。

 みんな机に向かって授業に勤しんでいる。ルナは腰を曲げておばあちゃんのような格好で自分の机に向かった。ゆっくりと、でも急いで歩いていき、自分の席に座る。ホッと一息つくと隣に座っていた男子生徒、レンが声をかけた。


「ルナちゃん遅刻だよ」


 ぼそぼそと小さい声。ルナはコクリと頷いて席についた。


「昨日、カードゲームに集中しすぎちゃってさぁ……」


 とその時先生が怒鳴り声をあげる。


「ルナ! お前今日も遅刻か!? やる気あるのか!!」


 急な怒鳴り声にルナを含めて全生徒がビクッと体を震わせる。歴史の先生は怒鳴り声が大きいのだ。


「すみません。カードゲームが面白くてつい」

「ついじゃない。廊下に立ってろこのポンコツがぁ!!」

「え〜」

「ゲンコツの方が良いかな?」


 先生が握り拳を見せる。拳がバチバチという音と共に電撃を帯びている。あんなものをお見舞いされたら頭蓋骨がいくつあっても足りない。冗談じゃない。ルナは萎縮してコクリと頷いた。

 

「すみません。廊下に立ってます」


 ルナは教室の外に、一時間目の授業が終わるまで立っている事になった。両手に水いっぱいのバケツを持って廊下に立たされるのだ。時折歩いてくる別の先生がこちらを見てきては「またルナちゃんが立たされている」と言って見てくる。それを聞いてルナは恥ずかしく思った。こういう形で注目されるのは嫌なのである。ルナはくっそ~と呟いた。今授業している歴史の先生が来たらこのバケツの水をかけてやろうかななんて、その気の無いことを頭の中で夢想する。頭の中で何を考えようが問題無いからね。ルナは脳内で先生と魔法と拳法を駆使した戦いに挑んでいた。もちろん先生は悪役の魔物でルナは正義の味方、勇者だ。勇者が世界を救うために魔物と戦うのだ。ドッコンバッカン。かっくいい〜。ルナは一人で勝手に盛り上がっていた。

 二時間目の授業は国語だった。昔の作家が書いた小説の一部が教科書に載っていてそれの文法やら作者の思惑やらを先生が解説したり、生徒が音読する作業だ。中には魔法構築技術についての解説もあったが国語はあくまで文章に関する勉強だ。ルナは退屈だった。魔法と拳法が扱える実技や体育以外は退屈であった。ルナは欠伸をしながら教科書を見ていた。

 退屈な時間だ。早く過ぎてしまえば良いのに。水筒の水をガブガブと飲みながらそう思っていた。すると隣の生徒レンが声を掛ける。


「ルナちゃん、水飲み過ぎじゃないのさっきから」

「そうかな? 良いんだよこれで」

「後でトイレ行きたくなって授業中に席立つ事になっても知らないよ」

「ボクは子供じゃないんだから平気さ」

「……でも俺達はまだ子供じゃないか。こないだだって授業中にトイレに……」

「へーきへーき」


 と言っている間にも下腹部に違和感。実を言うとレンの言葉通り、ルナは尿意を感じていた。しかし実は一時間目が終わるという時に既に感じていたのだ。ルナは今日は朝起きてからトイレに行っていない。遅刻するからとそれどころではなかったのだ。つまり昨日の夜からおしっこが膀胱に溜まり続けているというわけだ。その上に登校するまでの間何杯も水を飲み続けていた。実はルナの想定を超えて尿意が膨れてがっているのだ。


(思ってたよりトイレに行きたくなるのが早かったな。でも我慢だ我慢。ルナちゃん、我慢だ)


 ルナは尿意を我慢するつもりなのだ。だから一時間目が終わった後の休み時間もトイレに行かずに二時間目に望んでいる。何故か? それはルナはおしっこをおもらしするまで我慢するが好きだからである。要はおしっこフェチなのだ、彼女は。もちろん漏らすのは自宅である。さすがに学校で漏らすのは恥ずかしくて出来ないし、したくない。

 つくづくルナはおかしな子と言えるだろう。いや、変態か。彼女がこうなったのには理由があるのだがそれは後に解説するとしよう。とにかくルナはおしっこを我慢することに快感を覚えていた。漏れそうなのを我慢して平静を装うというシチュエーションやたった一人で我慢している自分、漏らしたら大惨事で恥ずかしいというリスク……そういった様々な要素が絡み合い、そういうシチュエーションは幼い彼女を十二分に興奮させていた。実際にこれまで何度も我慢した事あるし、学校で漏らした事は一度も無い。どうしても家まで我慢出来ずに授業中にトイレに行った事はあるが。ほとんどは家に帰宅するまで我慢してみせたのだ。だから今日も帰宅まで我慢してみせる。もちろん誰にも気付かれないようにひっそりと。これはたった一人の秘められた戦いなのだ。今日の為に下着はビキニのように小さい紐パンを着用している。少しでも漏れたら布から滴り落ちてしまう。一切の油断も出来ない。ちなみにスースーして気持ちいいし、男ウケするような下着なのでお気に入りだ。

 絶対我慢してみせる。学校でおもらしなんて失態はしない。

 ルナはそう心に誓ってまた水を飲み始めた。

 三時間目。体育。Tシャツに浅いブルマを着用して望む。今は夏場なので寒くはないがブルマなんてパンツとあまり変わらないのでルナはドキドキしていた。まだ年齢が幼い事もあって男女は同じ教室で着替えることになっている。もちろんルナは着物の中にブルマは履かなかった。だから着物を脱いで、一度下着姿になってから体操着に着替える。多くの女子がスカートの下に体操着を身に着けているのに、だ。言うまでもなく男子に注目されたいからだ。案の定、男子達はルナの紐パンに釘付けだ。それをルナはわざとらしく、自分のできる精一杯の色っぽさを出してパンツをそれとなく見せつける。他の女子には少し疎まれている気もするがルナは気にしない。楽しければ良いのだ。

 レンが顔を赤くしながらルナに話しかけた。


「男子もいるんだからあまりそういう事しちゃダメだよ」

「どうして? みんなこういうの見たいんでしょ?」

「そうだけど……恥ずかしくないの? って言ってもルナちゃんは恥ずかしくないよね。むしろ喜んでそう」

「分かってるねレンくん。その通りだよ!」


 レンはため息をついた。この破廉恥な娘には何を言っても通じないのかと、諦めの境地だった。


「……ルナちゃん、やっぱり周りの目はもう少し気にするべきだよ」

「レンは嫌なの? 女子のパンツ見たくないの?」

「そりゃあ…………そりゃあ見たいけどさ……」

「ならボクの大サービスに感謝すべきだろ?」

「ウ~ン……えーっとねぇ……」


 レンはどう言葉をかけていいかわからずに困惑していた。実際に彼女のパンツを見て興奮しているのはレンも同じだ。だからあまり言いたくはないのだが、それではルナのためにはならない。どう言えば良いのか彼にはわからなかった。


「その、君だけだよ、そうやって見せびらかしてるのさ」

「悪い?」

「そう言われるとなぁ……」

「それよりレンくん。早く校庭に行くよ! また捻り倒してやるんだから!」

「ルナちゃん女の子なのに強いからなぁ」


 体育の授業。それは戦場での実戦を模した格闘訓練であった。もちろん基礎体力をつけるために柔軟体操だったりかけっこだったり、鉄棒で逆上がりしたり、サッカーのような球技で遊び同然の事をしたりするのだが。基本は筋トレや突き、蹴り、ガードや受け身のトレーニングだ。それは男子同士女子同士だったり、男女で組み合う場合もある。もちろん、魔法を使った訓練もある。先生が魔法で出現させた浮かぶ人形を的に魔法で攻撃するのだ。攻撃魔法の訓練だったり防御魔法や補助魔法の訓練だったり。ちなみに体育はそういったことを全体的にバランスよく行うのだが、これを実戦のトレーニングに集中させたり先生と組手をする授業が実技である。今回は実技では無く、体育だ。ルナはとある男子と組み合いになった。


「うらぁ!」


 ルナは趣味で筋トレをしているので同年代の女子では敵わず、男子にも匹敵する腕力だ。最初は父親から武術を叩き込まれたわけだが今では率先して筋トレをしている。男子生徒とも互角に渡り合える。柔道の要領であっさりと男子生徒を投げ飛ばしてしまった。

 ルナはニヤニヤと笑いながら、尻餅をついた男子を見下ろした。


「世間では男の力に女は敵わないと言うけどそうでもなかったみたいだね! 簡単に勝っちゃったよ!」


 すると男子達は口を揃えて文句を言う。


「今はまだ子供だからだ! デカくなったらその鼻をへし折ってやるっ!」

「楽しみにしているよ。負け犬ちゃん」

「何を〜!!」


 すっかり得意になっているルナ。男子は立ち上がる。すると他の仲間達を引き連れて数人がかりでルナに向かっていった。


「数人がかりはズルくないかい!?」


 といいつつもルナは一人で男子達を投げ飛ばしていく。凄まじい体力だ。やはり趣味でトレーニングをしている者は違う。男女問わず、先生も含めてみんなルナに称賛の念を抱いていた。もちろんレンも。

 しかしやはり一人で数人を相手取るのは体力を消耗するのだろう。ルナは男子三人によって地面に伏せられてしまった。起き上がろうとしても力が強くて起き上がれない。ルナがギブギブと言うが男子達は夢中で聞こえない。

 先生が止めようとした時に、レンが現れて男子達を止めた。


「一人相手に数人がかりなんてみっともないと思わないか? もう止めろよ」


 すると男子達は束縛を解いて逃げるように散り散りになった。ルナは起き上がり一息つく。


「襲われて貞操が危なかったよ。サンキュ、レン」

「言い方!」

「数人がかりでズルいよねー。恥を知れ恥を」

「それには同意だね」


 ルナはプンプンと頭から湯気を出していた。それでもルナは自分の強さに自信を持っていた。自分は同年代の子よりも強いのだと。それは彼女に大きな自信を与えていた。

「さてと、続きやるか。レンもボクの相手する?」

「えっ!? それは……」


 レンは遠慮しようと思った。しかしルナと近付くいい機会と思った彼は申し出に受けて立つ事にした。言うまでもなく彼はルナに制圧されてしまうのだが。

 三時間目も後半に差し掛かる。生徒達は体育座りして先生の武術を見ていた。まるで拳法の太極拳のように、舞のような動きを披露する。それはとても身軽で軽やかな動き。それはとても綺麗だった。生徒達、特に男子達はその姿に魅了されていた。そしてルナも……。ルナもいつもならば魅了されていただろうが今この時に至ってはそうならなかった。

 尿意だ。時間が経つにつれてそれは鋭く、鋭利に彼女の下腹部に重くのしかかる。まるで下腹部に鉄球が入っているかのよう。下腹部は明らかに膨らんでいて、もう正しく体育座りするのもはばかられる。膨らんだ腹――否、膀胱を圧迫してしまうと……おしっこが噴出てしまいそうで。もう油断大敵。明らかに膀胱内のおしっこが外に出ようと圧力をかけているのがよくわかる。ルナはじっとしている事も既に難しく、ほんのかすかに太腿をもじもじと擦り合わせていた。


(うう……、だいぶトイレに行きたくなってきたな。いつもよりしたいかもしれない。やっぱり朝に済ませなかったのが効いているのかな)


 それでも誰かに勘付かれる事は恥ずかしい事だ。ルナはあくまでも普段通り、平静を装っていた。きっと隣に人がいてもおそらくは違和感を覚えられないくらいにじっとしているであろうとルナは思った。太腿をもじもじだなんてわかりやすい我慢アピールは決してしない。ふぅ、と一息ついてルナは気合を入れ直した。


(こんなの平気なんだから。ボクは帰宅まで我慢するぞ! 自分からお腹押しちゃうもんねー)


 ルナは指で下腹部の膀胱をグイッと押した。押す度に波が来て股間が、全身がピクリと動きそうになる。だがルナは耐えた。強がるように、水筒の水をがぶがぶと飲み始めた。まだまだ余裕だと自分に言い聞かせるように水を、水分を体内に取り込み続ける。もはや膀胱を過信している域だがルナは意地を張っていた。自分は絶対に我慢できると思っているのだ。以前みたいに途中で諦めてトイレに行くことは決してしない。あの時は家に親戚が来るとわかっていたから、念のために済ませただけなのだ。たが今回は違う。意地でも我慢してやるとルナは思った。

 やがて三時間目も終盤になる。ルナはレンに決闘を申し込まれた。ルナは我慢に集中していて反応が遅れてしまった。


「ルナ。俺と決闘だ。……聞いてるのか?」

「えっ!? ボクと決闘? 今から?」

「もうすぐ授業終わるし。リベンジだ!」

「えっと……わかった。よし、やるぞ!」


 ルナは立ち上がった。途端に、座っていてせき止められていたおしっこが一気に尿道に向かって流れ込んでいる。ルナは全身を震わせた。股を抑えたい衝動に駆られて反射的に内股になってしまう。それでも股を抑える事はしなかった。もう歩くのも一苦労だ。だがレンは気付いていない。ルナは気合でレンと決闘することにした。拳法を用いた打ち合いだ。模擬的な打ち合い。敵の突きを受け切るというものだ。

 ルナは気張った。結局、我慢しながらレンの突きを受けきり、しなくてもいいのに彼を投げ飛ばした。そしてあろうことがその体に馬乗りしたのである。そして拳をレンに振り上げる。そして拳を振り下ろすところでストップ。


「……ボクの勝ちだね」

「さすがだ。完敗だよ」


 だがその後もルナは中々立ち上がらなかった。股を大きく開いた体勢は尿道に大きな負担を与えていたのだ。ルナは無意識に股間をレンの体に押し付けていた。そうすることでおしっこが出ないようにせき止めていたのである。


「ルナちゃん? そろそろ退いてくれない?」

「あっ……ごめん」


 ルナはゆっくりと立ち上がった。そこで波が来た。漏れそうなくらいに凄まじい尿意が襲ってくる。しかし股は抑えず内股にもならず平静を装った。とてもキツかった。しかしそれがこの上なく快感だった。ルナはやり遂げた思いだった。まだ一日の半分も経っていないというのに。

 四時間目、算数のテスト。教室は静まり返ってみんなテストを臨んでいた。ルナにとってはもっとも苦手な教科だった。しかし点数が低いと親に叱られる。そんなことはあってはならない。しかしルナはただでさえ苦手な教科なのに、鋭い尿意のせいで全く集中出来なかった。膝をカクカクと揺さぶるだけが精一杯だ。股を抑えたくてもそれをしては行けないと心に誓う。何とかテストの問題を解こうとしていた。


「……ねぇ、レンくん、このテストわかる?」

「おしゃべり禁止だよ」

「つれないなぁ」


 なんていつも通りに話していても胸の内はトイレの事でいっぱいだ。汗を流して両足をピタリと合わせている。今にも漏れそうなくらいにキツイ。油断したら噴出そうだ。しかしこうして我慢するのが快感だった。今日の授業は六時間目まである。その前に給食とお昼休みだ。後三時間以上。それから家まで二時間かかる。さすがにその時間帯には走る事は出来なくなっているだろう。今でも走るのは難しい。ルナの胸に家まで我慢できるのだろうかという弱音が出てきた。いくらなんでも尿意が強すぎる。いつもなら帰るくらいの時間帯に感じる尿意だ。まぁ、いつも四時間目が終わったら給食を食べて下校であり、今日が長丁場なのだから余計にそう感じるのだろう。思えば今日は六時間目まである、今日という日の我慢は初めてのチャレンジだったかもしれない。


 (弱音を吐くなルナちゃん! ボクは必ず我慢してみせる。このくらい屁でもないさ)


 両足を交差させて組み、そして水筒の水をガブガブと飲み始める。ちなみに水筒の水は定期的に飲まないと溢れてしまうので十分に一回は飲まないといけない。ルナは水筒の水を一回で飲み干してしまった。これで満タンになるまで時間がかかるはずだ。その間にテストを終わらせてやる。ルナは気合を入れた。

 給食の時間。いつもはおかわりするはずが今日は腹に入らなかった。それでも残すことはせず、味噌汁も牛乳も全て腹にいれた。

 そして昼休み。ルナは気を紛らわせる為に校庭を歩いていた。隠れて股を抑えようと思ったがレンが駆け寄ってきたのでそれは出来なかった。二人は他愛の無い話をしていた。レンがどこか照れ臭そうにしていたがルナは尿意のせいでそれどころではなく適当に相槌を打つことしか出来なかった。尿意が無ければ賑やかに会話をしていたというのに。初めてルナは尿意を我慢していることに後悔した。しかし今日はここまで我慢したので帰宅まで我慢するつもりだ。ルナは心の中でレンに謝った。

 そして五時間目、魔法実技。魔法実技は六時間目までニ時間続けてだ。魔法実技は私服のまま行われる。魔法を用いた実戦訓練だ。ルナは尿意のせいで授業に集中出来なかった。頭の中は尿意のことでいっぱいだ。


 (あぁ……漏れる漏れる漏れる漏れる――!!)


 それでもルナは我慢した。平静を装った。もじもじはしない。股も抑えない。あくまでいつも通り普段通りに。そうして五時間目は何とか切り抜けたが六時間目でとうとう限界が来た。

 ジュッ……。

 おしっこがちびってしまったのだ。紐パンにシミができる。ルナは青ざめた。今まで学校でちびったことなんて無かったのに。本当に我慢できないかもしれない。そんなの嫌だ。絶対に我慢してやるんだ、負けるもんか! ルナはあくまで普段通りにしながら股に全霊の力を込めた。疲労が蓄積していて尿道口がヒクヒクと言っているのがわかる。激しい動きをしたらおもらしに発展してしまいそうだ。それでも我慢する。我慢……我慢……。


「ふーっ、ふーっ」

「ど、どうしたのルナちゃん? 具合悪いの?」


 勘付かれたのか、レンが駆け寄ってくる。ルナは震えていて息が荒い。汗もかいている。ルナは顔を横に振った。


「なん、でもない。平気さ。大丈夫……大丈夫」

「そうなの? それなら良いけど」


 股を抑えたい衝動を抑えてルナは我慢し続けた。




 そして時が流れ、帰宅する時間になった。ルナの紐パンには大きなシミが出来ていた。いくら我慢しても、どうしてもおしっこが勝手に漏れ出てしまうのだ。既に膀胱の許容範囲は完全に超えていた。それでも決壊しないのはひとえに彼女の気合によるものだった。しかし尿道括約筋に疲労が溜まっていていつ決壊するかわからない状態。ルナは学校のトイレで用を済ましてしまおうか悩んだがここまで我慢しておいて諦めるなんて愚の骨頂だと思った。意地でも家まで我慢しようと思った。

 しかし帰宅途中、校門してレンが話しかけて来た。


「ルナちゃん、ちょっと話良いかな?」

「レンくん……! 良いけど、今急いでいるから手短にお願い」


 そう言っている間にもルナは足をソワソワしていた。若干前屈みになっているかもしれない。もうきちんとした姿勢を保てなくなっていた。こうしている間にもおしっこがほんの少しずつ漏れているのがわかる。早く家に帰らないと……いや、今から急いでも家につく前に漏らしてしまうかもしれない。それでもルナは我慢するしかないのだ。


「ルナちゃん。少し歩こうか」


 レンはルナと共に歩いていた。ルナは歩く間、出来る限り直立して、しかし若干前屈みの状態で歩いていた。紐パンにシミが広がっていく。それでも気合で我慢した。レンは一緒に歩き続けていたが恥ずかしがって中々話を切り出せないでいた。ルナは着物のスカートの裾を握りしめて我慢していた。

 場所は学校から離れた人気の無い公園の道なりだった。


「ルナちゃん。俺は昔から君のことを可愛いと思っていた。体育をするときの君はカッコいい。でも普段の君の顔は可愛い。というか綺麗というか」

「……」


 漏れる漏れる……。ルナの耳には言葉が入ってこない。


「前から俺は君のことが好きだったんだよね……なんて」

「……」


 レンの言葉は愛の告白だった。ルナの耳にもなんとなくだが聞こえていた。可愛いとかカッコいいとか。そういうふうに言われることは嬉しいが今はそれどころではないのだ。


「ルナちゃん!」


 レンはルナの手を握った。


「俺は大きくなったら君と結婚したい!」

「えっ……」


 突然の告白にルナは頭の中が真っ白になった。我慢していることも忘れるような告白だ。結婚って……。しかし数秒後、尿意の現実が彼女を襲う。

 猛烈な波が来た。ルナは耐えられなくなり大きく腰を曲げて前屈みになった。片手でスカートをギュッと引っ張り内股になる。


「あっあっ……出る出る……」

「へ?」


 ジョジョ……。おしっこがちびってしまった。股の間を滴り落ちて地面に水溜りが出来てしまう。これはもうおちびりではなくおもらしだ。それでも気合で決壊はまぬがれた。しかしその現実はレンの目に確かに映ってしまった。


「え? ルナちゃん、おしっこが……」


 するとルナは顔を真っ赤にしながらレンの手を握りしめた。息を切らしながら、涙目で懇願する。


「ご、ごめんレンくん。は、話は明日、聞くから……今日は先に帰らせて。急いでいるの! は、早くしないと漏れちゃうの! 家に帰らないと!」

「え、え。それなら公園のトイレ……」

「ダメなの! ボクの家じゃないと。お願い。今日は勘弁して!」

「わ、わかった。それじゃまた明日ね」

「また明日ね! それじゃあ!」


 そう言ってルナは駆け足で家に向かった。道中、何度かチビリながら。レンはルナの濡れた太腿の後ろ姿と、地面にできた水溜りを交互に見つめることしか出来なかった。その胸は興奮でとても高鳴っていた。



「ハァハァハァ……」


 ルナは駆け足で家まで歩いた。二時間かかる。それでも我慢しながら歩いた。馬車に乗ることも忘れて歩いた。太腿からおしっこが滴り落ちるのがわかる。レンに見られてしまった。とても恥ずかしい。しかもレンに告白されたタイミングでだ。どうしてよりによって今日なのだ。告白するなら明日にしろよ! と身勝手な文句を心に思っていた。今は冷静に考える余裕はない。漏らしたくない。家まで我慢したい。ルナは涙目になりながら、漏らし始めた現実を否定して歩いていた。それでも股を抑えることはしなかった。漏れる度に水筒の水を一杯飲んで帳消しにしているつもりだ。なんとしても家まで我慢しないと。

 そして二時間後。ルナの紐パンは完全に濡れていてニーハイソックスも濡れていた。おしっこのせいで光が反射していた。

 なんとか家についた。鍵を開けて中に入る。家に入った途端、ルナは堰を切ったように両手で股を抑えた。


「パパ! 帰ってきたよ! 早く! 早く! 漏れちゃう〜っ!!」


 もう漏れているというのに、ルナは帰りを待つ父親の姿を探した。ルナの家は父親と二人暮らしだ。母親はルナを産んだ時に死んだ。父親は男手一つでルナを育てたのだ。そして父親は娘に対して歪んだ感情を抱いていた。


「パパ! ねぇどこなの! ホントに無理だよ! 出る出る出る!!」


 家の中をうろちょろしていると机の上に手紙がおいてあった。その手紙には「十八時に帰る。それまで我慢しなさい」と書いてあった。

 ルナは時計を見た。まだ十七時と少しだ。後約一時間ある。


「そんな……一時間なんて……そんなに我慢出来ないよ……」


 しかし手紙にこう書いてある以上、あと一時間は帰らないのだ。ならばすることはあと一時間我慢することのみ。ルナは両手を股から離して水筒の水をガブガブと飲み干した。こうなったら最後の正念場だ。意地でも我慢してやる。どうせいくらちびっても自宅なのだから何も言われないし誰にも見られないのだから。


「やってやる! やってやるぞー!」


 ルナの父親は娘のおしっこのおもらしを見るのが好きだった。ルナが幼い頃から意図的に水を飲ませてはおしっこの我慢を強いていた。そんな日々を過ごしていたものだからルナもいつしかおしっこ我慢とおもらしに快感を覚えるようになっていった。ルナは我慢を父親に強いられる事になんとも思っていない。今となっては父親に言われずともおもらしする遊びをしていただろうから。ルナはひたすら水筒の水を飲み続けた。漏らした分の水分を補給するように、ひたすらと。

 ちなみに水筒に入れていた粉は利尿剤だ。今日入れられたのは特に強力な利尿剤だった。本来なら漏らさずに我慢できたはずなのに、漏らしてしまったのはこの利尿剤のせいなのだ。そうとも知らずにルナは水筒の水を飲み続けた。

 そして一時間後。ルナの父親が帰ってきた。


「ただいま」

「パパ……やっと帰ってきた」


 ルナの足元には水溜りが出来ていた。それでも決壊したわけではなかった。今もなお水を飲み続けていた。


「ずっと我慢してきたんだよ。パパ。早く楽にしておくれ」

「わかってるよ。それにしても、あの利尿剤を飲んで完全に決壊しないなんてやるじゃないか」


 父親はそう言うとルナの体を背中から抱いて右手でその股を強く擦り始めた。陰部を刺激されてルナは酷く取り乱す。


「あっあっ! ダメ! 漏れちゃう漏れちゃう! あ~っ!」


 それからわずか数秒後。

 ブシュィィィィ!!! ジュウウウウウウ!!!

 ルナはあっさりと決壊した。凄まじい勢いでおしっこが股から噴き出していく。まるで蛇口を捻った水道のように勢いよく噴出する。


「ああああああああ!!!!」


 この上ない快感にルナは叫んだ。我慢の末の解放。そこに凄まじいカタルシスがある。ルナは失禁しながら同時に果てた。



 翌日になってルナはレンに自分の趣味を話した。父親に言われてやったとは言わなかった。父親が変態である事はルナもなんとなく感じていたからだった。レンはルナの趣味を理解し、それでも結婚したいと言ってきた。ルナは涙目になりながらそれを受け入れた。ルナもレンの事が大好きだからだ。もっともおもらしを見られた事は悔いであるが、結果的に趣味を理解してもらえたのだからOKであろう。

 その後もルナのおしっこ我慢とおもらしの遊びは続く。次はレンに見られながらのおもらしだ。レンに股を弄って漏らさせてもらおう。ルナはそう思った。

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