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ロリちゃんとチハたんの異世界冒険記 設定版

設定資料です。


異世界でチハたんを無双させたいと考えただけの物語でしたが、なんとか一区切りつけることができました。


読んでくださりありがとうございました。


セカンドシーズンは読者さまにご要望があればということで、よろしくお願いいたします。


評価、感想など、ありがとうございました。

登場人物


現代日本(現実の日本とは言っていない)


御岳家


御岳 弘安:二十六歳。良くも悪くもない大学を1年留年して卒業したが、就活に失敗、引きこもりのニートと化している。月に一回カウンセリングにゆくくらいしか外出はしないで、自室にこもってゲームばかりやり込んでいる。

元々は優しい性格で、上昇志向もない。成績も中、体力も中。容姿も中。本当に特徴がない。


曽祖父:故人。旧陸軍の准将だった。参謀本部の奥の院のさらに奥の院と呼ばれる第零部で羅須野とともに敵国の上陸作戦に対しての反攻作戦の責任者の一人。そもそも戦争には反対していたが、旧軍の対立構造に頭を痛めて、こいつら皆死ねばいいのにとひねていた。


祖父:七十六歳。曽祖父の薫陶受けて、経済で日本(現実の日本とは言っていない)の復興を願い、小さな町工場から立ち上げて特殊な技術を持つ中小企業の会長となる。剣術や武術を好み、孫のダメさ加減に苛立ち、曽祖父の遺産を渡して、自活するように喝を入れる。


父:五十二歳。厳しい祖父を反面教師に穏やかな性格になる。弘安くらいは養ってもいいかなぁって考えている。家では影が薄いが、堅実な経営をする人。


母:四十七歳。日本の母。三歩下がって影を踏まずといった感じで夫とともに影が薄い(姑は気が強い)が、弘安が旅立つ前の夜に彼のためにおにぎりと甘い卵焼き、そして自家製(姑作)の沢庵、タコさんウィンナーのお弁当を作っておく母心溢れた女性。密かに二人の子供の育成失敗を嘆く。


妹:十八歳。ツンデレ妹。兄のことを尊敬していたが、彼の大学時代あたりから「おやっ?」と思うようになり、自分が育成しなおすと厳しくなる。弘安の旅立ちの前の晩は一人枕を濡らしていた。


羅須野らすの 聖男たかお大佐:故人(?)。赤化革命によって日本に亡命してそのまま国籍を取った白系ロシア人。いつのまにか御岳准将の懐刀と言われ、作戦立案に強い影響力を持つ。数度暗殺されそうになるが、全て切り抜けている。実はロシア史上の謎の人物、ラスプーチン。魔術を使い、戦車に意識を持たせる。異世界転移は彼の魔術陣が劣化して誤作動をしてしまった。



異世界組


ローゼンシュバルツ王国


カロリーネ・アウグステ・プリンツェシン・クラシス・フォン・ローゼンシュバルツ(自称 ロリちゃん):12歳。小柄な金髪碧眼ロリ。名前の意味はローゼンシュバルツ王家とクラシス公爵家のカロリーネ王女、アウグステは洗礼名である。

 自分の生育歴といったエピソード記憶のほとんどを失い、その代わりに弘安が有する彼の世界の記憶を持つ。

 隣国のバイスローゼン王国の辺境の入り口にある交通の要所、ロートバルト市でみなし冒険者として採集や小遣い稼ぎをして、冒険者ギルドの馬小屋の隣にチハたんを停め、自分は天幕で生活する。コーヒーを入れるのがうまい。偉そうなのは身に染み付いた行動様式で、記憶は関係ない。 

 のじゃロリ。


ジェラルド・フォン・ブレイクブルク:32歳。ギルドマスター。ヒゲの細マッチョ。書類仕事が嫌いで、ロリちゃんにコーヒーをねだって仕事をサボっている。ブレイクブルク伯爵の次男。爵位持ち。A級冒険者の実力を持っている。長剣、短剣、弓、槍、なんでも一通り以上こなすがメインはタンク役。知的で本を読むのが好きでコーヒー好き。アニカが婚約者で、決して嫌いではないが結婚はジェラルド的にはもう少し後でもいいんじゃないかと思っている。


アニカ・ザイン・ホフマンシュツット:25歳。赤毛の美人さん。副ギルド長。受付にいることが多い。生真面目だけど応用がきかない。ホフマンシュツット子爵の次女。ジェラルドの婚約者で彼を追いかけてロートバルトまでやってきて押し掛け女房的に世話を焼いている。年齢的に少し焦っているが、ジェラルドが呑気に構えていて、自分からは口に出せない。軍略に明るいわけではないが、スキルで『鼓舞』を持っている。ロートバルト防衛線ではロリちゃんがエミリアのそばにいて、ジェラルドが前線の指揮をする予定だったが、ロリちゃんが飛び出したので、ジェラルドが残留して、アニカが指揮をとることになってしまった。


バイスローゼン王国組


『夏至の暁』

 ロートバルトで出会った四人がある冒険を通じて組んだパーティー名。ギルドではCランクパーティー。『流れ』(各地を転々とするパーティー)だが、一応ロートバルトがホーム。ロリちゃんを保護してから、ギルマスから非公式的に彼女関連の依頼は優先するように要請されている。


ジョルジュ:十九歳。『夏至の暁』のリーダー。Bランクの剣士。南の小王国群出身。浅黒い肌に燃えるような赤毛。身長は2メートル近くで鍛え抜かれた体をしている。知らないうちにフラグを立てる。使用する武器はロングソード。料理が得意だが肉が多いというか肉しかない。


ジゼル:『夏至の暁』のメンバー。Bランクの弓士。百八十歳くらい。北の森の白エルフの家系。リュニリョール家の出で成人になって旅好きで放浪している間に『夏至の暁』に入る。精霊魔術を使う。弓が得意。雑な性格。モデル体型で、オシャレが好き。ミルシェとは友人関係にある。


フィム:『夏至の暁』のメンバー。Bランクのシーフ。小トロール族(父)と白エルフ族(母)のハーフ。ジゼルの祖母の妹の子供という、彼らにしても遠いんだか近いんだかわからないくらいの親戚。八十歳を超えているが、長命種同士の子供なので、自分的にはまだ10代半ばくらいの気持ち。実際に顔も体格も10代半ばくらい。斥候を得意にしている。料理はうまいが、母の味付けが薄いのでジゼル以外のメンバーには不評。グロリアとは幼馴染。彼女の小さな頃からのお兄さん役。無自覚タラシ。


グロリア:『夏至の暁』のメンバー。Dランクの魔法使い。十七歳。人族。ロートバルト出身で露天商の娘。幼い頃に魔法の才能に芽生え、ロートバルトの私塾に通い魔法使いとなる。人族にしては強いがエルフや魔人族とは違い総魔力量が少ないためにたくさんは使えない。フィムの幼馴染で、小さい頃から彼のことが好きである。小さい頃から、露店で食べているので、色々と穴場を知っているが、どうしても酒のつまみになりそうな味の濃いものが多く売られているので、フィムの味付けは物足りないと思っている。


ギルド組

コッペリア:冒険者ギルドの受付嬢。年齢不詳。地元出身のエルフの若妻。訛りが強いクールビューティー。意外と気が強い。南部地方では随一の魔法使いとして知る人ぞ知る存在でジェラルドやアニカと一緒に冒険者パーティーを組んでいたが子供を産んで、ジェラルドに誘われて冒険者ギルドの受付をすることになる。娘の名前はスワニルダ。夫は地元のエルフ。どっちも初婚。

 フィムの母親のスクルドを慕って、『スクルド姐さん』と呼んでいる。だから、フィムのことは甥っ子のように可愛がっている。


テラーノ:冒険者ギルドの医療班の班長。魔法医師。ジェラルドと同じくらいの年代のように見えるが、年齢、種族共に不明で回復魔法や医療魔法に特化した魔法使い。いつもは飄々とした男性。 人体実験大好きと思われていて、冒険者には恐れられているが常識人。


ペトルーシュカ:冒険者ギルドの医療班の副班長。リリス族の熟女ナース。ミルシェとは同族だが、親戚関係は不明。テラーノと共にロートバルト市冒険者ギルドにずっといてヌシ的存在。


アーデルハイト:十三歳。もともとはシュトロホーフェン公爵の流れを組む小貴族の騎士だった父が戦争で小貴族は戦費の借金で領地を失い、彼も職を失う。ロートバルトに流れ着いたが、貧乏で家族揃って働いている。彼女もみなし冒険者になったが、カールをはじめとする悪ガキ達に上納金を入れるように強要され、仕方がなく払い、字が読めて計算もできるのでカールに使われていた。

 もともとは委員長気質で生真面目で思い込みがつよい。剣は父親について練習中。


カール:十三歳くらい。みなし冒険者の元締め。暴力的で、激昂しやすい性格。金欲しさに上納金を2倍にした。孤児で実妹のマリアを育てているが、最近嫌われてはじめていた。上納金騒動でギルドにバレて犯罪奴隷として鉱山に売られた。多分戻ってこれない。長生きも…………。

 彼の取り巻きのハンスらもみなし冒険者にすらなれない小さな子供を使って自分の仕事をやらせて金を巻き上げていたことがバレて奉仕活動1ヶ月、次に何かするとカールと同じようになるだろうし、すぐになると思われている。


マリア:九歳くらい。カールと同じ孤児。彼女には兄は優しいが、周りに暴力を振るう姿を見て何かおかしいと感じていた。意外と強気な性格だが、やっぱり子供だからうまくゆかない。


その他


エミリア・フォン・ロートバルト女男爵:14歳。金髪緑眼のロリ。両親を早くに亡くし、祖父から男爵位を譲り受けて、ロートバルト一帯の小領主として頑張っている。北部の貴族のお茶会や夜会で訛りが出て恥ずかしい思いをした記憶があって貴族の付き合いには消極的。

 もともと、男爵になる予定はなかったが、父が戦争で死に、祖父が心労で死んでしまい、引き継がざるを得なかった。今は家令のジェンセンやサラディンに学んで領主の勉強をしている。


ジェンセン:60代。ロートバルト家の優秀な家令。彼以下のロートバルト家の召使いは王宮で働いても通用するくらいのハイスペックである。若手のメイドは特にエミリアの護衛を務まるように武術が使える。


ミルシェ:二十二歳。栗毛に金色の瞳の美少女? 人族とリリスサキュパスのハーフ。リリス族はとてもセクシーな人たちで有名だが、成長速度が遅く、人の年齢では成人しているが、まだロリちゃんと変わらない体つきをしている。

 気が強く、独立心旺盛で、自分の服屋を営業している。

 彼氏募集中だが、変なのしか寄ってこない。

 ことば使いは貴族ではないけど、町の有力者一族なのでなるべくよい言葉を使おうとしている。靴屋の店主とは友人であるが、あまり積極的に交友を持ちたくないと考えている。


シラーフシュツット:45歳。商人。ロリちゃんの企画をよく買う。ミルシェは彼の娘。娘に甘い父親。日本の財閥のアイコンを組み合わせたような紋章の大型の商館を営んでいる。妻は娘を産んで産後の肥立ちが悪く亡くなってしまい、男手で育てたが、リリス族固有の事情に詳しいわけではなく、ミルシェの育成に悩んでいる。



その他組


ユズ:十五歳。銀髪褐色、緑眼で発育もよろしい。キーロフ平原の西に住む『青の部族』と呼ばれるダ・ディーバ族の娘。この部族は魔人族の一氏族で、とても優秀な魔法使いになる。エルフよりも魔力が多く、身体能力も高い。ユズは同世代はもとより里でも有数の魔法使いであるが、やり方が効率的かつ徹底的で、空気を読まないので同世代に友達がいない。アイテムボックスもち。ふんわりとした毒舌。


サラディン:マムルクの長。年齢は32歳。サラディンは名前ではなく、役職名であるが、名誉のある職のために名前で呼ばれることはない。ジェラルドと同じくらいの体格で剛勇で怪力無双。お話の勇者並みに強くてバトルジャンキー。

 エミリアの家令の友人(高位貴族)が祖父亡き後の女男爵の後見人をしていて、戦後、貧しくなったロートバルト市の立て直しのために彼の率いるマムルク隊をエミリアに紹介した。それ以降エミリアが自立できるまで、軍務関係を司る。マムルクは一度雇われれば、雇用関係が続く限り裏切ることがないが、それ以上にエミリアのことが気に入って、貴族として育成している。



シュトロホーフェン公爵&ノイエハイデンブルグ辺境伯:バイスローゼン王国とローゼンシュバルツ王国の国境に位置し、仲が悪い。よく紛争しているが、ここの子供が駆け落ちをしたために戦争となる。1年間の戦争(婚約戦争)ののちに、カロリーネ王女(11歳)がヴェルナー・バイスローゼン王子(既婚。子供三人。24歳。彡⌒ ミ)の側室に、ユストゥス・バイスローゼン王子(5歳)がマンフリート・ローゼンシュバルツ王子(22歳)の養子となることで手打ちにしようとしたが、カロリーネ王女の輿入れ行列が襲撃を受け、全員死亡となり、彼女の遺体が行方不明となる事件が起きた。



チハたん:九七式中戦車。ロリちゃんの参謀役。〜でありますが語尾。戦車や武器に関してはスペックなどはwikipediaさまを参照させていただいておりまする。そのほか、「萌えよ!戦車学校」や伊太利堂さまの同人誌などを参考にさせて頂いています。


ハゴたん:95式軽戦車。ハチベイ役。


* 戦車や兵器、軍装に関してはwikipedia、『萌えよ! 戦車学校』シリーズ、『写真集 九七式中戦車』伊多利堂、その他を参考にしました。




設定


大陸:アフリカ大陸とユーラシア大陸の間くらいの大きさ。未踏地帯が多く、わかっていないところも多いが、北部は森林と万年雪の山脈があり、白エルフ族や小トロール族の里がある。東北部には大きな帝国があると言われているが、バイスローゼン王国やローゼンシュバルツ王国とは交易していない。

 大陸の中央部にはバイスローゼン王国やローゼンシュバルツ王国が大国として鎮座している。風土は森林地帯とともに穏やかな温帯気候で四季があり、麦や様々な作物がとれ、豊かな土地である。さらに西にゆくと平原地方=サバナ気候が広がっている。この地域は人の足跡はなく、野生の動物やモンスターの王国である。気候は乾季と雨期が交互にくる。

 南は砂漠地方が広がっている。平原地方から砂漠地方にかけて小王国群が点在していて、それぞれが独自の文化や風習を持っている。


キーロフ平原:ヴァイツローゼン王国の南部に広がる平原。地球で言う所のサバナ気候で点在する森、低木と葦の原が多く見られる。地球と違うのは水資源が多いこと。土地の隆起などで、百年単位で川の流れが変わる。

 元は大型の魔物が多く、開拓がなかなか進まなかった。南部の小王国領との街道が整備され、ロートバルトが発展した。

 魔物の素材や薬草、鉱石といった採集が冒険者たちの大きな仕事であるが、そのルートは流れが変わって枯れた川が道となっている。

 気候は夏季は日中と夜の寒暖差があり、よく朝霧が出る。

 ロリが来たところはトンべと呼ばれる谷で低木の森に囲まれている。


バイスローゼン王国:大陸の二大大国の一つ。

 文化レベルは中世ヨーロッパのフランスあたり。陸軍大国。王家による伝統的支配体系が続く。貴族たちは各地の領主の側面もあり、自前の軍を持つが王国軍が強く、反乱は見られない。緩やかな中央集権体制で各地の自治権は認められていて有力貴族の議院もある。王国は領主たちから税金を取り、それで官僚を雇い入れ、国を運営している。

 各貴族領は個性が強く、場所によっては独立の気風が高いが実際には困難である。


ローゼンシュバルツ王国:大陸の二大大国の一つ。

 文化レベルは中世ヨーロッパのドイツあたり。陸軍大国。伝統的支配が強く、完全な中央集権体制。バイスローゼン王国よりも農作物の収穫が少なく、そのために領主である貴族が単体で力を誇る余裕がなく、王国が介入している代わりに直接税を徴収し、領主の大きさや格によって予算を下ろしている。このため貴族が領地を維持できずに王領地も多く、領地を持たない法衣貴族(官僚)も多く、バイスローゼン王国に比べて貴族の力は低く領主軍は編成することができず、私兵を持つと即刻王国軍がやってくる。農作物が少ない代わりに鉱山や加工品を製造して輸出している。


*バイスローゼンとローゼンシュバルツの関係と『婚約戦争』

 大陸の中央から南部にかけての覇権国家であり、潜在的なライバル国であるが、ローゼンシュバルツはバイスローゼンから小麦などの農作物の輸入をバイスローゼンはローゼンシュバルツから鉄の加工品や北西部の冬に必需品である薪などの燃料を輸入する関係で、決定的に外交関係を悪くすることができない。

 ただ、シュトロホーフェン公爵&ノイエハイデンブルグ辺境伯領は王国初期からの領地の線引きでもめているためにここが潜在的な火種になっている。

 物語がはじまる前の戦争はお互いの子息、令嬢が駆け落ちをしてしまったことからはじまる。

 共に婚約者がいて、両王国の政治的力関係に強く関わりがあり、責任のなすりつけ合いがはじまり、逃げられた婚約者の家も強く押したため(婚約破棄に伴う賠償金の請求など)引くに引けなくなってしまい、時折おこる騎士同士の争いごとから紛争に発展、お互いの貴族のつながりも援助をはじめて、大きな戦争となってしまう。

 王家はどうにかおさめるつもりであったが、緊張状態の地域であったために王国からの予算も傾斜配分されていたためにどちらも大きな武力を持っていたことから、力をそごうとする国の企みもあり、ある程度疲弊するまで放任していたことが経済のバランスを崩し、いくつかの貴族の家系が戦費の借入金で潰れてしまう。

 結果的に両貴族は力も落とし、名も落としてしまう。


冒険者ギルド:一般的なファンタジー小説の冒険者ギルドと同じ。国の機関ではない。ギルドの歴史は古く、王国以前からあるために国家権力の関与はできない。

 冒険者の資格を持つと各国のギルドで同じように働くことができ、口座から貯金を下ろすこともできる。

 ギルドは各国の物価を参照にして依頼の金額を一定にしている。

 また依頼の成功率、成功数などを参考にしてランク制をひいている。ランクが上がると高額な依頼を受けることができる。ランクが上がると社会的信用も上昇するので、貴族らから依頼や召しかかえの誘いなどがある。ランクが上がらなくても成功率が高く、依頼主の満足度も高ければ、ギルド職員として再雇用のチャンスがある。

 『みなし冒険者』制度はロートバルトではじまった制度で『婚約戦争』の戦後の救済制度の一つとして瞬く間にヴァイツローゼン王国、ローゼンシュバルツ王国に広まった制度である。十五歳までは冒険者になれないが家庭の事情などで働かざるを得ない子供達を集め、事故補償や救済措置、教育制度も含めた制度を設計して、その代わりにそれほど高額な依頼料は払えない。またギルドのある街の領主、商業ギルド、職人ギルド、教会などに冒険者ギルド職員が営業に行き、依頼を集めてくる点でも新しい救済モデルである。


マムルク:南の小王国群の男達が出稼ぎの一手段としている傭兵団。騎馬兵として、世界有数の戦闘能力を持つ。弘安の世界ではイスラム世界の奴隷身分の白人種が名乗っていたが、こちらでは黒人達が自分たちで名乗る。契約として奴隷身分となるが、雇用主からはその強力さと実直さから信用されている。サラディンは傭兵団長の敬称で名前ではない。


経済

 生産活動は概ね中世〜近世の欧州〜イスラム圏。過去に異世界の日本人が来ていたのではないかと思われる痕跡があるが、定かではない。いったん中世で失われたギリシア、ローマ時代の文明も生き残っていると思われる。


お金の単位:タラ。1タラ=100円。1タラ=100サンチ。

日本との比較では、卵10個;170円=1.7タラ


魔法: 魔法とは、人間の意志を世界の事象に適応することにより技術体系である。

 人の意志介在のために、魔法自体に黒魔法、白魔法の区別はなく、悪意の有無など使用の違いが黒魔法、白魔法と呼ばれる。

 火、水、土、風の4大元素とエーテルと呼ばれる光を伝播する魔法媒体、アストラルと呼ばれる人にしか備わらない精神を司るエネルギーを用いることで魔法が発動する。

 元素は火、水、風、土という万物の原初的要素に分類される現象を人の意志だけで起こすことができる。

 エーテルは光魔術とも呼ばれ、光を集めることや光を退けること、透明化やビームなども放てる。

 アストラル魔術は人に直接洗脳や感情を変えることができるとともに、心霊現象の解消ができる。

 このほかに宗教魔術があり、回復や除霊ができる。

 その他に精霊たちを使役する精霊魔術や降霊術、神の力をおろすことによって可能となる治療術や浄化などが僧侶の使える魔法となる。

 ユズが使えるといった極大魔法は生命体ができると言われている魔法理論上の方法で、大陸の東側では本当に使えるとは誰も考えていなかった魔法である。

 スキルは個人が持つ特有の異能で、全員が持っているわけではない。天恵とも呼ばれる。


民族


人族:一番多い。その他の種族からは手足長族とも呼ばれている。バランスいい能力と小鬼ゴブリンに次いで繁殖率が高いのが特徴で多種族との混血はほぼ全ていける。死産率と新生児・乳児死亡率が高く、寿命も長命種に比べて1/3は短い。肌や髪、瞳の色とその組み合わせは一番種類が多い。


白エルフ族:北部地方から出て来て大陸に広がった。『原初の光の民(ウップルーニ=アールヴ)』と呼ばれる氏族から白エルフ族や黒エルフ族といった各氏族が生まれた。精霊魔法の使い手が多く、火属性の魔法が使えない。旅好きな人が多い。長命種で千〜七百歳程度まで生きる。

(ウップルーニは古ノルド語に一番近いと言われているアイスランド語から取りました。)


魔人族:いくつかの氏族があるがダ・ディーバ族が有名。平原の西の端に住む。人と同じくらいの寿命だが、魔力はエルフ族並みにもち、筋力、持久力、乾燥、飢餓に強い。魔人族とは『魔法を使う人族』の略から。別にモンスターや魔王とは関係ない。


小トロール族:原初族が小柄でヒゲモジャ、目つきが悪く、毛皮を着ていたためにトロール族の子供と間違われた。人族と交わることによりどんどん洗練された。ちなみにトロール族は巨人族とも呼ばれていて、東北部地方では集団で狩をするしか対応策がないようなモンスターである。小トロール族は伝説ではトロール族の親戚と言われているが、実は全然別の生物。

 近年は小柄で若々しい見かけをしている。長命種で、だいたい三百歳くらいまでは生きる。商売上手で旅好きなので行商を生業としていることが多い。各国の諜報活動もしていることが多いらしい。


猫族びょうぞく:獣人族での一大派閥の一つ。家猫氏族、野生猫氏族、大型猫氏族などに分かれている。のんびりやで小トロール族とは違って一つの街に住み着き、商売をすることが多い。野生猫と大型猫氏族は冒険者をすることもある。

 彼らのライバル獣人族に犬族もいる。犬族はドワーフ族の作らない鍋や釜、装身具といった小さな鍛治仕事や木工製品などを作る職人が多い。猫族と同様に大型犬氏族は氏族同士が集まり冒険者をすることがある。彼らのことを『コボルト』と呼ぶとすごく怒る。(コボルトというモンスターはいない。原初族をそう呼んで差別したことからくる蔑称)


リリス族:サキュパス族の一つで女系社会を構成している。サキュパスは元はモンスターだったが、人と交わり、魔王の元を去ったという伝説があるが、そもそも魔王の存在自体が確認出来ていない。魔力は人族よりあるも、チャームなどに特化している。

 普通に食事もできるが、サキュパス特有の食事方法(吸精)も必要である。

 ミルシェは吸精をしていないために栄養が足りていない。ミルシェ自身はハーフだから必要ないと思っている。教えてくれる母親がいないためにそのことがわからない。



モンスター


小鬼ゴブリン:平原地方では一番よく見かける人間たちの敵。通常時はそれほど強くはないが、それでも開拓民や旅の商人たちは遭遇するとまず諦めるほどの力をもつ。

 冒険者たちや兵士たちは一対一で戦うことはないが、小鬼も集団で攻めてくるために初心者パーティーだとまず勝ち目がない。原始的な社会性を持ち、狩の分担や役割を持ち、人やそれに近い種族たちが卑怯と思うことも気にせずするために厄介な相手。

 成長、進化に伴い、ホブゴブリン、ナイトオブゴブリン(KOG)、アーチャーゴブリン、ゴブリンライダー、メイジゴブリン、ゴブリンキングとなる。

 東側では人族などの女を捕まえて苗床にして増殖するが、中原ではメスのゴブリンがいて、子供を産む。進化するとクィーンゴブリンになる。

 東側のゴブリンが頭いい理由は人族などを苗床にするために遺伝子の混入が見られ、学習能力が高くなったため。もう一つは社会性を持っているために道具使用や分業、チームワークなどを学習し、それを社会的遺伝ー子供に伝達することーができたため。


豚鬼オーク:東の平原ではあまり見かけない。ゴブリンよりも大型で粗暴。知能は低い。学習能力を持った個体はまだ見つかっていない。大鬼オーガもいるとのことだが、百年以上前から確認されていない。


飛竜:竜の名がついているが、爬虫類に近い動物とモンスターの間くらいの生物。羽ばたいて離陸ができず、高低差を利用して滑空し、風に乗って空を飛ぶ。肉食。


岩狼ロック・ウルフ:ひたいのところに岩のような石突きがある大型のモンスター。非常に強く、群れるためにパーティーをいくつか集めたチームで狩るしか手がない。進化すると石付きが一角となり、一角狼ブルータル・ウルフと呼ばれ岩狼よりも大きく、賢く凶暴になるが、数が少なく、群れることがまずない。

 キーロフ平原の東側では小鬼と覇権争いをしている。


一角うさぎ:普通のうさぎはいるがこれはうさぎに似たモンスター。草食だが粗暴。初心者向け。


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