目覚め
ふっ、と引き戻された感覚がした
「ん、な、なんだここは」
辺り一面真っ暗で身動きもとれない。
ゴンッ!
「アウッ」
激しく動きすぎて思いっきり頭をぶつけてしまった。どうやら狭い箱の中にいるみたいだ。どれほどの強度を持っているかは分からないが頭をぶつけた感じ薄いようだ。
「とりあえず出なきゃな。『簡易結界:物理』」
これでいけるかな?範囲拡大
ミシッ!ミシミシミシミシ、バキッ!
「よっしゃ」
光は差し込んでこなかったが周りが見えるようになった。
「ここは・・・・・・どっかの地下室か?」
部屋の内装は根の侵食によってボロボロだった。
「どこだろここ。探せばなんかあるかな?よいっs、あ、あれ?」
立とうとしたら体が動かなかった。まるで何年も寝ていたようだ。
「あぁなんか体力も落ちてるな。ショックだわ、あんなに頑張ったのに振り出しかよ。あ、そだそだステータスステータスはっ、と」
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アレン・ルクセリア・アスラ 2029歳 人間♂
Lv.666
体内魔力:28,000,000
魔力吸収率:0.00001%/m
新規修得技能
『仙気Ⅰ』『妖気Ⅰ』
修得技能
『料理Ⅶ』『剣術Ⅵ』『槍術Ⅵ』『弓術Ⅵ』『盾術Ⅵ』『建築Ⅴ』『裁縫Ⅴ』『テイムⅣ』『交渉Ⅳ』etc...
完全修得技能
『闘気』『龍気』『練気術』『魔力操作』『体術』『跳躍』『立体機動』『直感』『鑑定』『看破』『王威』『無詠唱』『詠唱模倣』『並列思考』『隠密』『騎乗』
完全修得魔法
『火魔法』『水魔法』『土魔法』『風魔法』『氷魔法』『雷魔法』『光魔法』『闇魔法』
古代魔法
『空間』『召喚』『結界』『精霊』『使役』
神代魔法
『大地魔法』
異能
『吸収<受動吸収><解析><昇華><転化><接触譲渡>』
加護
『月の加護』『太陽の加護』『勝利の加護』
称号
・new千年の時を過ごし者
・new二千年の時を過ごし者
・new死へ触れた者
・new転移者
・元アスラ帝国第21代皇帝
・元龍脈の契約者
・神々の認めし者
・古代の叡智を得し者
・魔を極めし者
・練気術師
・転生者
・神子
・加護持ち
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「あれ、いろいろと変わってるぞ」
ボワンッ
「うわっなんだこれ」
いきなり現れたのは見るからにプレゼントボックスだった。
「あけるか、いや見るからに怪しいっしょ。・・・・・・・・・・・・ええい、ままよ」
中には手紙と魔石とドアノブが入っていた。
「え、ドアノブ?いやそれは後回しだ。手紙が先だろう」
その手紙は太陽神ファリスからだった。
“拝啓 小僧
息災か?この手紙はおぬしがステータスを開いたと同時に現れるようにしておる。いつもならふざけるところじゃが真面目にいこう。まずおぬしの目覚めた場所じゃが、そこは2000年後のアスラ帝国の墓所じゃ。おぬしには死んだ記憶があるじゃろう、それは本当の記憶だから安心せい。おぬしが死んだ後、儂等3神はすぐに2000年後に飛ばした。理由としては魔神がまだ滅されておらんからじゃ。一応、歴史ではおぬしは国葬されたことに為っておるし肉体は2000年分のときを経験しておる。”
なるほど、だから体がなまってたのか。じゃぁ2枚目いくか
“ところで、ステータスが変わっておることに気づいたじゃろう。神代魔法は大地魔法を残しあとはこの世界から消させてもらった。おぬしの死んだときの神撃は、儂等が手を貸さなければ星を打ち抜いておっただろう。あれはさすがに無視できん。次に古代魔法じゃおぬしには修得した5つの内2つを破棄してもらう。ステータスを開いてこれを破棄すると心で言えば大丈夫じゃ。この世界のバランスのためじゃ。すまん。”
しゃーなしだな。さて3枚目はっと
“プレゼントの中身を言っておこうかの。まず、魔石じゃがSランク品を用意させてもらった。せめてもの詫びじゃ。次にドアノブじゃが、それの名前は拠点移動用ドアノブ(ハ○ルの動く城モデル)じゃ。使い方は簡単。玄関扉の内側のドアノブとして使えばOKじゃ。移動できる拠点は7つ、色で分ける仕様じゃ。ドアノブを握って出たいところを思い浮かべればそこの拠点につけるぞい。最後に4枚目におぬしの知らない2000年の間に何が起こったか箇条書きで書いてある、詳しく知りたければ自分で調べるんじゃよ”
・・・・・・・・・とりあえずスルーで