表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何者でもない俺が勇者になるその時を  作者: ふぇりす
1章:始まりの時と始まりの街
3/38

3話:新しい道、新しい場所

ジルは新しい場所へ…そこでの出会いとは

1

あれから2日程経った。今はこの辺でもそれなりの街に向かっている。半日かけて近くの町に行き、そこで馬車を使いトロワという街に向かっている。途中、モンスターに襲われたような痕があった町や村が沢山あった。

とりあえず、しばらくはトロワの街に滞在するつもりだ。

窓から外を見るとフラム村では見られなかったようなモンスターばかりだ。

2日前、リューから受け取った魔導書を移動中に見ていたのだが、どうやら持ち主の魔法にどれだけ慣れているか、親和性等で書き込まれる魔法が変わるらしい。

―そういえば、人にはそれぞれ”スキル”があるのだがそれも関係してくると学校で聞いたことがある。

フラム村には大きなギルドがなかったため、自分のスキルを知らないどころか発現してすらないだろう。

「とにかく、拠点を探さないとな…」

と呟いた時、

ガチャ。

どうやら着いたらしい。

降りるとそこには、フラムのようなのどかな村ではなく、噴水やレンガで建てられた建物が沢山ある。やはり町と言うより街だ。

「よし、とにかくギルドだな。」と言った時、

「あらぁ、旅人さんかね?」

人が良さそうなお婆さんが喋りかけてきた。

「えぇ、まぁそんな感じです。」

と答えると

「どこから来たんだい?」

「フラム村からです。」

「そうかい…大変だったでしょう?」

情報が回って来たのか。

まぁ、あれだけの被害が出たのだから当然だろう。

「はい…他の村や町の被害の情報はあるんですか?」

と尋ねると、

「そういうのはギルドで聞くといいよ。」

「ありがとうございます。」

お婆さんは心配してくれたのか

「北の方に行けばギルドは大きいから見えてくるよ。」

「分かりました。」

そう言って会釈をして俺は言われた方向へ。

2

やっぱり大きな街ということもあって色んな店がある。

他に目立つのはやはり他の場所から来たであろう人達だ。

「村が…」「友達が…」等…沢山の暗い言葉が聞こえてくる。

そんな重い雰囲気に包まれている街を歩くこと5分。

大きな建物が見えてきた。

「大きな建物だな…」

お婆さんの言っていた通りだ。

「あら?見ない顔ね。あなたもどこかの村から避難してきた人?」

金髪の女性が話しかけてきた。

「えぇ、フラム村から…」

「フラム村…そう、お気の毒に…」

やはり情報は回って来ているらしい。

「あの…ここがギルドで間違いないですか?」

「えぇ、そうよ。」

とりあえずギルドにたどり着いたみたいだ。

「えっと、あなたは…」

俺はおずおずと聞くと、

「あぁ、自己紹介がまだだったわね。私の名前はシルヴィア。ここのギルドの職員をしているわ。」

ギルド職員だったのか…。

確かによく見ると周りの職員らしき人物と同様に白と黒の制服のような服を着ている。

「えっと、今日トロワに着いたばかりで…」

シルヴィアさんは笑顔で

「いいわ、色々案内してあげる。」

よかった。スタート良さげだ。

「とりあえず、私の家に来る?」

「え…?」

続く


3話はあまり展開の動かない話でした。まだまだ文書力も全然足りてないので(この後書きがもう語彙力が無い)これからも頑張ります(´・-・。)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ