再契約
「お前誰だよ」
「わすれちゃったの?わたし“りゅうみゃく”だよ」
「は!?」
は!?いや、龍脈ってもっと厳かな声じゃなかった?
「いやいや、なんで?前会ったときクールビューティーなお姉さんだったじゃないか」
「くーるびゅーてぃ?お兄ちゃんがね。おっきいまほうをバーンってしたすぐあとに魔力がギューってなくなっちゃってぇ、こんなかんじになっちゃったんだぁー」
お、お兄ちゃん?何その響き最高!!
「はっ!別の世界に飛んでいた」
いや、言ってたことはわかったよ、分かったけど………
「これはないっしょ」
自称、龍脈は真っ裸で俺の背中(裸)にスリスリしてる。(背中セーフ、前はアウトだけど)
「えへへ、お兄ちゃぁん」
「いや、ありか。あ、そういえば再契約って出来るか?」
「できるよぅ。ここにチューってするの」
「は!?」
誤解なきよう、指差したのは俺のおでこだよ?
「もうっ!はやく座ってよぅ」
「あ、あぁ」
「ちゅー」
チュっと俺のおでこにキスした瞬間、俺の魔力が爆発的に増えた。再契約できたようだ。
「ありがとな」
「えへへ、お兄ちゃん(の魔力)とってもおいしいのぉ」
今のセリフは?ん、アウト?ですよねぇ
「じゃぁお兄ちゃん、またね」
「ん、帰るのか?」
「うん、これするのスッゴイ魔力つかうんだよ」
「ふぅ~ん、そうなのか。じゃぁまたな」
「うん、じゃぁねぇ~」
「あ、龍脈って呼びにくいから“リミ”って呼ぶね?」
「うん、だーじょーぶだよ」
リミは透けるように消えていった。
ドタドタドタドタ
「今の魔力はなんだ!!!」
それは階段ですれ違った銀髪の美人だった
「………」
「………」
「………あ、あの」
「きゃぁぁぁあああ!!!!変態ぃぃぃいい!!!!死ねぇぇぇええええ!!!」
彼女はノータイムで氷属性最上級魔法“絶対零度”を明らかな魔力過多で放ってきた。




