生物兵器オーク
ようこそ、なろうテンプレ研究会、略してなろテン研へ
ここではなろうにおいてテンプレと呼ばれる物について、作者が考えた結果を発表していき、スポンサー(読者)様の意見を求める場でございます
反論や疑問等がありましたら、どうぞ感想にてお気軽にお書きください
さて前置きはここまでにして、今回の議題はオーク生物兵器説です
当研究所の意見を述べる前に本日はゲストをお呼びしておりますのでご紹介しましょう
本日のゲストは異世界に生息しているオークのOさんです、よろしくお願いします
「お願いします」
Oさんはオークという事ですが、なろうテンプレのオークとはずいぶん生態が違うという話ですがいくつかお話を聞かせてもらってもいいですか?
「構いません、私に話せる事なら何でも聞いてください」
それでは、まずなろうにおいてテンプレ特性に、オークは雄しかないという物があるのですが、Oさん達も雄しかいないのでしょうか?
「えっ?、何それ怖い、そちらの世界のオークで分裂して増えるんですか?」
いえ、他種族、特に人間の女性を浚って増えます
「えっ?じゃあ、そちらの世界のテンプレにおいてオークは絶滅危惧種なんですか?」
いえ、普通にある程度の数がいる事が多いですね、作品によっては国を作ったりしている物もあります
「えっ?!何それ怖い、皆さん自分の種族に当てはめてそのオークの生態を考えてみてくださいよ、もし、人に男しか生まれずに他種族の雌を浚って繁殖するとして、石と弓で野生動物の群れから雌を浚ってくださいとか言われて繁殖できます?私は自信ないですよ、普通に絶滅するか、山の奥に小さな集落を気付いて生きるのが精いっぱいだと思いますが」
それではOさんの周りには女性のオークがいて、番いになって生活しているのですか?
「当たり前じゃないですか?雌雄同体以外でどちらかの性しかいない見たことあります?」
地球にはいないですね
「私達の世界でもそうですよ、同族との交配で増えないなんて不自然じゃないですか?」
なるほど、ありがとうございました
「いえ、それでは失礼します」
さて前半ではインタビュー形式でオークが生物であると見た時に雄しかいないことの異常点について触れてきました、次はそんな異常について我々なろテン研が研究した結果、彼等が生物兵器であると見たらその異常にある程度理由をつけられる事を発見しましたので、発表していこうと思います
今回はある国が実際にオークを作り出したという想定して話を始めましょう
とある大陸では2つの国が争っていました、片方はO国、もう片方をT国とします
O国はT国との長く続く戦争の中である兵器を生み出した、言う間でもなくオークです
兵器である以上数の管理は必要です、そこでオークは雄だけで構成され、勝手に数が増えない様に設定されました
これはオークが何かの問題が起きた時に、単独で数が増える事を防ぐためです、もし、オークが自我を持ち群から脱走したとしても、雄しかいなければその数は増える事がないからです、さらに保険としてオークの寿命は5年程に設定されています
その反面、生命力と繁殖力は高く1度に複数の子供を産み、2年程で成人になるという特異体質を持っていました
そんなオークですが見た目の醜悪さ等もあり国内での使用はできませんでした、ならばどこで使うかと考えた軍の上層部は彼等を敵対国家であるT国に送り込みました
T国に送り込まれたオークは、まずT国の開拓村に送り込まれました
少ない兵士を倒したオーク達は村の中から女性を浚い繁殖に使います、オークが2足歩行で武器を使うのは人間との繁殖を可能とする為に人の遺伝子が使われているからだと考えられます
そうして村の人間を浚ったオーク達ですが、実はこれにはもう一つ理由があります
そう、オークの出産は母体に大きな負担がかかるのです、この負担は母体となった女性の出産能力の低下という形で現れます
仮にオークから救い出されたとしても、母体にされた女性はそれ以降、子供を産むことはできません、これはT国人という民族の人数を減らす事が出来るのです
日本人的にはいまいちピンとこない民族間の問題も異世界では大問題な事が多く、このO国とT国の間でも問題になっていたのです
すぐにどうこうという形では変わらないでしょうが、名作ドリ〇ターズでも、エルフの女性が一定時期にしか妊娠できないのを知った人間の軍団がエルフの女性を浚って緩やかに絶滅させようとしたという話があったように、オークを利用することで敵対国家の女性の妊娠能力を奪い民族を根絶やしにすることができるのです
こうしてオークを増やした時に問題となるのが、上記で上げたオークの脱走と繁殖です、地球でも外来種が問題になったりしているように、そのような問題は必ず起こると考え対策として、オークは雄しかいないのです、これなら、仮にオークが脱走しても、近くの村から女性が浚われなければ繁殖は出来ず、5年しか生きられない為にその数が過剰に増えずらいと言う利点があります
つまり、ファンタジーにおける雄しかいないオークとは、生物兵器として生み出された物のなれの果てだと言えるのではないでしょうか?
以上をもって第一回なろテン研の発表を終わりとさせていただきます
え、肉がうまい理由?知らんがな