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休日、駅まで歩く

 バス停は家からすぐそこにあるんだけど。



 でも、バス待ってるくらいなら歩いても駅に着く時刻はほぼ変わらない。


 だから俺はほとんどバスは使わない。



 さーて、今日は三連休の始まりだ。


 予定してた家出る時刻は過ぎてしまった。急げ。



 玄関を出てカギを閉めてたら、ちょうど近所の父娘も出かける所。


「あ、おはようございます」


「おはようございます。どっか出掛けんの?」


 社交辞令の会話のたわいのないやり取り。



 ここは俺、この子褒めておくのが処世術?


 なんて言えばいいんだ?



「はい、文化祭に。あー、XXちゃん。いつの間にかきれいなお姉さんになったね~ハハハ‥‥‥」


 ああ、こんなセリフしか出てこない会話ベタ。


 これじゃおじさん構文の始まりじゃねーか (;´д`)



「行ってらっしゃい。気をつけてね」


「はい、行ってきます」


 近所のオヤジにペコリ頭を下げ、俺は駅までの道を歩く。



 バス停の前。


 バス待ちの人を尻目に、俺はさっさか先行くよ。


 俺は『待つ』ことが嫌い。じっと立って待ってるなら歩いてた方が良くない?



 お、今日も早速あったよ。


 道端に必ずと言っていいほど落ちてんの見かける使い捨てマスク。


 どういう状況で落とすことになるのか謎だ。



 さあ、どんどん歩くよ。



 大きな通りに出たらすれ違う人も増えた。



 これも駅までの十数分間で、一人は見かける率高いゴスロリの女の子。バニラ臭ヤバい。


 さっさか追い越して先を行く。



 やっぱマスクしてないのはおじさん多い。そういう俺も暑いから鼻出してっけど。


 無意識に黒マスク仲間を探してる。見つけるとやんわり嬉しい。


 歩いてる人、髪色 色々で楽しい。マニパニでキレイな髪色の人見るとさりげなく観察。俺のお気に入りはグリーン系。ターコイズ系も好きだけど、あんま見かけない。


 あんま正面から見ると目が合ってしまいがち。気をつけねーとな。‥‥‥って、それって向こうも俺見てんじゃんか。見んなよ。



 街行く半ズボン男、脛毛ボーボー VS ツルツル率は今んとこ五分五分かな。



 黙って歩いてるだけなのに、俺の心の中はおしゃべり。



 あ~、みんな何考えながら歩いてんだろ?



 ちなみに俺、歩いてて後ろから抜かされると、ちょい悔しい。










休みってあっという間 (´Α`)

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